警視庁退職から難病乗り越え、ケージから勝利の転倒の松田が連勝
▼第7試合 フェザー級 5分2R+延長1R
〇松田征也(BLUE DOG GYM)
[1R 1分50秒 TKO]
×伊藤 類(AACC)
柔道ベースの松田は8月に今村豊を2R TKO。10月にディオゴ・ロボ・トクナガも2Rにパウンドアウトし2連勝中。試合後にケージに登り、着地時に頭を打って苦い思いをした。伊藤は2022年5月に櫻庭泰裕に判定負け。
1R、ともにオーソドックス構え。先に左右ローは松田。そこに右を狙う伊藤だが、右カーフを被弾。松田は右オーバーハンドを当てて押し戻す。飛び込んでワンツーの右を当てる松田。伊藤は目線を下に左右の右を返す。伊藤の右にカウンターの右を合わせた松田が、左右をまとめてダウンを奪い、すぐにレフェリーが間に入った。
試合後、松田は「ケージはもう上がんないです。皆さん知っている通り、危ないんで(苦笑)。2年前に警視庁辞めて、警察官のみんなも応援来てくれていますけど、退職して新しい道に行こうと思って、そこで難病になって、1年、ほんとうに苦しい思いをして(涙ぐむ)ほんとうにどん底で、いまこうして舞台に立てて、今年3連勝して今日もこんな多い応援……南は沖縄から、仙台、和歌山、大阪、東京、そして我らが北九州、みんな遠いところから応援に来てくれてほんとキツいことばかりですが、頑張っていることをみんなに証明できて良かったです。来年はもっと飛躍してトップ戦線でやって行けるように頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします。あと最後にインスタグラムをフォローしなくてもいいので、見に来てください。フォローしてくれたら、お酒をおごります(笑)」と感極まった表情で語った。