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2023年12月17日(日)東京・TFTホール500にて『GRACHAN 66×GRACHAN challenge』が開催された。
▼ライト級暫定王座決定戦 5分3R
×岸本篤史(BRAVE)
[判定1-2] ※28-29, 29-28, 27-30
〇林“RICE”陽太(パラエストラ森ノ宮)
※林がライト級暫定王者に
ロクク・ダリの負傷により、岸本と林が「ライト級暫定王座決定戦」を争う。
岸本は、GRACHAN4連勝から20213年5月のRIZINで強豪ビクター・コレスニックのカーフに敗れたものの、10月の前戦ダリとの試合では、グラウンド状態の顔面に反則のヒザを受けながらも、判定1-1ドローに持ち込むなど、不屈の闘志を見せている。
一方、3連勝中の林は、2023年2月の山下康一朗戦で判定勝ちすると、7月の『GRACHAN 62』で小川道的を衝撃の跳びヒザで13秒 TKO勝ち。さらに10月の前戦で小谷直之を2R、左から右の返しでダウンを奪いパウンドアウト。2試合連続TKO勝ちを収めている。
初対決の両者。岸本はその卓越した打撃戦術で林の猛攻を凌ぐことができるか。林はKOへの道を切り開くことができるか。いずれにしても、GRACHANライト級の歴史に新たな名が刻まれる王座戦だ。
1R、ともにサウスポー構え。岸本は左カーフ、左フック。そこに林は組んでバックテイク。背中に乗って4の字ロック、リアネイキドチョーク狙い。岸本は立ったまま後ろ手を組ませず。3者林支持。
2R、林の組みを切った岸本がヒザを突き、前に。ボディ打ちから左右で前に出るが、林の右ストレートにダウン! ガードする岸本は腰に両足を当て金網背に立とうとするが、そこにバックテイク狙う林。引き込むが正対した岸本が上からパウンド連打でホーン。2者が林支持。1者岸本。
3R、左ボディを当てて右前手フック、さらに左ストレートを当てて前に出る岸本だが、右の打ち合いでまたも尻もち。レッスルアップで立ち上がり上になるが、脇差し立つ林がバックテイク、4の字ロックでホーン。
判定は2-1(29-28, 29-28, 30-27)で林が勝利。ライト級暫定王座に就いた。「いつも僕のことをご指導していただいている先生、応援の皆さん、ほんまにありがとうございます。何とか暫定ですけどチャンピオンになることが出来ました。いつもチャンスをいただいている岩﨑代表ありがとうございます。僕のベルトを賭けてどんどん挑戦していきますので、GRACHANもチャンスをくれると思います。まず今まで僕に負けている選手、今年以降の僕は全然違うのでリベンジさせてください」と語った。