MMA
インタビュー

【RIZIN】平本蓮、皇治戦の酷評に「そもそもお前ら興味ねえって言ってたんだから、見てんじゃねえよ」「皇治の方が朝倉未来よりは全然打たれ強い」

2026/05/11 02:05
 2026年5月10日(日)GLION ARENA KOBEにて『RIZIN.53』が開催された。  第10試合のRIZINスタンディングバウト特別ルール3分3R(無差別級)で皇治(TEAM ONE)と対戦し、フルラウンド戦って勝敗無しとなった平本蓮(剛毅會)が試合後インタビューに答えた。  なぜカウンターボクシングに徹したのか、試合後に久保優太を指名した理由、そして皇治と朝倉未来について語った。 ここで怪我したら元も子もない ――試合を終えた率直な感想を聞かせてください。 「試合っていうよりも公開練習だったんで。怪我なく終えて良かったす」 ――皇治選手と実際に対戦して、どんなファイターだったか印象を教えてください。 「皇治のボクシングの試合を、海外でやったやつとかいろんなやつをちゃんと見て、一応研究はしたんですけど。ガード固めてもうちょい前に歩いて出てくるかなと思ったんですけど、意外にその辺は警戒してたんで。もうちょい前に出るかなとは思ったんで、そこにアッパーだったりボディだったりを散らして行こうと思ったんですけど、思いのほか入ってこなかった。  3~4発いいアッパー入った時にもっと警戒してきた感じがあったんでオーソに変えて打ち合いに持っていってもいいかなと思ったんですけど、どうしてもバッティングが、最後までカットが怖かったので。例えばバッティングで鼻が折れちゃったりとか、バーンってぶつかり合いが。9月に向けてやってんのに、ここで怪我したら元も子もないなっていうのはあったんで。全体的に肩の治りも含め80%ぐらいの出来は持ってきたのかなとは思うんですけど、まだもうちょい仕上がるまで時間かかるかなとは思いました」 ――今後の目標・展望というのは9月になるんでしょうか? 「そうですね。そもそも僕はMMAファイターなんで、今日の試合でいちゃもんつけられたところで、いやいや見てるお前が負けだからって感じなんで。今日の試合であまりにも怒ってる人たくさんいるんですけど、そもそもお前ら興味ねえって言ってたんだから、見てんじゃねえよって話なんすよ、俺からしたら。お前ら結局好き勝手見て文句言ってんだったら、俺はMMAファイターなんで9月の試合を見て評価してくださいって感じですね。ボクシングローブで久々にやって、やっぱりオープンフィンガーの方が僕はやりやすいすね」 ――公開練習というお話もありましたけど、倒しきれなかったことに対する悔しさみたいな感情はありますか? 「いや、ないっすね。打たれ強いのは分かってたんで。しかも減量もしてないんで、いつもよりは自分の体力だったり久々の試合ということもあるんで。減量してる動きとしてない動きでスタミナの配分も変わってくるんで。全部が全部、例えば減量せずにここまでの体を作って試合をするのが初めてだったんで、ペース配分というか、その辺は見ながらやったんですけど。KO狙っても良かったんですけどね。ただ単に本当にぶつかり合いが怖かったですね。3R目もガードの上からでいいからショートでポンポン叩こうと思って。でも、打たれ強かったです」 ――怪我なく終われて、リングの感触を久しぶりに確かめられたっていうとこでもうご自身としては…。 「いや、今日はもう丈の勝利で完璧だった1日だったんで。あとは自分が怪我なく終えたら、今日はいい1日だなっていう感じだったんで良かったっす」 ――皇治選手とは、この試合の決定前から長く因縁もあったじゃないですか。その辺の感情っていうのは今どうですか? 「もう殴り合ったんでないっすね。本当に打たれ強かったっす。これ言うとまた色々言うと思うんですけど、皇治の方が朝倉未来よりは全然打たれ強いと思いますね」 ――試合後には9月の復帰戦で、久保優太選手を指名されてましたけれども。 「グラップラー対決を楽しみにしていてもらえたらいいなっていう感じです(笑)」 ――前から久保選手とはやりたいっていう感じだったんですか? 「そうっすね。K-1の時も交わらなかった相手ではあるんですけど、いつかやってみたいなっていうのはあったんで。それこそ久保優太が新生K-1が始まる前のライト級グランプリで優勝してた頃とか、僕が小学生の時にK-1ファンとして見てた頃からやってるんで、RIZINの舞台でやれるっていうのは自分の中でこのタイミングかなっていうのは思ったんで。あとは久保優太次第ですけど、受けてくれんならやりたいし、相手もYouTubeでなんか色々言ってたんでちょうどいいんじゃないですか」 ――クローフォードとカネロのああいうサウスポーのカウンターボクシングというか。リスクを負わないボクシングをやろうと思ったのはどういう動機から? 「過去の試合とか見たらバレンタインさんが皇治のセコンド中の映像に出てきた時に、イングラムとやった時かな。とにかくガード固めて歩け歩けつって、歩いて打ってけって指示を飛ばしてたんで、基本それを日頃からやってるんだなと思ったので。あえて距離を外しすぎると向こうが進める距離ができちゃうんで、向こうがやりやすくなる部分をあえて足止めて、後ろ足の幅でコントロールと前手のジャブで。サウスポーかオーソかどっちでやろうかなと思った時に、ジャブの当たる角度で戦術を決めようと思ってたんですけど、思ったより過去の試合見てもサウスポーの方が皇治はやりづらそうにしてる試合が多いんで、サウスポーでのジャブの角度を作って。  そっから左を当てる角度決めて、っていうのが自分の中で皇治にハマるかなと思ったら案の定ハマったんで。もっとオーソドックスも見せたかったんですけど、9月が本番なんで全部打撃の手のうちを見せたところでボクシングルールですけど、自分のスキルを見せる必要はないなと思ったんで。右はお楽しみにって感じですかね」 ――3Rでオーソドックスを見せてショートのパンチが当たって、あの時ちょっと皇治がよろけて鼻血が出て、あそこはフィニッシュするチャンスだったのかなって見てたんですけど。 「そうすね。フィニッシュしようかなと思ったんですけど。いや、行かないようにしようっていう」 [nextpage] 丈には勇気をもらいました ――クロフォードの戦法を取って、それで倒せなかったこと、公開練習のつもりだったっていうけどその辺の悔しさっていうのは本当にないですか? 「ないっすね。プラス、ガード固めてプレッシャーかけて体重差活かしたボクシングをやっていくのもありっすけど、体重差あるのにそれやったら面白くないなっていうのがあったんで。体重差ありきでもスピードとテクニックで見せたいなっていうのがあったんで、自分としてはマジ怪我なく終えて良かったです」 ――今日はUFCの平良選手の試合があって、平本選手が最終的に目標としてる舞台で、階級は違いますけど見ましたか? 「見ました。でもなんか、今日はジョシュア・ヴァンが強かっただけで平良選手とジョシュア・ヴァンの差っていうのは、そこで持ってきたのはジョシュア・ヴァンですけど、差は選手としてはないレベルではあるじゃないですか。いい場面もあったし、終わった後もマウスピースを投げて、その闘志が素晴らしいものっていうか。ああいうランクに行く選手の心意気を持ってるなと思ったんで、自分としてもああいう心意気っていうのは勉強になりますし。堀口選手だったりとかいる中で、ジョシュア・ヴァン強いなって。新時代の自分より若い選手で強い選手がたくさん出てきたんで、自分としては凄い燃えたのとプラス、メインのストリックランドが一番面白かったですね」 ――かなりその刺激も受けての今日のリングだった。 「1番の刺激は丈の試合でしたね。俺の金魚の糞だどうのコネがどうのとか言われてたですけど、過去に負けてる相手で凄く強い選手だったんで、自分としては本当は最初丈も出るってなったんで自分はエキシやめて丈のサポートに専念しようかなと思ったんですけど、ここは兄弟で出ることに意味があるのかなって。今回丈がTBJ行ったりとか、自分で色々本当に努力を、自分でマジ意識変えてすっげえ練習してマジですっげえいい意識でやってきたんで。  今までは色々試合前の声がけだったりとか、自分は心配になってしまうんで色々準備したりとか自分がやってたんですけど、今回は全部丈に任せて。丈が1人でああやって激闘な試合を重ねて。前回の冨澤戦も凄い激闘だったし、今回も逆転のああいう勝利は見てて熱くなるというか、闘志は受け継がれていくっていうか丈には勇気をもらいました」 ――あと、皇治選手の一連のステロイド発言というか挑発みたいなのがあって、今日はリング上でもステロイドしてなかったと。さっきのインタビューでもそういう発言したんですけど、その辺は動向を受け取りながら見てたんですか? 「いいショーだったんじゃないですかね。試合中、もっと風船(皇治応援のバルーン)うるさいのかなと思ったんですけど、そこだけがちょっと心配だったんですけど、思ったより風船がうるさくなかったんで良かったです」 ――1年10カ月ぶりのリングっていうのは、全然緊張感ないって言ってましたけど、実際どうでした? 「MMAとは違う緊張感ですけど、その中でも安定した動きを持ってこうっていうのがテーマだったんで。久々のリングですけど、ルールも違うし、とにかく落ち着いてやろうっていうのだけが今回のテーマだったんで良かったかもですね。9月前に久々にあのRIZINのリングと広さ、試合中もなんとなく足使いながら広さを再確認できたんで。会場の感じと。それはすごいやって良かったなとは思います」 ――戻ってきた感激みたいなものはどうでしたか? 「僕は本業はMMAなんで。あんまカムバックした感じってよりかはとりあえず久々にショーとして出たって感じなんで、まだあんま戻った感覚はないすね。それは9月にお預付けかなって」 ――皇治選手が朝倉未来選手と対戦要求もされてましたけども、その試合がもし実現するとしたら平本選手としてはどう思いますか? 「キックとかボクシングルールでやるなら皇治が行くとは思うんですけど、MMAだとやっぱ朝倉未来が全然それは強いじゃないですか。だから試合決まんないとは思いますけどね。そもそも5月10日も最初、朝倉未来が自分で皇治とやらせてくださいよって言って皇治のあれが決まって。皇治がやるならボクシングっていうか打撃ルールだよみたいに言ったら、じゃあ打撃ルールならやりませんみたいになったから僕になったんで。だから朝倉未来も皇治とは打撃ルールでは名乗り上げてるけどMMAでしかやらないって言ってるみたいだし、決まんないんじゃないですか」 ――9月は未来選手は誰とやるといいって思いますか? 「誰なんすかね。誰でもいいんじゃないですか。そもそも、もうシェイドゥラエフに勝てる気がないって思ってる選手はゴールは見えてると思うんで。誰でもいいんじゃないですか」
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