▼ONEストロー級 MMA 5分3R
〇山北渓人(日本)124ポンド(56.24kg)/1.0083
[1R 4分04秒 ブルドッグチョーク]
×ジェレミー・ミアド(フィリピン)124.25ポンド(56.35kg)/1.0036
ONE初開催となるカタール大会では、3つの世界王座戦=再戦のほか、ストロー級で山北がジェレミー・ミアド(フィリピン・計量パス)と対戦する。
第3代ストロー級キング・オブ・パンクラシストの山北は、フリースタイルレスリング出身。2023年3月にONEに初参戦し、強豪アレックス・シウバに判定勝ち。2024年1月28日のONE日本大会でONEストロー級2位のボカン・マスンヤネと対戦したが、マスンヤネのパワー&フィジカルに引き込む形になった山北が、ガードからの仕掛けを潰されて判定負け。プロMMA9戦目にして初黒星を喫した。27歳。
対する長身のミアドは、MMA10勝6敗。キックボクシングをベースに、2019年11月からONE4連続KO勝利を飾るも、2023年6月にロシアのマンスール・マラチエフにダースチョークで一本負けすると、11月にリト・アディワンとの再戦でリヴェンジを許す判定負けで2連敗中。31歳。
わずか1カ月弱のインターバルで再起戦に臨む山北は、本誌の取材に「前回ももっとレスリング勝負すればもっといい動きが出来た。自分から積極的にテイクダウンを狙う」と語った。
1R、ともにオーソドックス構え。先にワンツーを突く山北。左ミドルも。遠間からの最初のシングルレッグは切られた山北だが、2回目で金網に詰めて尻を着かせる。送り手を掴んでバックテイクする山北だが、ミアドは手首を外して正対して離れる。
ミアドは左ジャブ、山北は右を振って前足の足首を掴んでテイクダウン。立ち際にすぐにバックテイクも足はかけずにミアドの右手を両足で縛り腹固め。
右手を抜いたミアドがうつ伏せになると、山北は首を掴んだまま後転、亀になるミアドにブルドッグチョーク! 金網を支点に蹴りながら絞り、ミアドからタップを奪った。