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【PANCRASE】住村が5R TKO勝ちでウェルター級王座奪取、伊藤がフライ級暫定王者、透暉鷹が河村に一本勝ちでバンタム級新王者に! 雑賀が粕谷越えでアキラに挑戦へ、女子アトム級T決勝は沙弥子vs.SARAMIの横浜対決に。平田が亀井を下す、Ryoが逆転一本勝ち!

2023/12/24 13:12

▼第10試合 PANCRASE女子初代アトム級(47.6kg以下)女王決定4人トーナメント 5分3R
〇沙弥子(リバーサルジム横浜グランドスラム)7勝2敗 47.7kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×V.V Mei(フリー)21勝15敗1分 47.9kg
※決勝は3月を予定

 女子アトム級2位の沙弥子は、柔道ベース。MMA6連勝後、2022年12月のジェニー・ファン戦で初黒星。7月のPANCRASEでMIYUを相手にトップキープ&パウンドでドミネイト。判定勝ちで復活を遂げている。地元横浜から王座を目指す。

 Meiは、玄制流武徳会空手を学び、柔術を経て2007年3月に『スマックガール』でプロデビュー。2010年2月に辻結花を破り、VALKYRIEフェザー級王座に就いた。2015年5月にはトーナメントを制して第3代DEEP JEWELSフェザー級王座(現アトム級)に就き二冠王に。

 2016年5月からは『ONE』に参戦し、ONE世界女子アトム級王座を懸けてアンジェラ・リーと2度にわたる激闘を演じた。前戦は2023年4月の『RIZIN』にて浅倉カンナに判定で敗れている。また、シュートボクシングの『Girls S-cup』では2度準優勝を収めた。

 前日計量で沙弥子は、「Mei選手とベルトに恥ずかしくない試合をしたい一心で今日までやってきました。大先輩の胸を突き破る気持ちでしっかり勝っていきたいと思います」と意気込み。Meiは、「素晴らしいカードが揃った大会なので、女子の試合も負けずに激しくいい戦いをしようと思います」と激闘を予告した。

 1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る沙弥子は右ロー。そこに左ジャブを合わせるMei。詰める沙弥子はワンツーで前に。右ローを当てる。

 その蹴り足を掴んで右を振るMei。沙弥子はジャブ、しかしMeiの右にバランスを崩して尻もち。詰めるMeiにすぐに立って左で差し返して体を入れ替えた沙弥子が離れる。

 沙弥子のワンツーをかわしてシングルレッグテイクダウンからすぐにバックを狙うMei。沙弥子に正対を許さず。沙弥子はバックキープ背後のMeiにパンチを突く。Meiもバックからパンチでホーン。ジャッジ1者が10-9で沙弥子、2者が10-9でMeiを支持。

 2R、先に左右で前に出るMeiに、右をテンプルに入れる沙弥子が右ローも。相打ちの右を効かせるMei! 沙弥子の入りにシングルレッグテイクダウン、ここもバックまでが速いMei。左腕をのどもとにパームトゥパームでリアネイキドチョーク狙い。

 外した沙弥子。Meiは佐藤将光、マックス・コクエイのセコンドの指示通りにコントロール。沙弥子も背後のMeiにパンチ。正対して残り10秒で下のMeiが腕十字に入りホーン。このラウンドも2者がMei、1者が沙弥子を支持。

 3R、右を振るMei。沙弥子は右ロー。Meiの組みを切る。沙弥子の右ローに右を合わせたMei。足を掴むが切る沙弥子が右ストレートを返す! Meiも右を振ると、沙弥子は左ヒジをヒット!

 詰めるMeiは組んで左差しも突き放す沙弥子。ジャブの刺し合いから前に出る沙弥子が左ヒザから左右。さらに左ヒザを当てるが、掴んだMeiがテイクダウン!

 立つ沙弥子がワンツーの右。Meiが左右を突いて前進に体を入れ替え。右を突くMeiに沙弥子も打ち返してホーン。

 判定2-1(29-28×2, 28-29)で沙弥子が勝利。1、2Rでバックを制したMeiだがコントロールするも打撃をもらい敗れたか。際どい判定をものにした沙弥子は3月に予定されている決勝でSARAMIとの横浜盟友対決に向かう。

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