シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人が左フック一閃TKO勝ち、山田虎矢太も右ストレートで鮮やかなTKO勝ち、本戦9試合中8試合がKO・TKO決着に=写真&レポート追加

2024/06/15 20:06

▼セミファイナル(第8試合)56.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R無制限延長R
〇山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)
TKO 1R 1分48秒 ※レフェリーストップ
×森岡悠樹(北流会君津ジム/スックワンキントーンスーパーバンタム級王者)


 山田ツインズの弟・虎矢太は2019年8月にデビューすると、心直、佐藤執斗、有井渚海らを破り連戦連勝。2023年2月には植山征紀をKOで破り、無敗のまま王座に就いた。2023年は6月にタンワレック・ルックサウンを1R KOで仕留めると、9月はパク・ヒョンウもKO、11月にはテーパプットに判定勝ちと13戦13勝と無敗街道を驀進していたが、2024年3月のRISEで大森隆之介のバックハンドブローに失神KO負け。初黒星を付けられた。


 森岡はKNOCK OUTを主戦場とし、2022年11月に壱・センチャイジムと「第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント」の決勝戦を争ったが、判定2-0で敗れてタイトルを逃しリベンジ失敗。2023年は 「スックワンキントーン」にてスーパーバンタム級トーナメントを全試合KOで制し、自身初のベルトを獲得。8月にはK-1 GROUPとの対抗戦で内田晶を初回KOに仕留めて殺傷能力の高さを証明したが、9月に古木誠也に初回KO負けを喫した。2024年5月の『ONE Friday Fights 62』に初参戦すると、ペイマン・ゾルファガリにダウンを奪われる劣勢もノーモーションの右ストレートで逆転KO勝ちを飾ったばかり。戦績は16勝(9KO)9敗1分。


 1R、ローの蹴り合いからスタート。山田は左右の前蹴りと左ミドルも蹴って距離を取る。ロー、ミドルでけん制する山田になかなか入れない森岡。ワンツーで強引に入っていくと山田が右フックのカウンター。山田が左右フックの連打で前へ出ると、それをかわそうとした森岡はロープの間から上体が出てしまう。


 すぐに近づいて打ち合いに行く山田は左右フックを振り回し、森岡の右フックをかわしての右フックでダウンを奪う。



 右クロスを打った山田はそのまま右ストレート。この一撃で森岡は豪快に倒れ、レフェリーがストップ。山田の鮮やかなTKO勝ちとなった。

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