▼第13試合 バンタム級 5分2R
〇伊藤空也(BRAVE)
[2R 1分47秒 TKO]
×高須将大(パラエストラ柏)
伊藤は、2021年12月に手塚基伸に一本負けでGRACHANバンタム級王座から陥落したが、その後、3連勝。2022年3月のRIZINで魚井フルスイングに判定勝ち、2022年12月のGRACHANでイ・ハンヒョンに判定勝ち、5月に安部路人に判定勝ちしている。
2023年6月にはシュートボクシングに参戦し、OFGマッチで基山幹太に判定負け。
ステージ4の肝臓癌のサバイバーの高須は、ZSTを主戦場とした後、パラエストラ柏に移籍。2021年12月にGRACHAN初参戦で大搗汰晟に1R TKO負けも、2022年3月に奥野真利にTKO勝ちすると、同年5月に長谷川卓也とドロー。
9月に佐々木歩夢をキムラで極めると、2023年2月の前戦でガルちゃんと引き分けている。
空手の打撃でも組みでも削れる伊藤に、高須は思い切りのいい打撃と粘り強い組みが持ち味。伊藤は鋭い出入りの打撃からBRAVEのレスラー相手に磨いたケージレスリングの攻防で上回るか。高須は柏でどんな戦略を練り上げてくるか。
1R、伊藤のミドルをもらいながらもダブルレッグテイクダウンを決める高須は金網に押し込み、伊藤の立ち際を再び尻を着かせる。立つ伊藤は高須の頭が下がるとシングルレッグにヒジを落とす。
2R、オーソから入り左ハイなど蹴りを当てる伊藤、高須はダブルレッグで尻までは着かせるが、足を引き立つ伊藤は左ミドルを取られても片足立ちで押し込み。体を入れ替えシングルレッグに入る高須だが、伊藤のヒジを浴びて徐々に腰が落ちると被弾し続けて、四つん這いとなりレフェリーが間に入った。1分47秒、TKO。