2026年5月15日(金)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.64』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-RED女子ライトフライ級3分3Rでラジャダムナンスタジアム認定ミニマム級8位プードゥアン・コマンドジム(タイ/サックチャムニジム)と対戦する第3代RISE QUEENミニフライ級王者・小林愛理奈(FELLOW GYM)のインタビューが主催者を通じて届いた。
KNOCK OUT初参戦でREDルールに初挑戦する彼女が、このルールでの「デビュー戦」で見せようとしているものは何なのか?
──KNOCK OUTへの初出場が発表されて相手も決まって、周囲からの反響はどうですか?
「1年ぐらい試合をしていなかったので、自分がキックをやめたと思っている人も多かったんですよ。『もう試合しないのかな』みたいな声がネットでもあったので、みんなけっこうビックリしてましたね。しかも、RISEを離れてKNOCK OUTに行ってオープンフィンガーグローブ(OFG)のムエタイをやるというので、さらにビックリしてた感じで」
──その新しい道への期待の声もかなりあるのでは?
「そうですね。もともとOFGに向いてるんじゃないかという声があったので、そこは楽しみという声がメッチャありました」
──OFGでの練習をしていて、試合が近づいた今の時点での手応えはどうですか?
「実際にどうなのかは試合をしてみないと分からないですけど、自分の中では手応えはありますね。打撃に関しては、もともと持っているものはあるので、そこは心配してないんですけど、やっぱり首相撲が初めてなので。実戦でやるとなったら、やっぱり打撃と一緒で、練習通り、基本通りにはいかないやろうなというのは予測してるんですけど、やってみないと分からない部分もあるので、少し不安はあります」
──そんな中、どういう試合にしてどう勝ちたいと思っていますか?
「一発目だし、注目されているとも思っているし、あとは自分が盛り上げたいっていうのもあって、まずは欲張らずに全力で行きたいです。初めてやることなので、一度全力でやって、理想的には1Rぐらいで倒したいなというのはありますね」
──相手に組まれる前に当てて倒すぐらいのつもりですか。
「そうですね。理想的には組ませないで決めたいです。打撃を嫌がったらきっと組んでくると思うんですけど、組ませないようにして、もし組まれても、しっかり組み返せるよというところは見せたいですね」
──組み返すという部分も、練習ではかなり頑張っている?
「打撃よりも首相撲の方を、練習では多くやってます。正直、打撃で負けることはないと思うし、今の時点でできることをやってもあまり成長しないと思うので、できないことをひたすらやっている感じです」
──ただ打撃にしても、組みにくる中で当てるとか、ヒジもありますし、今までの経験とは状況が変わる中で当てなきゃいけない部分もありますよね。
「はい。ホンマに首相撲の練習はいろんなパターンでやっていて、まずは組ませないように先に打撃を当てるとか、組まれた瞬間にヒジを打つとか、打撃につなげられるように練習しています。そして最悪、ガッツリ組まれてしまったら、対処して離すみたいな。KNOCK OUTのREDルールの試合を見て、どれぐらいの時間、どういうタイミングでブレイクするのかとかも勉強させてもらって、『このタイミングでやってきたらブレイクされるよね」みたいな想像もしながらやって練習してきました」
──そうやって研究しながら新しいことをやっていくのは、新鮮なのでは?
「そうですね。首相撲とか新しいことをやるっていうのはメチャクチャ新鮮です。でもキックボクシングの時から毎試合、いろいろ研究したり、相手によって闘い方を変えたりもしていて、『自分らしさを残して相手が苦手なことをやっていく』みたいなところを意識してずっとやってきたので、研究するという点ではあまり変わらないかなという感じですね。今回は、どっちかというと対戦相手の研究より、『ムエタイ』を研究した感じがします」
──その新しい道の一発目として、ここはかなり大きいですよね。
「メチャクチャ大事な一戦やなと思います。でも、自信はメチャクチャありますね。100%あります。もっといろんな人に見てほしいなっていう気持ちがあるんですけど、まだ知名度がそこまでないので、面白い試合をしても見てもらえなかったら、あんまり意味がないじゃないですか。だからこれから、徐々に見ていってもらえるようにできたらいいかなと思うんですけど、とりあえず今回は、見てくれる人には見せられるようにと思って」
──今大会はチケットも完売しましたし、会場では満員のお客さんが見るわけで。その意味ではかなり大きなチャンスなのでは。
「そうですね。KNOCK OUTで試合するのが初めてなので、KNOCK OUTが好きでいつも来てくれてる人たちだったりとか、自分の試合を初めて見るという人ばっかりやと思うんですよ。やっぱり現地で見るのって迫力が全然違うと思うので、メッチャみんなに見てもらえるチャンスやなと思ってます」
──その意味では、小林選手にとっては「新たなホーム」という感じですか? それとも、まだちょっとアウェイ感がある?
「アウェイ感は全然感じてないですね。相手がKNOCK OUTのチャンピオンとかやったら、少しアウェイ感はあるかなとは思うんですけど、相手も海外から初めて日本に来るから、そっちの方がアウェイやと思うので。自分的には新しいホームでまた新しい人たちに見てもらえるというのが、楽しみですね。プレッシャーとかには全くならないです」
──今回、いい形で勝てたら、その先はどう考えていますか?
「とにかく強い人とやりたいし、自分の最終的な目標が、ONEのペッディージャー選手に勝つことなので、そこに向けて一直線で行きたいなという気持ちはありますね。日本の女子格闘技界とかムエタイ界で、日本の女子はあんまり目立ってないので、ちょっと自分が変えたいなと思ってます。そのためにもガンガン勝って、アピールしまくらないといけないかなと思います」
──その点でもかなり燃えているんですね。
「そうですね。格闘技人生ももうあんまり長くないと感じていて、元気に動けるのもいつまでかは分からないですし、そういうのも考えると、今は特に、ガンガンやらないといけないなと思いますね。みんなの想像を超えられるような試合を見せたいなと思います」
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
「女子の試合ってKOもなかったり、ダウンもなかったりとかで、男子の試合みたいには見ている人の気持ちが『おお!』って盛り上がることが少ないと思うんですよね。でも自分の試合は、いつダウンがあってもおかしくないような試合やと思うので、そういう感じで女子にはない、ダウンがいつ起きてもおかしくないような試合、目が離せないような試合ができるんじゃないかなと思うので、そういうとこに注目してほしいです。あと、今回はヒジを頑張りたいなと思ってます」
──最後はヒジで決めたい?
「そうですね。余裕があればヒジまで行きたいんですけど、練習で思いっきりヒジを使ったことがないんですよ。一応、サポーターをつけて軽くマスとかではやるんですけど、やっぱりヒジって思い切らないと当たらない攻撃だと思ってて。まだ、マスでは当たりそうな感覚を掴めたことはないんですけど、試合で一回思い切っていけそうなら、最後はそれで決めたいなっていう、ちょっとカッコいい理想はありますね」