テイクダウン・コントロールの金井に長野は足関節で応戦
▼第5試合 フライ級 5分2R(延長1R)
〇金井一将(BRAVE)
[判定2-0]
×長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)
プロデビュー戦のドロー以降、J-MMAルーキーズカップ1回戦で修斗のKJタイラーに判定勝ち後、準決勝でDEEPの氏原魁星にも判定勝ちで決勝進出したBRAVE GYMの金井。
10月の決勝では格闘DREAMERS出身の鈴木崇矢のバックを奪いリアネイキドチョークを極めかけるも、横に落とされてスタンドで左ストレートに沈んだ。3連勝から準優勝の悔しさを次戦にぶつけるか。
一方、所英男の愛弟子・長野将大は、ZSTからGRACHAN参戦で3連勝も、2022年5月に加マーク納に2R TKO負けすると、10月大阪大会で小田魁斗に1R TKO負けで2連敗中。
攻撃を最大の防御とするアグレッシブなスタイルの金井に対し、所仕込みのグラップラー長野は一発の極めとと粘り強さも持つ。フライ級の今後を左右するマッチアップだ。
1R、長野の組みに倒されない金井。左で差す長野は押し込んで右ヒザ。金井は脇潜りバックテイク。背後からヒザを突く。長野が正対したところにボディロックテイクダウン。立つ長野についていき、ボディロックで崩してコントロール。バックを奪いリアネイキドチョークをパームトゥパームで絞るが、後ろ手を剥がす長野が腰をずらそうとするとマウントに移行。回る長野が首守り、ホーン。
2R、中央を取る金井、長野はヒザつきでシングルレッグも切った金井がバックテイク。すかさず4の字ロックからリアネイキドチョーク狙い。極めさせない長野は腰をずらして正対、左で差して立ち上がり押し込み。カニ挟みで引き込み、下から内掛け三角ヒザ十字、内ヒール狙い!
上体を立てて組み手つかんで絞らせない金井。長野は外に変えてつま先を伸ばすと、ヒザ十字! ヒザは入っている金井の足首を捩じると抜けて上に。しかしここで金井が立ち上がりに。詰める長野。左で差して押し込む長野に四つからテイクダウンは金井。しかし長野も下からガードに入れてパウンド。
1Rは金井。2Rは前半が金井も中盤以降は長野が足関節でニアフィニッシュか。判定は1者ドローも2者が金井を支持。金井がルーキーズカップ準優勝から再起、勝利した。