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レポート

【PANCRASE】住村が5R TKO勝ちでウェルター級王座奪取、伊藤がフライ級暫定王者、透暉鷹が河村に一本勝ちでバンタム級新王者に! 雑賀が粕谷越えでアキラに挑戦へ、女子アトム級T決勝は沙弥子vs.SARAMIの横浜対決に。平田が亀井を下す、Ryoが逆転一本勝ち!

2023/12/24 13:12

▼第12試合 PANCRASEバンタム級王座決定戦 5分5R
×河村泰博(和術慧舟會 AKZA)1位 ※第2代Fighting Nexusバンタム級王者 61.2kg
[1R 4分45秒 肩固め]
〇透暉鷹(ISHITSUNA MMA)※第9代フェザー級K.O.P 61.05kg
※透暉鷹がバンタム級新王者に

 中島太一がベルトを返上したバンタム級の「王座決定戦」。

 河村は、現Fighting Nexusバンタム級王者。PANCRASEには3年ぶりの参戦で、デカゴンでは竹本啓哉、RYUKIらに勝利し、Fighting Nexusで戴冠。PANCRASE以降では、VTJでの佐藤将光戦、RIZINでのヒロ・ヤマニハ戦以外は勝利しており、2023年2月のNexusでは、森永ユキトを得意のダースチョークで極めて、RIZINへのリベンジを宣言。2023年9月の『PANCRASE 337』でもバンタム級1位の井村塁を1R ダースチョークで極めている

 対する透暉鷹は2021年10月から4連勝、2022年は無敗、2023年7月大会で亀井晨佑にネックロックによる一本勝ちでフェザー級暫定王者につくと、2022年12月の『PANCRASE 330』で初の国際戦。のちにGLADIATOR王者となるパン・ジェヒョクにスプリット判定勝ち後、バンタム級に転向するためフェザー級王座を返上している。

 前日計量で河村は、「Fighting Nexusバンタム級チャンピオンの河村です。今回、僕がPANCRASEに喧嘩を売って決まったカードだと思っています。PANCRASEが準備してくれた最強の相手を倒したいと思っています」と意気込み。見事にバンタム級に絞った身体を見せた透暉鷹は、「バンタム級に下げたんですけど、最高の状態を作れたんで、明日は河村選手、最高の試合をしましょう。よろしくお願いします」と語った。

 1R、ハイキックを打つ透暉鷹。左を突いてシングルレッグでテイクダウンに、河村は下から得意のダースチョーク狙い。

 さらに下からセンタク挟み、アンクル狙いも。首を抜く透暉鷹に河村はインバーテッドから50/50で足関節狙い、外掛けで外ヒールへ。

 さらにヒザを曲げてアンクルホールド狙いも、回転して足を抜いた透暉鷹は、パスからサイドに出て肩固め! 河村を失神させて一本勝ちした。

 勝利のバック宙に失敗しかけたが、ケージに上がった息子を笑顔で抱き抱えた透暉鷹は試合後、「PANCRASEなめんなよ! それは冗談ですけど、河村選手も盛り上げようとしてくれたんで。自分は1年空いて、手術もして階級も変えて、色んなことが重なったんですけど、支えてくれた周りの方々にほんとうに感謝します。バンタム級に変えて初戦だったんですけど、世界で活躍する選手になるんで、僕についてきてください!」と語り、セコンドの日沖発らと王者の記念撮影に収まった。

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