シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人が左フック一閃TKO勝ち、山田虎矢太も右ストレートで鮮やかなTKO勝ち、本戦9試合中8試合がKO・TKO決着に=写真&レポート追加

2024/06/15 20:06

▼第2試合 46.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
〇風羽(龍生塾ファントム道場)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×MIYU(DFC Team LEOS)


 風羽はアマチュア時代にSB全日本王座決定トーナメントのJr-45kg女子の部で2018年と2019年に二連覇。2022年5月にRISEのリングでプロデビューし、小柄ながらも持ち味のアグレッシブファイトでSB以外に他団体のリングに乗り込み積極的に試合をこなす。今年3月には香港遠征試合で通常よりも重い48.0kg契約でI-1太平洋女子ボクシング王者・盧?晴とI-1-48kgタイトルを懸けて初のヒジ打ちありで対戦し惜しくも敗れ、今回が再起戦となる。


 対するMIYUはパンクラス、修斗のリングでの試合経験を持つMMAファイター。SB初参戦となった4月大会ではBELLWOOD FIGHT TEAM期待の新鋭・坂本梨香とバチバチの殴り合いを繰り広げた末に勝利を収めた。MIYUがこの勢いのまま、SB女子ランカーを下すのか。それとも風羽がランカーの意地を見せるか。


 1R、サウスポーのMIYUは右へポジショニングしながら右ロー、右ミドルを蹴る。ワンツーから組みついた風羽は首投げを狙ったがこれは防がれる。風羽のワンツーを潜って組みついたMIYUは投げを狙うがブレイク。両者とも打撃からの投げを狙うが互いに相手に防がれる展開。


 2R、左右フックから組みついた風羽は足を掛けてMIYUを倒す。パンチから組みつく風羽はヒザ蹴りから投げ狙い。離れるとワンツー、前蹴りを当てるのは風羽。右フックで突っ込んだ風羽の頭がMIYUの左目に当たってしまい試合は中断。再開後、MIYUは組みついていくが風羽がヒザ蹴りから投げを仕掛ける。MIYUはどっしりと構えるとワンツーを打ち込んだ。


 3R、前に出て左ミドルを蹴るMIYUに風羽は組んでのヒザから投げ狙い。風羽のカウンターの前蹴りにMIYUは転倒。ワンツー、前蹴りと打撃を当てていくのは風羽。ワンツーから組んでのヒザ、MIYUのヒザ蹴りに右フックを打つ。


 判定3-0で打撃を当てる場面が多かった風羽がMIYUから勝利を奪った。

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