シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人が左フック一閃TKO勝ち、山田虎矢太も右ストレートで鮮やかなTKO勝ち、本戦9試合中8試合がKO・TKO決着に=写真&レポート追加

2024/06/15 20:06

▼第1試合 62.5kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
〇野口貴大(シーザージム新小岩/アマチュアSB 2023年 -65kg全日本王者)
KO 2R 3分00秒 ※左フック
×関根 累(ROOTS/修斗バンタム級)


 関根は全日本公式空手道大会二連覇の実績を持ち、MMAに転向。アマチュア修斗北信越で優勝などの優秀なキャリアを重ねてプロデビューし、現在は修斗を主戦場にしている。MMAですでに慣れているOFG着用でSBルールで試合をすることが今後、MMAにも活きること、また、師匠のルミナも過去にSBに参戦(2009年2月11日、マイク・キャンベルに2RTKO勝ち)していることから関根はSB参戦を強く希望したという。空手で培った打撃とMMAのテクニックはまさにSB向きの選手といえるだろう。


 その関根と対戦するのは、アマチュアSB2023年-65kg全日本王者で今回がプロ2戦目となる野口。いきなりの本戦デビューに気合い十分、名前を残さんと燃えているという。 


 1R、サウスポーの関根は左フック、野口はすぐに組むとヒザ蹴りに持ち込むが、関根は投げようとする。ブレイク後、ローを蹴って前に出る野口に関根は左フック。野口はまたも組みついてヒザに行くが、関根が投げる。左フックからヒザ蹴りの関根。野口は左ローを蹴る。


 2R、左ローを蹴ってきた野口に関根は左アッパーを突き上げてダウンを奪う。ダメージの濃い野口は首相撲に持ち込むがブレイク。野口も左フック、左ローをヒットさせる。左カーフを蹴る関根は再び左アッパーを突き上げるがこれは空振り。


 しつこく組みに行く野口に関根は疲れが見え、残り時間わずかのところで野口が左フックを打ち抜いてダウンを奪う。座り込むようにダウンした関根は立ち上がるもふらつき、関根が逆転KOに成功した。

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