▼ボクシング キャッチウェイト (147ポンド)3分3R
×ズハイール・カハタニ(サウジアラビア)
[判定0-3]
〇メディ・ザトゥー(アルジェリア)
ズハイル・アル=カハタニ(WBC中東チャンピオン・プロボクシング9戦無敗)
「このような機会を与えてくれたカタール当局に感謝したい。私たちは歴史を作っている。歴史を作り、自分の目標や目的を達成し続けるよう鼓舞する。私はサウジアラビア人初のボクサーであり、サウジアラビア人初のWBCタイトルを獲得した。そして今、私はここカタールで歴史の一部となり、歴史を作っている......そして私は新しい世代を鼓舞したい」
ザトゥーはムエタイ&キックボクシングで120戦のキャリアを持ち79勝をあげている40歳。WBCムエタイ王座、ISKA世界王座を獲得した。ONEには2018年から参戦し、6試合(3勝3敗)を戦った。2022年10月のONEでエイサー・テン・パウを初回TKOに破り、ボーナスを獲得して引退スピーチを行ったが、今回現役に復帰。ボクシングはデビュー戦となる。
両者ボクシングシューズを履いてのケージでのボクシングマッチ。
1R、カハタニはスタンス広く低く構え、左右にスイッチ。ザトゥーはジャブを突きながらじりじりと前へ出て行く。ボディへジャブやストレートを伸ばすザトゥー。頭を下げるザトゥーにカハタニは左右フックを打ち込む。ノーガードになって挑発するカハタニがワンツー、ザトゥーは右フックを返すがカハタニがノーガードで余裕の表情。ザトゥーのワンツーはカハタニが頭を下げてかわす。
2R、カハタニはマウスピースを付け忘れて一時中断。低く頭を下げるカハタニにザトゥーは左右を見舞っていくがなかなかヒットは奪えない。カハタニが組み付いてきたところに右手でクリンチしながらの左フックを連発し、カハタニが倒れたためダウンに。ノーガードで挑発するザトゥーはカハタニのパンチをかわしてみせる余裕ぶり。
3Rもノーガードで「ここを打って来い」と挑発するザトゥー。カハタニは左右フックで入り込もうとするが、ザトゥーには届かない。頭を低くしてパンチを振り回すカハタニに、ザトゥーは余裕でかわしてカハタニの真似をしておちょくる。