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【RIZIN】グスタボが右一発! ノジモフを初回KOで8年ごし悲願達成の新ライト級王者に、平本蓮の強烈打撃にも皇治は倒れず勝敗無し、平本は9月「久保優太、俺とやれよ」、高木凌がカイウェンを右で沈める、太田忍が金太郎に肩固め、ケイトがペレスに判定勝ち、宇佐美が雑賀に打ち勝つ、カファロが松嶋こよみを極める、ダイキが梅野を三角絞め、ジョリーがK-1児玉に腕十字

2026/05/10 11:05
 2026年5月10日(日)GLION ARENA KOBEにて『RIZIN.53』が開催された。 グスタボがノジモフを128秒 KOで悲願のライト級ベルト獲得 ▼RIZINライト級(71kg)タイトルマッチ 5分3R ※選手名からインタビュー×イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)13勝4敗 70.95kg[1R 2分08秒 KO] ※右フック〇ルイス・グスタボ(ブラジル)16勝4敗 70.70kg※グスタボが新王者に  ノジモフは、2023年11月にRIZIN初参戦となったアゼルバイジャン大会でフェザー級でホアレス・ディアに判定勝ち。24年4月『RIZIN.46』で日本デビューし、山本空良を2R TKOに下した。25年6月の新居すぐる戦では前蹴りを顎に突き刺す衝撃的な1R KO。  大晦日に当初、ブラックパンサー・ベイノアとの対戦が予定されていたが、ライト級王座決定戦の挑戦者であった野村駿太の負傷欠場を受けて一階級上の挑戦者に抜擢。王者ホベルト・サトシ・ソウザのタックルにヒザ蹴りを合わせて、13秒KOでライト級王座を獲得した。今回のルイス・グスタボ戦が初防衛戦となる。「ライト級」での真価も問われる2戦目となる。  グスタボは、2018年8月の『RIZIN.12』が初参戦。矢地祐介、大原樹理、武田光司、堀江圭功を相手に4連勝後、2024年9月に王者 ホベルト・サトシ・ソウザに挑戦。1R 左ストレートを被弾してのパウンドでTKO負けで戴冠ならず。2025年3月には野村駿太との試合で3R偶発的なバッティングにより試合続行不可となりテクニカル判定負けでキャリア初の2連敗。26年3月の前戦で桜庭大世の顎を打ち砕く2R TKO勝利で復活を遂げた。ノジモフとのストライカー対決で悲願の王座獲得なるか。 ノジモフ「ファンの皆様こんにちは、応援ありがとうござい ます。グスタボ、あなたはいつかチャンピオンになるかもしれません。でもそれは明日ではありません。私が誓って言えます。皆さん、明日是非会場に来て、どうぞこの試合を目に焼きつけてください。お願いします」 グスタボ「日本に来れて嬉しいです。皆様のエネルギーを感じられてここにいられることがとても幸せです。人生をかけて今日のために、明日の試合のために練習してきたので、明日は絶対にベルトを獲ってブラジルに持って帰ります」  リングインし、ベルトを右手に咆哮したノジモフ。リーチでノジモフがグスタボを10.5cm上回る。 ウズベキスタン、ブラジル両国国歌斉唱。  1R、ともにオーソドックス構え。先に中央を取るノジモフ。グスタボはサークリング。ノジモフは後ろ廻し蹴りを見せる。グスタボも左フックで押し戻すが、圧力をかけるのはノジモフ。グスタボは左右で押し戻し。左から右のグスタボを頭を動かしてステップバックでかわしたノジモフが右前蹴り。  左ボディストレートも。しかし押し戻したグスタボは歩くように右フック! ダウンしたノジモフにパウンドでレフェリーが間に入った。1R 2分08秒 KO。新王者が誕生。  2018年の初参戦から8年ごしの戴冠。ヴァンダレイ・シウバばりの歩いてのフックで悲願のベルトを腰に巻いたグスタボは涙、「言葉にできないぐらい幸せです。そして今日は母の日なので、この勝利を母に捧げたいです。父がこの自分の勝利を見せてくれたらよかったんですが、父は残念ながらもういないのでとても残念です。でもとても嬉しいです。今、『日本で絶対チャンピオンになる』と言って、それが実現して本当に本当に幸せです。いつも日本のファンの方、あの温かく応援してくれてとても嬉しいです。ありがとうございます。 一番感謝したいのは自分自身です。自分自身がこれまでどれだけ練習場重ねてきたか、辛い練習、どれだけ大変な思いをしてきたかというのを一番知っているのは自分です。そして母と兄弟、それから愛する皆さんのために今日戦いました。応援してくれてありがとうございます。本当にとても嬉しいです」と語り、勝利のシャパンシャワーを浴びた。 [nextpage] 平本蓮の強烈打撃にも皇治は倒れず勝敗無し ▼RIZINスタンディングバウト特別ルール 3分3R(無差別級)※10オンスグローブ着用 ※判定無し―平本 蓮(剛毅會)79.85kg ※選手名からインタビュー[時間切れ 勝敗なし]―皇治(TEAM ONE)68.60kg  平本は2014年11月、高校1年生でK-1甲子園2014優勝を果たし、15年にキックボクシングでプロデビュー。K-1、 Krushのリングで活躍し、17年にはK-1ライト級世界トーナメント準決勝でゴンナパーを破る大金星を挙げ準優勝。18年には、日本人選手相手に無類の強さを誇ったゲーオから2度ダウン奪い、初めてゲーオをKOした日本人として伝説越えを果たした。その後、K-1のリングから離れる。  19年末、BELLATOR JAPANにキックボクシングルールで電撃参戦し、芦田崇宏から1Rに3つのダウンを奪う白星。MMA転向を表明したのち 20年大晦日、萩原京平相手にMMAの洗礼を受けデビュー戦は黒星発進。米国修行を挟み約1年3カ月ぶりとなった22年3月の復帰戦では鈴木千裕相手に判定負け。その後は鈴木博昭、弥益ドミネーター聡志に勝利しMMA2連勝を飾る。大晦日にはスタンディングのエキシビションで出場し、梅野源治を左フックでダウンさせた。23年4月には元王者の斎藤裕を相手にスプリット判定で惜敗を喫し、大物狩りならず。その後も剛毅會で鍛錬を積み、約8カ月ぶりの再起戦となった23年大晦日、YA-MANとフルラウンドの激闘の末、判定3-0勝利。  24年7月、かねてより熱望していた朝倉未来と対戦。1Rに左ストレートをヒットさせパウンドTKO勝利を飾った。その後、現役引退を表明し競技を離れていた朝倉未来の復帰を受けての再戦が大晦日のリングで発表されるも、25年5月に用意されたその舞台は負傷欠場。26年4月の会見で1年以上を経て待望のMMA復帰が発表されたその矢先、今回これまでも舌戦を演じてきた皇治を相手にスタンディングバウトに臨むことが決定。打たれ強さを誇る皇治との“肩慣らし”で、9月大阪京セラドーム大会でのMMA復帰戦に向けて、怪我の回復のみならず、さらなる磨きのかかった打撃を見せつけるか。  皇治は、K-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント第3位、ISKA世界ライト級王者。父の影響で4歳から始めた日本拳法、空手で好成績を残す。16年よりK-1を主戦場に、スタミナを最大の武器に、武尊らと激闘を繰り広げると「大阪に皇治あり」を満天下に知らしめた。20年7月にRIZIN電撃参戦を発表すると、9月に那須川天心、大晦日には五味隆典と対戦し、一躍注目を集める。21年開催のキックトーナメントでは白鳥大珠に決勝で敗れ準優勝。その大晦日にはYA-MANに判定負けを喫した。22年3月の再起戦で梅野源治に勝利すると、その後はHEATや3150ファイトで激闘。次なる標的をフロイド・メイウェザーに定めると、9月に用心棒のジジをKO、11月には秘蔵っ子のイングラムとドバイでエキシビションマッチを行った。23年4月には地元大阪で同じくK-1から転向した芦澤竜誠に判定で敗れ引退を示唆。  その後、6月にMMA転向を発表し、大晦日、三浦孝太相手にMMAデビュー戦で三浦の代名詞たるサッカーキックを連打しTKO勝ち。24年7月には同じくキックから転向した芦澤竜誠とMMAで再戦したが判定で敗れ、ルールセットを変えてのリベンジとはならなかった。25年3月、当て逃げの疑いで書類送検されると、5月の東京ドームで禊の一戦よろしく体重差30kg以上の反則王シナ・カリミアンとスタンディングバウト特別ルールで対戦し、勝敗なしのドロー。  これまでボクシング形式のエキシビションは1勝1敗4分で、今回再びRIZINスタンディングバウト特別ルール(判定無し)での参戦、かねてより因縁のあった平本と遂に拳を交える。キックでの戦績はもちろん、MMAキャリアも先を行く平本相手に、ほぼホームグラウンドと言える神戸の地で、泥臭くも、不屈の闘志と漢気溢れる試合で、会場を魅了するか。  無差別級戦で68.60kgで計量の皇治は、「皆さんこんにちは。すごい人やね。明日はこの白豚、しばき回そうと思います。応援よろしくお願いします」と挨拶。11.25kg重い79.85kgで計量の平本は「明日は俺が一番盛り上げます。はい。楽しみにしていてください」とマイクで語ると、退場際の皇治の尻に後ろから蹴り。  尻餅を着いた皇治は、「これは絶対、ステロイドしてる。(観客席に座った平本に)そ……、お前もうなかなかエグかったで、ホンマ。皆さんよろしく。こういうね、セコいことしかできんね、この薬の子はもう。みんな明日ね。バイバイ」と苦笑して壇上を降りた。  1R、サウスポーの平本に皇治は左斜め前に入りながらのジャブ、ワンツー。正面に立つと平本の左ストレート、左ボディが襲う。平本のワンツーに右ストレートを返す皇治だが、両者ともヒットはない。ジャブで前に出ようとする皇治へ平本が左ストレートを何度も放つ。さらに左ボディ。  平本の飛び込みのワンツーは皇治がダッキングでかわす。皇治は頭を下げて入ろうとするが、そこへ平本は左ストレートを打って入らせない。頭を下げて突進する皇治は右フックを打って回り込む。平本の左ストレート、火だろボディストレートにロープを背負う皇治だが左フックで平本をけん制。  2R、どっしりと構える平本。皇治は左斜め前に入って平本の前足外をとってジャブ。平本は左へ動くと左フック。皇治が入って来るところへ徹底的に左ストレートを打ち込む平本。平本の左ボディに右フックを返す皇治。平本のジャブに皇治が右フックを返してヒットを奪う。  ジャブで前に出る皇治だが、すぐに平本が左ストレートで押し返す。入ろうとする皇治に強い左フックを打つ平本。平本はジャブを連打すると左ストレート、皇治の右ストレートはサイドステップでかわす。左を当ててはすぐに離れる平本に皇治は翻弄された形。  3R、平本はこれまでよりも広くスタンスをとり、ステップインして強烈な左ボディ。ジャブ、左ストレートで皇治を近づけさせず左ボディ。それでも皇治は右ストレートを出して前へ出る。低い体勢から右ボディ。平本はジャブ、左フックを打ってすぐにポジションを返る。  皇治は右ボディ、平本は左フック、左ボディ。皇治の入り際に左フック。皇治も負けじと右を打つが、平本はサイドへ動く。オーソドックスへのスイッチもする平本。左ストレートに右フックを返す皇治は、右ボディのリターンで平本の左ストレートをもらっても舌を出して前へ出る。  強烈な平本の左フックにバランスを崩す皇治だが、すぐに前へ向かっていく平本は左ストレート、右フックとパンチをまとめるが皇治は右を返そうと前へ出た。終了のゴングが鳴ると両者グローブを合わせた。  ルールにより、KO・TKO決着ではなかったため勝敗は無し。2人は並んで記念撮影に応じた。  先にマイクを持ったのは平本「皆さんお久しぶりです。皇治選手が体重全然違うけど受けてくれてありがとうございます。今日はカネロとクロフォード戦を意識しました。つまらなくてすいません。9月が本番なので。久保優太! 俺とやれよ、ぶち殺してやるよ!」と、9月の復帰戦の相手に久保優太を指名してリングを降りて行った。  続いて皇治が「すいません、クロフォードとカネロの試合を意識しました。すいません、ステロイドチェックの結果が出ました。ひらもっちゃんはステロイドしてないです。きっとナチュラルに強いと思いました。昨日、ひらもっちゃんに蹴られたけれど、皆さん責めないでください。僕はあのおかげで火が点いて頑張れました。ケツに火が点いったってやつですね。あれがなかったらヤバかった。ひらもっちゃん強いです。ただハゲチャビンが打たれ弱いだけです。あれ、どうしようもなく弱いから。ひらもっちゃんの方が断然強い。ハゲチャビンは俺より弱いから。いつでも来なさい。1秒で倒れちゃうから。あの子にプレゼントする枕が発売中なので買ってください」と、平本は強かったとして朝倉未来をディスる。 「皆さん、アンパンマンを見直してください。俺も私生活でカスだけど、格闘技では嘘をつかないです。僕は37だけどまだまだいけますよね? ハゲチャビン倒して辞めようと思います。不甲斐ない試合してばっかりですけれど、皆さんの応援があって成り立っています。情けない男でもどんくさい男でもいいです。生んでくれた母親、女性は大事にしましょう、おかあさんありがとう」と、朝倉未来を倒して引退すると宣言し、母の日にちなんで母へメッセージを送った。 [nextpage] 高木がRTU帰りのカイウェンをゴールデンライトで沈めて3連勝 ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R〇高木 凌(フリー)11勝3敗 65.90kg[1R 1R2分40秒 KO] ※右ストレート ×リー・カイウェン(中国/Haosheng fight gym)16勝8敗 65.95kg  高木は、PANCRASEから23年10月、RIZIN初参戦。いきなり強豪ビクター・コレスニックと対戦し、判定負け。24年4月RIZIN2戦目で西谷大成を得意の右ストレートでマットに沈めRIZIN初勝利。9月には萩原京平を1R リアネイキッドチョークに極めて一本勝ち。25年5月、超新星・秋元強真との新世代対決で判定負け。  米国修行を経て、9月にPANCRASE王者の三宅輝砂に判定勝ち。26年3月、木村柊也とのストライカー対決では木村の目の負傷により判定勝ち。今回、コレスニック戦以来の国際戦に挑む。  カイウェンは、レスリングベースながら、右の拳を武器に打ち合い上等のスタイルと風貌から「中国の五味隆典」と呼ばれる。14年9月、CKFでプロデビュー。同年よりONEに参戦し、12月ONEフェザー級北京トーナメント優勝。4連勝後の16年4月、マーティン・ニューイェンに1RKO負けでONE初黒星。ONEで9勝3敗後、23年5月より「ROAD TO UFC」(RTU)シーズン2出場。8月の準決勝で神田コウヤに判定勝ちも24年2月の決勝で体重超過の末にイー・ジャーに1R一本負け。UFC契約とはならず。 その後国内団体で2連勝し、25年5月より「RTUシーズン4」に参戦。8月の準決勝で中村京一郎に判定負け。今回、1年9カ月ぶりとなる再起戦で、RIZINデビュー。RIZINフェザー級戦線で世界のものさしとなる存在が、初参戦となる。「PRIDEが好きだった。RIZINルールセットは自分に向いている」という。  1R、向かい合うと一回り大きくなった高木。ともにオーソドックス構え。中央を取る高木が右カーフ。カイウェンは左ハイから右を振る。右前手でプレスをかけて左を振るが、高木は右回りで左関節蹴り。左ハイ。右ヒザからそのまま右を突く高木。カイウェンに詰めさせない。高木はステップを踏んで距離を取ると、カイウェンの左に打ち下しの右ストレートを被せてダウンを奪うと、パウンド! KO勝ちした。  試合後、高木は「楽しめましたか? 母の日、千葉から母ちゃんが見に来てくれています。『勝ったよ!』。9月、出させてください。誰でもいいのでやらせてください」と大阪ドーム出陣をアピール。塩田GOZO代表を肩車した。 [nextpage] 怪我から復帰のTBJ太田忍が、ATT金太郎に肩固めで一本勝ち「ここで僕が流れを止めた」「サバテロに絶対やり返す」 ▼RIZINバンタム級(61kg)5分3R〇太田 忍(THE BLACK BELT JAPAN)8勝5敗 60.95kg[2R 4分25秒 肩固め]×金太郎(アメリカン・トップチーム)16勝16敗2分 60.95kg  太田は、16年のリオ五輪グレコローマン59kg銀メダリスト。20年大晦日にRIZIN初参戦にしてプロMMAデビュー戦で所英男に一本負けも、2023年大晦日に芦澤竜誠、24年4月に牛久絢太郎、6月Bellatorでロジャー・ブランクに勝利し、自身初の3連勝。  しかし、9月の元谷友貴との2年ぶりの再戦で、3Rに自身のテイクダウンを切り返されてバックからワンハンドチョークを極められリベンジならず。  25年5月の前戦では、現王者のダニー・サバテロのRIZINデビュー戦を迎え撃ち、3R、自身のタックルでサバテロをスラムしたが、サバテロに身体を捻られて頭をマットに打ちつけ、パウンドを被弾、TKO負けを喫した。ここまでATT勢に2連敗のなか、同じくATTで攻略方法を研究してくる金太郎を相手に、1年ぶりの再起戦・そしてリオ五輪から10年目の進化を見せることが出来るか。首とヒザの怪我からの復帰戦でもある。  金太郎は、PANCRASEから2020年2月にRIZIN初参戦。2勝1敗で迎えた井上直樹戦で判定負けを喫すると、元谷友貴、堀口恭司、石司晃一を相手に4連敗。ATTへの出稽古を始めて、2024年3月にダイキ・ライトイヤーに判定勝ちで2年9カ月ぶりに再起を遂げるも秋元強真、ヤン・ジヨンにTKO負けで2連敗。ATT所属となり、2025年11月にリ・ユンフォンを1R ヒールフックに極めて1年8カ月ぶりの白星を掴んだ。半年ぶりのRIZINの舞台でも"マサカリ殺法”で豪快な勝利を収め、連勝街道に乗りたい。  1R、サウスポー構えの金太郎に、オーソの太田。インローを打つ太田に金太郎も返す。左ハイの金太郎は空振り。太田も右ハイを見せる。  左を伸ばす金太郎。じりじり詰める太田の入りをかわす金太郎。右ミドルからの入りに左を合わせに行くが、組んだ太田はボディロックテイクダウン。無理せず下でガードを作った金太郎。パウンドに右で差して立ち上がり。  左ローの金太郎。右を振って組んだ太田は崩しから右を連打にコーナーに詰めてグラウンドヒザ! 連打にフックガードを作る金太郎。亀から立つ金太郎にがぶりの太田だが、頭を上げた金太郎は左右で前に出る。  2R、太田の入りに左を合わせる金太郎だが、次はそこにカウンターのダブルレッグテイクダウンの太田。金太郎は脇差し立ち上がり。  スタンド。圧力をかける金太郎。スイッチして右カーフを当てる。左のオーバーハンドから右を強振する金太郎に太田は回ってボディロックテイクダウン。ハーフの金太郎に左で差して右ヒジ。右を差し替えようとした金太郎に太田はすぐに左で差して押さえ込み。右足で金太郎の左腕をピンしてから肩固め、サイドに出てタップを奪った。 「忘れていた」とコーナーに登ってみせた太田は、リング中央に戻り、周囲に感謝の言葉を述べると「ウチのチーム(THE BLACK BELT JAPAN)、今日、UFCで平良達郎が負けて、DEEPで平松(翔)と(杉山)空が負けて連敗しましたが、ここで僕が一本勝ちで流れを止めたのでここから大連勝していくと思います。 1年以上ぶりの試合で、5月に4万人の前でサバテロに恥をかかされて──自分が悪いんですけど──ヘルニアや前十字靭帯を怪我して、正直戻ってこれないとも思ったけど、サポートしてくる人の顔を毎日寝る前に思い出して戻って来ることができました。皆さんも何かしら上手くいかないこともあると思いますけど、こんなヤツもいると思って励みにしてくれたら嬉しいです。ここから3連勝、4連勝して絶対にサバテロにやり返すんで。バンタム級でサバテロに勝てるのは僕しかいないと思っているんで、よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] 左の打撃当てるケイトが寝技師ペレスにフルマークの判定勝ち「可愛い」の声に「可愛いだけじゃダメです、ほんとうに」 ▼51.0kg契約 5分3R〇ケイト・ロータス(フリー)10勝8敗 50.85kg[判定3-0] ※30-27×3×ケイティ・ペレス(米国)7勝11敗 50.35kg  ケイトは、空手の型で活躍後、柔道を経験。2020年12月、DEEP JEWELSでプロMMAデビューすると、2024年7月の『超RIZIN.3』のRENA戦でRIZIN初参戦。2R TKO負けもSBの女王相手に善戦。  2024年11月のDEEPで空手世界王者の月井隼南を2R リアネイキドチョークに極めて再起を遂げると、25年5月のRIZIN韓国大会でシン・ユリに判定勝ち。9月、DEEPで富松恵美をパウンドアウト。さらに11月のRIZIN神戸大会ではイ・ボミとの激しい打撃戦を制し、4連勝をマークする。  26年3月の前戦『RIZIN.52』では、DEEP王者の大島沙緒里と対戦し、グラウンドでコントロールされ判定負け。連勝がストップした。RIZINでもDEEPでも再び王座戦線に向かうために、連敗は許されない地元大会参戦だ。28歳。  対するケイティ・ペレスは、空手・柔術黒帯から2018年にアマチュアMMAの試合に出場し、4勝1敗。25歳の19年に『CFFC』でプロMMAデビューし、以降、7勝10敗。20年2月のHFCでは三角絞め、10月のMTFではリアネイキドチョークと、2試合連続一本勝ち。21年6月にIivicta「アトム級フェニックストーナメント」に参戦すると、RIZIN&BellatorでRENAと1勝1敗のリンジー・ヴァンザントに腕十字を極められ、1R 一本負けで初戦敗退。  続く8月のInvictaでは、のちにONEで澤田千優と対戦したナタリー・サルチェードに判定負けで2連敗を喫した。その後、Combate Globalで2勝5敗。24年6月よりKOTCに参戦し、RIZINでRENAと対戦したアンディ・ウィンを2R 腕十字に極めるなど2試合連続一本勝ち。25年5月の「FSFアトム級(47.6kg)王座戦」では5Rにボディを効かされTKO負けで戴冠ならず。12月のFACではメインイベントでエル・ドーソン(※6勝1敗・唯一の黒星はJEWELSに出場したセリーヌ・ハガに判定負け)にスプリット判定負けで2連敗に。  しかし、26年2月のフランスSFCでは、ストロー級(52.2kg)でアリス・ミシャルキエヴィッチを2R リアネイキドチョークに極めて一本勝ちで再起を遂げている。51kgでRIZIN初参戦となる今回、7勝中6つの一本勝ちを誇るサブミッションで、スーパーアトム級(49kg)戦線に名乗りを挙げるか。32歳。  ペレスはグラップラーだがレスラーではなく、組んで下になって仕掛けてスイープでトップ、バックからの絞め、腕十字が得意パターン。一方で打撃は組むためのもので被弾も少なくない。ケイトとしては、進境著しいサウスポー構えの打撃でペースを握り、組んでも受けの強い寝技で、強いベースでトップから削りたい国際戦だ。  1R、サウスポー構えのケイトは右に出て左ボディ。オーソで立ち合うペレスは、右インローからシングルレッグでハーフにして引き込みへ。正面に回るケイトが上に。ペレスはフルガードから四角に組んで三角・十字狙いも、上半身を入れてパウンドのケイト。立ち上がったケイトに組んだペレスは左で差して煽る。  四つから体を入れ替えてヒザのケイトだが、ペレスはシングルレッグテイクダウン。そこにバックを狙うケイトが足を差し入れてバックからボディトライアングルでパウンド。  2R、左を当てて前に出るケイト。さらにペレスをロープに詰めて左ヒジも。クリンチボクシングのペレスに右手を伸ばしたケイト。それがアイポークに。中断、再開。  右外足に出て、左を当てて左ハイのケイト。さらにヒザ蹴り。下になるペレスに入って行こうとするがセコンドは待てと指示。さらに左の攻撃に引き込むペレスは下からボディトライアングル。そこにパウンドのケイト。ペレスは腰に足を置いてハイガードも狙うが、すぐに察知するケイトは、ペレスがクローズドになるとヒジ。  ペレスは腰を切って腕十字に。しかしケイトがヒジを抜くと、立ち上がり。スタンドで待つケイトの左ヒザを掴んでテイクダウンのペレスにケイトは下から三角絞め、ヒジを突く。  3Rも左の打撃を当てるケイトは左ヒザを突いてペレスの組みにバックに。ボディトライアングルからリアネイキドチョーク狙い。ペレスのアゴを上げて左腕を差し込むが組ませないペレスが亀に。バックマウントから殴るケイトは、ボディトライアングルのままマウントに移行も。その際でトップを奪う。  下から三角を狙うケイトをかつぎパスでサイドを奪うペレス。グラウンドヒザのペレス! ブリッジのケイトに合わせてリアネイキドチョーク狙いも腰をずらしてトップを奪ったケイト。ハーフからサイドに出るろヒザを頭に。ペレスが足を戻すと、パウンドで飛び込むケイトは声をあげながらパウンドでゴング。  判定は3-0(30-27×3)のフルマークでケイトが勝利。場内からの「可愛い」の声に「可愛いだけじゃダメですね、本当に。前回からもっと、2カ月間で積み上げてきたものを出したかったんですけど。やっぱ(地元で)硬くなっちゃいますね。一旦勝ったんで、もう1回レベルアップしてこの舞台に戻ってきます。あと一つだけ。今日5月10日、母の日なんで、今日の勝利はいつもいろいろ手助けしてくれているお母さんに送りたいと思います。あと、全国のお母さん、いつもいろんなことを支えてくださってありがとうございます。お母さんたちがいなかったら、こうやって自分も舞台に立つことはできないんで、これからも迷惑かけると思うんですけど、よろしくお願いします。ほんとう今日はありがとうございました」と語った。 [nextpage] 宇佐美が雑賀ヤン坊との打ち合い制す「見とけよ、ライト級かき回すから!」 ▼RIZINライト級(※71.0kg)5分3R×雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA FIGHT SPORTS GYM)14勝8敗 70.80kg[1分31秒 TKO] ※左フック→サッカーキック〇宇佐美正パトリック(Battle-Box)9勝5敗 70.90kg  雑賀は、前PANCRASEライト級王者。183cmの長身から繰り出される鋭い打撃、特に右ストレートを武器にKOを量産、「やるか、やられるか」の完全決着型・激闘ファイター。  6歳から12歳まで空手を習い、26歳でDOBUITA入門。17年8月のFighting NEXUSでプロデビュー。19年7月からPANCRASEに参戦し、2連勝後の20年9月、林源平を1R 横須賀アッパーでKO勝ちで暫定王座獲得。21年12月、久米鷹介との王座統一戦で逆転一本負けで正規王座を逃す。22年4月にRIZIN初参戦。江藤公洋に2R TKO負けで初の2連敗。23年4月には緊急参戦でアブドゥルカリコフに1R KO負けを喫した。  12月のPANCRASE次期挑戦者決定戦で粕谷優介に判定勝ちで再起。24年3月に王者アキラを1R 右ハイキックによるKOで王座奪取。5月にはROAD TO UFCのワンマッチでキ・ウォンビンと激闘の末に2R TKO負け。24年9月、久米と再戦し、左フックでダウン奪いTKO勝ちでリベンジ達成とともに王座初防衛に成功した。25年4月には天弥との「日本ライト級最強ストライカー対決」で3R TKO勝ち。11月の『RIZIN LANDMARK 12』でヌルハン・ズマガジーの左ハイを被弾し、ダースチョークで一本負け。  大晦日、緊急参戦でブラックパンサー・ベイノアを2R 左ハイキックでKOに下し、RIZIN初勝利を果たした。3月14日、PANCRASE361で3度目の防衛戦でラファエル・バルボーザのヒジでカットによる2R TKO負けで王座陥落。国際戦で厳しい結果が続くなか、今回の再起戦で、これまでKO・TKO負けのないパトリックを相手に、MMAストライカーとしての経験値の差を見せつけて、世界の強豪たちへのリベンジへと突き進むか。35歳。  対する宇佐美正パトリックは、5歳から始めた極真空手で数々のタイトル獲得後、ボクシングに転向。中学でU15全日本大会2連覇、高校では国体、IH、全国選抜それぞれ2度優勝、高校6冠達成。LDH主催『FIGHTER BATTLE AUDITION』への応募を機にMMA転向。21年9月の修斗でプロMMAデビュー以来、強烈な左フックを武器に3連勝を飾る。22年4月の『POUNDSTORM』で大尊伸光に判定負けでMMA初黒星。22年6月の『ROAD TO UFC』で減量失敗で出場機会を逃す。  22年10月にRIZIN初参戦で、佐々木信治にTKO勝ち。大晦日には同じ極真出身のベイノアを1R 左フックで失神KOに下す。キレと爆発力ある打撃を武器に快進撃かと思われた矢先、23年4月、キム・ギョンピョに1R 一本負け。9月にはキックルールで安保瑠輝也に判定負け。24年6月には徳留一樹を1R 右フックKOで連敗脱出した。しかし、9月に矢地祐介に判定負け、12月のDEEPで西川大和に判定2-3で敗れ2連敗に。その直後の大晦日、細川一颯を技術で完全に凌駕し2R KO勝利した。25年5月の韓国大会ではキム・シウォンに判定勝ち。  11月の神戸大会では矢地を初回TKOに下した桜庭大世と対戦。3R、桜庭の内ヒールからのヒザ十字にタップアウト。キャリア2度目の一本負けを喫した。再起戦の今回、180cmの自身より身長で3cm、リーチで9cm長いスライカーの雑賀を相手に得意のボクシングテクニックを駆使して雑賀の“横須賀アッパー”を完封するか。手とともに足の打撃もうるさい雑賀をKOして、“ライト級日本人最強ストライカー”の称号を自身のものとしたい。25歳。  1R、ワンツーで圧力をかけて右で差して組む雑賀、ここでテイクダウンを許さず離れる宇佐美は右を当てるが、雑賀は右を返す。宇佐美はステップでかわしながら打ち返す。  組みを混ぜずに立ち合いに応じる雑賀。近い距離で互いの左右が交錯。詰めて右の動きでタメを作った宇佐美に、雑賀は右アッパー。しかしそこに宇佐美は左フックを振り抜きダウンを奪うと、サッカーキック。すぐにレフェリーが間に入った。  宇佐美はマイクを持つと「これからの試合見とけよ! これが俺の始まり。ライト級かき回すから!」と絶叫した。 [nextpage] 実力者カファロが松嶋こよみに腹効かされるもスクランブルで首極め一本勝ち「平本ちゃーん」 ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R ※選手名からインタビュー×松嶋こよみ(IDEA ASAKUSA)15勝8敗 65.50kg [3R 2分23秒 ブルドッグチョーク]〇ライアン・カファロ(米国/Nick Catone MMA)15勝6敗 65.90kg  松嶋は、5歳から習い始めた極真空手は黒帯。並行して8歳からは柔道(15歳まで)、12歳からレスリングを、いずれも憧れのMMAで戦えるようにと鍛錬してきた。21歳よりMMAを始めると、15年2月に修斗でプロデビュー。同年度の新人王を獲得。16年にはフィリピン開催のPXCでロランド・ディにKO負けでキャリア初黒星を喫した。16年9月、PANCRASEに初参戦し、牛久絢太郎に一本勝ち。2018年4月にISAOとフェザー級暫定王座を争うも反則のグラウンドヒザで戴冠ならず。2018年9月からONEに参戦し、マラット・ガフロフ、クォン・ウォンイルに連勝。2019年8月に王者・マーティン・ニューイェンに挑戦も2R TKO負けで王座獲得ならず。ONE3勝2敗でUFCとの契約を目指し、自身も分岐点と語る22年10月のROAD TO UFC(RTU)に参戦。  RTU準決勝でイージャーに接戦の末、スプリット判定負けを喫し悔しい結果に。海外の強豪と戦い再び世界に向かう再起の場として、23年7月のDEEPに参戦したが、相手の欠場を受け緊急参戦となった劉獅と68kg契約で対戦し、1R TKO勝ち。24年1月のTOP BRIGHTSではカルシャガ・ダウトベックと対戦。強烈な左フックに沈み1RKO負けの結果に。再起戦となった7月のGLADIATORではフェザー級挑戦者決定トーナメント1回戦でソドノムドルジ・プレブドルジに2R左ヒザで KO勝ちで準決勝に進むも、LFAと契約が決まりトーナメント離脱した。  ビザの問題でLFAデビュー戦が決まらないなか、25年8月のKNOCK OUTに電撃参戦、究極打撃格闘ルールとして注目を集めるUNLIMITEDルールで中国のジャン・チャオと対戦し、判定勝ちを収めた。プライムタイムにありながらタイミングや契約に左右され、もどかしい時間を過ごすなか、11月のRIZINに電撃初参戦で元フェザー級王者のケラモフと対戦予定も、相手がウィルス性胃腸炎を罹患し、無念の試合中止。12月、KNOCK OUTにUNLIMITEDルールで再び参戦し、漁鬼に判定勝利を果たした。仕切り直しのRIZIN参戦で、CFFC王者ライアン・カファロを相手にその実力を国内外に知らしめることができるか。  韓国人の母と米国人の父のミックスであるライアン・キム・カファロ(米国/Nick Catone MMA)は、ニュージャージーでニック・カトーネ、ヒカルド・アルメイダとマーク・ヘンリーらに師事し、エディ・アルバレスのセコンドにつくなどコーチとしてもMMAを追求。憧れの選手に地元のスーパースター、フランキー・エドガーを挙げる。 “コリアン・サンダー”の異名を持ち、回転系の打撃、ギロチンチョークをはじめとする多彩な絞め技で一本勝利を量産するArt of Warフェザー級王者、現CFFCフェザー級王者。両親が武道をやらせたいと考え、7歳のときに6カ月間、テコンドーのルーツのひとつで唐手道(タンスドー)を習った経験を持つ。高校時代はいじめに遭ったがウェイトトレーニングとレスリングを始めて状況が一変。高校レスリング地区大会で3位入賞の成績を残す。その高校時代にPRIDEやMMAの映像を観たことから世界の舞台を夢見る。プロのムエタイも2試合経験し、ブラジリアン柔術紫帯。  アマチュアMMAで好成績を残し、XFEではベルトを獲得。13年11月、Bellator でプロデビュー。プロ3戦目15年9月よりCFFC参戦。17年12月にニンジャチョークでジャレッド・メルカドを極め4連勝すると、18年5月にMaverick MMAのフェザー級王座に挑戦したがスコット・ヘックマンに判定負け。19年3月にCFFCでの再起戦にも敗れプロキャリア初の2連敗。1勝1敗を経て、1年8ヶ月ぶりとなる試合となった21年7月以降、Art of War Cage FightingやStellar Fights、主戦場のCFFCで3連勝すると、23年9月のArt of War Cage Fightingで空位のフェザー級ベルトをかけてマット・ターンブルと対戦、2R肩固めに極めてベルトを獲得し4連勝目を飾る。12月にクリスチャン・ロペスにスプリット判定負けで王座陥落。参戦予定のムエタイマッチの中止を経た24年9月、247 FCのジャスティン・パットン戦がアイポークで無効試合に。  25年3月のCFFCで再起を遂げると、続く5月、無敗の王者アンソニー・ディレム相手に98%の敗北予想を覆し、グラップリングで上回り4Rマジョリティ判定勝利で、35歳にして王座獲得。12月のCFFCではジャスティン・パットンとの再戦で1R TKO勝利で、初防衛。年齢的にUFC参戦の道が険しいなか、RIZINからのオファーに涙。王者としてRIZINに乗り込む。  思い切りのいい打撃とオーソからのスイッチ、強いテイクダウンは似た部分もある両者だが、松嶋にはレスリングと融合した空手、カファロは左前手の強打に加え、ギロチンチョークの一発もある。もしかしたらケラモフ以上の難敵を相手に、松嶋はRIZINデビューを勝利で飾ることが出来るか。  1R、ともにオーソドックス構え。ローで足を崩したカファロにスイッチからトップを奪った松嶋はがぶりからカファロが得意なギロチンチョークへ。  抜いたカファロにサウスポー構えになると、カファロは左ローで松嶋のバランスを崩す。サウスポー構えで左前蹴りを突く松嶋。シングルレッグにがぶるカファロはグラウンドヒザも立つ松嶋は前蹴り。  さらに左ハイでカファロをグラつかせるとリアネイキドチョークも、腰をずらしたカファロはエスケープ。首相撲から支え釣り込み足で崩す松嶋。そこに再びギロチンも、抜いてトップのカファロ。  ハーフから松嶋を左枕で寝かせるが、ブリッジで返した松嶋はバック狙い。クルスフィックス狙いも仰向けからトップを狙うカファロ。松嶋はセンタク挟みを狙う。  2R、サウスポー構えの松嶋は足払いを狙う。左ハイのカファロに左ヒザを着く松嶋。そこにカファロは右フックを返す。カファロの組みにがぶる松嶋。左インロー。カファロも詰めて左ジャブ。松嶋は跳びヒザも少し粗くなったか。  左ミドルのカファロ。松嶋は左前蹴り。右フックは軸ば流れるがそこから組んだ松嶋。がぶったカファロはヒザ! 頭を上げた松嶋は左三日月蹴りから左ハイ。さらに腹に左の蹴りを突く。  右で前に出るカファロに左を突く松嶋。さらに跳びヒザ! ボディ狙いの松嶋に体を入れ替えるカファロに松嶋も入れ替えてワンツー。  互いにスタミナ使う展開。左インローで崩す松嶋は鼻血。カファロもオーソの松嶋に左インロー。松嶋はサウスポー構えになってシングルレッグも、そこにカファロはアナコンダチョークに。  3R、グローブタッチ。右ミドル、左フックのカファロ。松嶋のシングルレッグを切る。左ハイの松嶋は足払いも残したカファロはバックフィストを当ててボディロックテイクダウンも、押し倒した松嶋。キムラ狙いもトップを取り返したカファロが上に。  亀になる松嶋にサイドバックのカファロ。松嶋はいったん仰向けからシングルレッグで尻を着かせるが、そこに最初は左腕で頭を抱え、松嶋の動きに右手のギロチンに変えたカファロ。松嶋は定石通り対角にパスしに行くが、カファロはニンジャチョーク、仰向けに外そうとした松嶋に最後はリバースのブルドッグチョークでタップを奪った(※試合後カファロは「ドラゴンスリーパー」と語った)。  実力を示したカファロは「謎外国人です。ジャパン、ありがとうございます」と日本語で語り、泣いて笑って、「さてさてさて、平本ちゃ-ん。素晴らしい」と、平本蓮への宣戦布告か、謎の言葉を残してリングを降りた。 [nextpage] ダイキが初回で梅野源治を三角絞めで仕留める ▼RIZINバンタム級(61kg)5分3R〇ダイキ・ライトイヤー(修斗ジム神戸)13勝13敗3分 60.90kg[1R 2分37秒 三角絞め]×梅野源治(PHOENIX)2勝1敗 61.00kg  ダイキは、修斗第13代環太平洋バンタム級王者。24年3月、地元神戸のRIZINで金太郎と対戦し判定負けも12月の修斗で実力者の野瀬翔平をスプリット判定で破り、環太平洋バンタム級王座を獲得。25年5月、世界バンタム級暫定王座決定戦で永井奏多に1R TKO負けで世界王座戴冠ならず。  26年1月の初防衛戦では川北晏生に2R KO負けで環太平洋王座陥落となった。連敗からの再起戦となる今回、MMA3戦目のムエタイ王者・梅野源治を相手に得意の跳びヒザを見せることができるか。  梅野は、16年10月、日本人史上6人目のラジャダムナンスタジアム認定王者となった“日本ムエタイ界の至宝”。21年6月、RIZIN KICK ワンナイトトーナメントでRIZIN初参戦。皇治との試合でバッティングでノーコンテストに。22年3月の再戦で判定負け。23年6月に鈴木宙樹の跳びヒザでKO負け。  10月の再起戦で斎藤祐斗に判定勝ち。24年6月、井フルスイングとのオープンフィンガーグローブマッチで判定勝ち。24年大晦日に大雅を相手にMMAデビュー。判定勝ちで白星発進すると、25年9月に芦澤竜誠とも激闘の末に判定3-0勝利。MMA3戦目の今回、自身のMMAムエタイにさらなる進化を見せるか。  1R、いきなりシングルレッグから四つで組みに来たダイキに梅野は首を抱え込むが、コーナーに押し込まれる。揺さぶりをかけるダイキがテイクダウンに行くと、逆に梅野が倒して上を奪う。  ダイキは梅野の右腕を狙いながら、下からのヒジ。さらに三角絞めへチェンジ。梅野はタップした。  梅野は悔し泣き、ダイキは笑顔。マイクを持った「みんなありがとう、神戸サイコー。ヤバいやろ。こんな素晴らしいチャンスをくれたRIZIN関係者の方、送り出してくれた修斗に感謝します。よく言ってるけどすごい数の応援団が来てくれてほんまありがとう。最高。梅野選手ありがとうございました。MMAでは自分の方がって声も多かったんですが 全然ナメてたわけじゃなくしっかり勝ててよかったです。現役中に目標としているのが、娘のダンスと一緒に入場したいので、チャンスがあればまたお願いします」とアピールした。 [nextpage] ジョリーがK-1の児玉兼慎を腕十字葬「大晦日、篠塚、首洗って待っとけよ!」 ▼62.0kg契約 5分3R〇ジョリー(FIGHTER'S FLOW)4勝0敗 61.95kg[1R 1分11秒 腕十字]×児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)0勝1敗 61.75kg  ジョリーは、新極真会で四至本ジョリー竜馬として活躍。10年間は空手を経験し、県内交流試合で数回優勝。キックボクシング歴3年、MMA5年になる。アマチュア修斗東海選手権バンタム級トーナメント優勝後、18年1月のGLADIATORでプロデビュー。2連勝をマーク。20年に安保瑠輝也のYouTube企画に喧嘩自慢として参加。  22年7月、BreakingDown(BD)に初出場。4連勝で臨んだ5月の日韓対抗戦ではROAD FC出身のパク・ヒョングンに判定0-5で敗れBD初黒星。24年6月にはYUSHIとMMAルールで対戦し、跳びヒザ蹴りからのパウンで1R KO勝ち。怪我から25年3月にBD復帰戦では冨澤大智とMMAルールで対戦、KO負けを喫した。  7月のBDでは秋元強真の兄・優志に判定勝ち。9月よりFIGHTER'S FLOWに所属。大晦日のRIZINデビュー戦で芦澤竜誠を1R 25秒、腕十字に極めた。2戦目となる今回、同じ空手&キック出身の児玉にMMAで上回るか。  児玉は、極真会館全日本高校生空手道選手権大会準優勝、第30回全日本新空手道選手権大会 K-2 GRAND PRIX 2019軽中量級優勝、JAPANCUP2019 -65kg級優勝。20年1月「格闘代理戦争」に魔裟斗軍の選手として出場し判定勝利。11月のプロデビュー以来、Krushを主戦場とする。プロ2戦目で初黒星を喫するも、その後は赤田プレイボイ功輝や昇也らを相手に破竹の4連勝。24年1月、第6代ライト級王者の瓦田脩二に2R得意の右ストレートでダウン奪うと3RにハイキックでKO勝利。12月には第9代ライト級王者の伊藤健人に判定勝利で元王者相手に2連勝を飾る。  25年2月、ライト級ワンデートーナメントで天野颯大に延長判定負けで1回戦敗退。3月にはレオナ・ペタス率いるK-1反体制ユニット「RibelLion」加入。4月、上野空大を3R左フックでKO。5月にはK-1会場でBreakingDown選手と乱闘。25年9月、試合3日前に網膜剥離が発覚しながらも、タイトル前哨戦となる一戦で大谷翔司に判定勝ちでリベンジを果たした。BD上がりのRIZINファイターのジョリーを相手に初挑戦のMMAルールで自身の存在証明を果たせるか。Me, Weでの出稽古で山崎剛氏に師事し、今後は立ち技と二刀流で行くという。  計量では、カード発表会見に続く小競り合いで対立を煽っている。  1R、開始直後に前進した児玉が意表を突くバックキックもローブローに。注意が与えられて再開。前へ出る児玉にジョリーはタックルに入るフェイントも、児玉が左右フック。ジョリーは引き込んで腕十字の体勢に。一度は外した児玉だが、回転しながら極めに行き、児玉は暴れるが腕が伸びきりレフェリーがストップ。  ジョリーはダンスを見せ、児玉は悔し泣き。最後は健闘を称え合った。  マイクを持ったジョリーは「俺、強いっしょ。もう変な当て馬のキックボクサーはやめてもうて、俺のこと潰せるのはMMAファイターしかいないでしょ。次MMAファイター当ててください。そして大晦日、篠塚、首洗って待っとけよ!」と、改めて篠塚辰樹に宣戦布告した。 [nextpage] 平本丈が劣勢からのリアネイキドチョークで逆転勝利 ▼57.0kg契約 5分3R×飴山聖也(ENCOUNTER)9勝9敗 57.00kg[2R 0分27秒 リアネイキドチョーク]〇平本 丈(剛毅會)3勝2敗 57.00kg  23年3月のGLADIATORアマチュア戦以来の再戦。  飴山は、フライ級の枠を超えたハードパンチャーとして、KOを量産。前田吉朗が21年に開設したジムの生え抜きプロ第一号。バックボーンと言える競技経験は持たず、プロレスが好きだったため同じようなことをしてみたいと思い19歳に総合格闘技を始める。  23年3月、大阪で開催のGladiatorに、関西アマチュアMMAからの初出場。平本丈を相手に序盤から積極的に組みに行き、逃がれようとする平本の向き直りに左ストレートでダウンを奪うと、追撃のパウンドで1RレフェリーストップTKO勝利を挙げた。  23年7月のプロデビュー戦以来、DEEP大阪大会に定期参戦。デビュー戦からの2連敗を経て、キャリア3戦目となった24年3月の井上暉也戦で計量オーバーの相手を1Rに仕留めて以降、前田太輝、藤田健吾、松場貴志にも1RパウンドTKO勝利を収め、1年で4連続1R TKO勝利を果たす。25年3月、前田吉朗の地元である香川大会のオープニングファイトに抜擢され、師弟出場でRIZINデビューを果たす。しかし、高岡宏樹に2R一本負けを喫し、連勝ストップ。  再起戦となった6月のDEEP大阪大会では、自身が5歳の頃から活躍してきたベテランの安谷屋智弘と対戦。グラウンドで下からのヒジを当てると相手がカットし、1R終了時ドクターストップによるTKO勝利を収めた。その後、12月の砂田華杜戦は偶発的なアイポークによるノーコンテスト。26年3月のDEEP大阪開幕戦では太一を相手に、面目躍如の1RパウンドTKO勝利を収めた。  持ち前の打撃を見せつけた前戦を経て、3年2カ月ぶりに神戸の地で平本丈と再戦する今回、完膚なきまでの返り討ちを果たし、MMAファイターとしての成長を見せつけるとともに、RIZINフライ級で飛躍してゆくためのジャンピングボードにしたい。  平本は、兄・平本蓮の影響で5歳よりキックボクシングを始める。20年大晦日に蓮がMMAに挑戦した姿に刺激を受け自身も転向。21年、ABEMA「格闘 DREAMERS」をPCR検査が陽性で断念したが、その後に入れ替え戦を一本勝利でチャンスを掴む。最終審査では同じくストライカーの鈴木崇矢と対戦したが、負傷による棄権。その後も兄と共にMMAの練習に励み、23年3月のGLADIATORで飴山聖也を相手に、約2年ぶりの復帰戦にしてアマチュアMMAデビュー。1R、左フックによるKO負けを喫した。23年大晦日、初参戦のRIZINでプロMMAデビュー。YUSHIを相手に左ハイキックでダウンを奪うなど、判定3-0勝利。24年11月、プロ2戦目のDEEPで同じ空手ベースの木村琉音と対戦。1R中盤に腕十字を極められ、一本負けを喫した。  再起戦となった25年5月、田丸辰のMMAデビュー戦に抜擢。キックボクシング二階級王者という大型新人を相手に、MMA経験の差を見せてグラウンドコントロールし判定勝利した。9月、冨澤大智と対戦。打撃に組みを混ぜてバックを奪いチョークを狙うも極め切れず、スプリット判定で打ち負けた。今回、アマチュア時代の対戦から3年2カ月ぶりに同世代の飴山と再戦に。ともにMMAの進化を見せたい一戦で、プロ戦績で先を行く飴山を相手にリベンジを果たせるか。  1R、平本はサウスポーから左カーフ、飴山は左右に動きジャブ、右ボディストレート。飴山はボディにジャブを振りながら顔面を狙う。左フックが顔面に入り、平本は尻もち。すぐに立ち上がるが追いかける飴山の右をもらって大きくバランスを崩す。さらにパンチで追い回す飴山に平本は転倒し、飴山がパウンド、バックからのパンチ連打。  しかし、平本の左フックで飴山もフラつく。ワンツーの打ち合いでも飴山が腰を落とす。バテ気味の飴山だが右フックを強打、平本もワンツーを返す。飴山が右クロスをヒットさせ、組んできた平本を飴山が押し倒してのパウンド。さらにバックを奪う。離れた飴山はノーガードで前へ。飴山の右には平本が左のクロス、さらに左フックも被弾する飴山はフラつくが、右フックを返す。平本の左ミドルを2発もらった飴山は身体をくの字にし、平本はスピニングチョークへ。すぐにゴング。  2R、平本が左ストレート、左三日月で先制。その左三日月を刺され飴山が右わき腹を押さえて一瞬しゃがみ込む。すかさず平本がバックに回り、リアネイキドチョーク。飴山がタップし、平本が逆転勝利を収めた。  涙のあとは大喜びの平本はマイクを持つと「去年、冨澤選手に負けて悔しくて。いろいろ言われたりもして。それでもめげずにやって来たので。僕が負けるとの予想が多かったと思うけど、僕はこれからなので。もっと上に行くので応援よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ローブローで3度中断の波乱の開幕、中川皓貴がウィルキンスに判定勝ち ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R〇中川皓貴(総合格闘技道場Reliable)12勝6敗 66.00kg[判定3-0]※29-27×3×ジェイク・ウィルキンス(リバーサルジム新宿Me,We)4勝3敗 65.95kg  中川は、柔道ベースの第8代GLADIATORフェザー級王者。22年2月、初参戦のRIZINで小島勝志に判定勝ち。同年6月にGLADIATORで原口央にスプリット判定負け。続く23年1月、GLADIATORフェザー級王座決定戦でチョ・ソンビンに1R TKO負け、12月にバットオチル・バットサイハンに判定負けを喫し、アジアの強豪相手に2連敗。24年5月、水野翔との激闘を制し再起を遂げると、7月、フェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝でチハヤフル・ヅッキーニョスにスプリット判定で敗れる。  1年2カ月ぶりのMMA復帰戦となった25年9月、イ・フィジェと68㎏契約で対戦しギロチンチョークで1R一本勝ち。12月に強豪パン・ジェヒョクに判定勝ちで悲願のGLADIATORフェザー級王座初戴冠を果たした。GLADIATOR王者としてFighting NEXUS王者のジェイク・ウィルキンスと戦う。  ウィルキンスは、第2代Fighting Nexusライト級王者。柔道ベースでアマチュアで戦績を重ね、18年4月にはラスベガスのReal MMAでフェザー級王者に。19年、第26回全日本アマチュア修斗選手権優勝。21年7月、Fighting NEXUSでのプロデビュー。河名マストにTKO勝利。その後12月に竹上航平に判定勝ちで2連勝を挙げるも、22年5月にはマックス・コクエイを相手に延長ラウンドで三角絞めを極められ、プロ初黒星を喫した。再起戦となった11月にキム・ハンオルをパウンドで沈めTKO勝利。23年8月、Fighting NEXUS初代ライト級王座決定戦のチャンスを掴むと、ジェロム・レ・バンナをセコンドに迎え岸野“JUSTICE”紘樹と対戦。激闘の末、判定で敗れタイトル獲得を逃した。  24年8月には、コリアン・トップチームのソン・ヒョンソクに判定負けで2連敗に。25年3月にはIMPACT.56戦闘祭に出場し、IMPACT MMAライト級王座決定戦で土屋信志に1R15秒KO勝利。6月にはKNOCK OUTアンリミテッドルールに挑戦を予定するも欠場。  その後Me,Weに所属し、1年ぶりとなる25年8月のFighting NEXUSライト級王座決定戦で体重超過の小川健晴を2Rギロチンチョークに極め、ベルトを獲得した。今回、フェザー級に落としてRIZIN初参戦かつ王者としての初の試合で他団体王者と激突する。  1R、ウィルキンスはサウスポーからのワンツー、中川は回り込んで右ロー。ウィルキンスが右カーフから右フック、中川もワンツーを返す。ウィルキンスは左ミドル。ウィルキンスが左右フックで前に出たところで中川がボディロック、ウィルキンスはすぐにコーナーを背にする。ブレイク。  ウィルキンスの左ハイが中川の頭部をかすめる。左ミドル、右カーフも蹴る。ジャブと右の三日月で距離をとるウィルキンスに、中川は飛び込んでの大外刈りも決まらず。残り30秒は見合う両者。  2R、ウィルキンスの右ミドルを交わした中川はバックを奪い、飛び乗る。ウィルキンスは中川を背負ったまま自分のコーナーへ。中川が足を解除したところで両者離れた。ウィルキンスは左三日月、中川は右ストレートを返す。中川の右が当たり始めるが、ウィルキンスも左三日月とジャブ。ウィルキンスの右の蹴りがローブローとなって中断。  インターバルが与えられ試合再開。ウィルキンスには警告。中川はボディロックで組み付き、ウィルキンスは強引に投げに行こうとするも上になったのは中川。サイドからマウントとなり、パウンドを打ったところでラウンド終了。  3R、いきなり左ハイを蹴るウィルキンス。中川が組んできたところにウィルキンスがヒザを突き上げ、左わき腹に入るも2Rのローブローのダメージか中川にインターバルが与えられる。ウィルキンスは注意。再開後すぐ、中川が飛び込みの右フックをヒットさせ、ダウンしたウィルキンスに横三角絞め、さらにアームロックも狙う。  ウィルキンスが立ち上がろうとしたため横三角を解除した中川はバックに回ってリアネイキドチョークへ。パワーで外すウィルキンスは立ち上がることに成功。前へ出てのウィルキンスの左ハイは空振り。逆転を狙って中川を追い詰めるウィルキンスだったが、右の蹴り上げが急所にかすり、ローブローで中川ダウン。  今度は椅子が用意され、長い中断に。ウィルキンスにはイエローカードが提示された。残り時間は2分33秒で再開。ウィルキンスが右ストレートから左フック、右カーフ。中川は右フックで飛び込む。ウィルキンスは右カーフ、中川はシングルレッグに入るがすぐに離れる。ウィルキンスの強い左ミドルがヒットも、中川のテイクダウンを警戒して前に出られないウィルキンス。  両者の右フックが同時にヒットし、両者ともフラつく。ウィルキンスは左ミドルがヒットするも追撃がない。中川は思い切り右フックを振る。試合終了。  判定3-0でローブローに苦しんだ中川の勝利となった。 [nextpage] 大阪から名古屋寒天組入りの23歳・濱口奏琉が砂田華杜をパウンドアウト 【オープニングセレモニー】 ▼OPENING FIGHT 57.0kg契約 RIZIN MMA特別ルール 5分2R 〇濱口奏琉(フリー)7勝4敗 56.95kg[1R 2分33秒 TKO]※パウンド×砂田華杜(blooM)3勝1敗 56.85kg  濱口は幼少期から習った極真空手で高校男子無差別級2連覇、中学で柔道で大阪強化選手に選出。高校レスリング近畿大会3位、大学レスリング西日本新人王。2022年にのFKT優勝。MMA5勝4敗の23歳。  25年6月のDEEP大阪で、元修斗・パンクラスフライ級王者の神酒龍一に3RTKO勝ち後、9月に柴田“MONKEY”有哉の欠場で緊急参戦の力也と対戦し、1R TKO負け。3月のDEEP大阪大会で、3連勝の松井優磨の足関節を潰して1R TKO勝ち。大阪から名古屋に拠点を移し、春日井寒天たけしの指導を受けている。  砂田は、伝統派空手、ボクシングがバックボーン。DEEPフューチャーキングトーナメント2021で優勝し、DEEP大阪で上村亮馬、佐藤利空、古市陸をいずれも1Rフィニッシュに下して3連勝。2勝はリアネイキドチョークを極めている。25年12月のDEEP大阪大会で飴山聖也と対戦も、砂田の右ストレート後、飴山が右目を押さえてアイポークをアピール。続行不可能でノーコンテストとなっていた。MMA3勝0敗。24歳。 1R、ジャブからダブルレッグに行った濱口だが、砂田はしっかり切ってヒザを突き上げる。スタンドに戻ると砂田がワンツー、濱口のダブルレッグは切る。ボディロックからテイクダウンに成功した濱口が、マウントから強烈なパウンドを連打すると2発目の左フックで砂田はぐったり。レフェリーがストップした。 [nextpage] ▼OPファイト キック 62kg契約 3分3R〇勇志(テツジム)61.85kg[判定3-0]※30-25×3×麻太郎(健心塾)62.00kg  勇志はNKB日本キックボクシング連盟のテツジム所属。師匠はガルーダ・テツ。2024年12月、鎌田政興に勝利して第17代NKBフェザー級王者となった。戦績は11勝(5KO)3敗2分。サウスポーからの左ミドル、左ローを得意とする。  麻太郎はNJKF健心塾所属。DEEP☆KICK、RISE、KNOCK OUTなどに出場し、RIZINには2023年4月のオープニングファイトで出場して櫻井芯に判定勝ちしている。ミドルキックとヒザ蹴りが得意。戦績は12勝(3KO)8敗1分。両者は2024年4月に対戦し、ドローに終わっている。  1R、勇志は右ミドルからのバックハンドブロー、左ミドルからのバックハンドブロー。前後にステップを踏む勇志は麻太郎がじりじりと前に出てくると左ミドル、右フック。麻太郎は右ミドルを蹴るが、勇志は左ミドルを蹴っておいての左ハイ。  2R、ワンツーで前に出る麻太郎を左ストレートで押し戻す勇志。左ミドルを蹴る勇志には、麻太郎が組んでのヒザ。左ミドルを蹴る勇志には麻太郎が右ロー。勇志がワンツー、麻太郎もパンチを返すが、変則的に入り込んで打った左ストレートで勇志がダウンを奪う。  3R、勇志はワンツーから左ミドルの2連打。麻太郎は前へ出るが、勇志は左ハイで迎え撃つ。勇志の入り込みにヒザを合わせようとする麻太郎。右ストレートをかわした勇志が、もう一度右を打とうとした麻太郎に左ストレートのカウンターでダウンを追加する。勇志はジャブ、麻太郎は右での逆転を狙うが空振り。  大差の判定で勇志が麻太郎に完勝した。 [nextpage] ▼OPファイト キック 女子46kg契約 3分3R×上田樹那(山口道場)45.90kg[判定0-3]※28-29×3、27-30〇北野ヒナタ(楠誠会館)45.60kg  上田は2024年6月のRISEでプロデビュー。その後はKPKBとDEEP☆KICKで試合を行い、2025年5月の5戦目で嬉しい初勝利。戦績は1勝5敗1分。北野は今回がプロデビュー戦となる15歳。ゆくゆくはMMAファイターを目指すという。  1R、上田は前蹴り、左ミドルを使って距離をとりたい様子。北野は前に出て接近戦での左右フック。組んで相手の顔を押し、ヒザも出す北野。前蹴り、左右ローと蹴りを多用する上田に北野はワンツー、左右フックでアタックを繰り返す。上田はワンツー、顔面にサイドキックを当てる。北野のパンチ連打に上田は左ミドル。左右ミドル、ワンツーと上田は手数が出る。  2R、北野は右ローを蹴ってじりじりと前へ出る。組むとヒザ。上田はサイドキックを交えてのワンツー、北野も右ストレートを返す。ローの蹴り合いからワンツーで前へ出る北野に、上田は顔面へサイドキック。  3R、パンチで前へ出る北野に上田はサイドキックとバックハンドブロー。ローからパンチの北野に蹴りで対抗する上田。ローの蹴り合い。上田は右ボディ、顔面へサイドキック。北野も左フックをヒットさせる。その後も左フックをもらってしまう上田。左ミドルを蹴る上田には北野が左ハイを蹴る。消耗した様子の上田は北野のパンチをもらうが、顔面へのサイドキックを放つ。  判定3-0でデビュー戦を勝利で飾った北野は、嬉し涙を流した。 [nextpage] ▼OPファイト キック 57kg契約 3分3R〇祥汰(SFK)57.0kg[判定3-0]※28-27×3×須藤智也(TEAM TEPPEN)56.75kg  祥汰は皇治プロデュース大会『NARIAGARI』の推薦を受けての出場。バックボーンにテコンドーを持ち、プロ戦績は3勝(3KO)無敗。  須藤はTEAM TEPPEN所属の新鋭で、伝統派空手をバックボーンに持つ。2025年9月にはKROSS×OVERでタイトルマッチも経験。普段は53kgで試合をしている。戦績は2勝2敗1分。  1R、祥汰は左インローから右カーフ、左右のミドルとまずは蹴り。須藤はジャブを突くが須藤がカーフを蹴ってすぐ離れるため距離は遠い。ならばと須藤は左ミドル、右ストレート。サウスポーにもスイッチする祥汰は左ミドル、左ヒザ。オーソドックスに戻ると右カーフ。須藤は右ストレートを狙っていくが、距離は遠い。ラウンド終了間際、祥汰はガードの隙間を縫うような右ストレート、左フックのフォローでダウンを奪う。  2R、須藤は右ストレートで入って右フックの連打をねじ込む。祥汰は左ボディ。再び右カーフを蹴って距離をとる祥汰に、須藤はサウスポーに。祥汰が右ストレートを打とうと前に出たところに須藤が顔面ヒザを突き上げ、ダウンを奪い返した。右カーフの祥汰、須藤は右ストレートで前に出る。  3R、須藤の右カーフに祥汰は前蹴り、祥汰も右カーフを蹴る。須藤は歩くように前へ出ると右ヒザを突き上げる。転倒する祥汰。両者が同時に右ヒザを出したが、祥汰のヒザがローブローになり試合中断。再開後、ワンツーで前に出る須藤に祥汰は左ボディ、ワンツーも打つ。互いに強い右を放ち、須藤のヒザがローブローとなって試合は中断。再開後も打ち合った両者。  判定3-0で祥汰が連勝記録を伸ばした。
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