キックボクシング
レポート

【GLORY】ライトヘビー級グランプリはアベナが全試合KOで優勝。準決勝でラジャブザデがTKO勝ち、アベナが現王者カバベをKO。1回戦でラジャブザデとマスロボイエフが初回KO勝ち、ラテスクがアベナにKO負け、王者カバベが苦戦の末に勝利

2024/06/09 03:06

▼コー・メインイベント(第10試合) ヘビー級 3分3R
×ムラット・アイグン(トルコ/オランダ)=106.5kg
KO 2R 1分43秒 ※左フック
〇イオヌット・イアンクー(ルーマニア)=131.1kg


 アイグンは2016年に『HEAT』に来日経験のあるベテランファイター。ONEで2試合を行ったあとGLORYに参戦して1敗1無効試合。イアンクーはDFS(ダイナマイト・ファイティング・ショー)のヘビー級王者である。


 1R、アイグンがジャブで先制。イアンクーは右ローを蹴る。見合いからアイグンがワンツーを綺麗にヒットさせ、イアンクーは一瞬腰を落とすがすぐに打ち返しに行く。アイグンはイアンクーをコーナーへ詰めてワンツーをを繰り出していくが、左フックのカウンターをもらってダウン。立ち上がったアイグンにイアンクーは右フックもヒットさせた。


 2R、同じくジャブを突いていくアイグンだが、イアンクーはガードを固めながら前へ出ていく。アイグンのワンツーに右のカウンターを合わせ、すかさず左フックをフォロー。これにバランスを崩すアイグン。アイグンは右ストレートもイアンクーは右ロー。追いかけるようにしたイアンクーは右フックを見せてから伸びての左フックでアイグンはうつ伏せにダウン。立ち上がることは出来ず、イアンクーが豪快KO勝ちとなった。


 アンコ型の体型にも関わらず、スピードとパンチの回転力があり、鋭い左フックを持つイアンクーは今後GLORYで面白い存在となっていきそうだ。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント