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【GLORY】ライトヘビー級グランプリはアベナが全試合KOで優勝。準決勝でラジャブザデがTKO勝ち、アベナが現王者カバベをKO。1回戦でラジャブザデとマスロボイエフが初回KO勝ち、ラテスクがアベナにKO負け、王者カバベが苦戦の末に勝利

2024/06/09 03:06

▼第1試合 GLORYライトヘビー級グランプリ・リザーブファイト 3分3R
×モハメド・アミン(モロッコ/同級8位)=94.8kg
TKO 2R 1分32秒 ※左フック
〇セム・カセレス・アイグン(トルコ)=94.5kg

 カバベと暫定王座を争ったモハメド・アミンが、グランプリのリザーブファイトでGLORYデビュー戦のカセレスと対戦。

 アミンはEnfusionで2勝1敗。MMAファイターとしても活躍しており、2023年3月25日の『PFL』にも出場している(判定負け)。2023年4月にGLORYデビューを判定勝利で飾ると、6月に試合が中止されてから12時間後に代役としてカバベとGLORY世界ライトヘビー級暫定王座決定戦を争ったがKO負けを喫した。戦績は29勝(16KO)7敗。

 アイグンもEnfusionで2勝無敗の戦績を残してGLORY参戦。戦績は15勝(12KO)1敗。

 ライトヘビー級グランプリのリザーブファイトを争うのは、29勝(16K)7敗のアミンと15勝(12KO)1敗のカセレス。オランダの名門マイクスジムの新鋭であるカセレスはこれがGLORYデビュー戦、アミンも元マイクスジムという対決となった。

 1R、1分過ぎにカセレスが踏み込むと同時のワンツーをヒットさせて早くもダウンを奪う。アミンが立ち上がるとさらに鋭いワンツーで追い込んで行き、右カーフも蹴るカセレス。

 2R、前に出るのはアミン。ジャブと左インローと左ミドル、右へ動きながらの右カーフを蹴っていく。カセレスは左ボディと右カーフ。カセレスは右のフェイントを入れてからの鋭い左ボディを叩き込み、続いての左フックでダウンを奪う。アミンは座り込むようにしてダウンすると、そのまま立ち上がることが出来ず、カセレスがキレの鋭さとコンパクトなパンチを見せつけてランカーをKOした。

 カセレスは「少し休憩したらトーナメントに乱入したい。我ながらいい右だった。これからも楽しい試合を見せていきたい」と勝利者インタビューに答えた。

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