▼第14試合 バンタム級 5分2R
×手塚基伸(シークレットベースドミネート・コブラ会)第7代バンタム級王者
[判定0-3]
〇TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We)
バンタム級の2回戦。元UFCの手塚は、2021年12月のGRACHANで伊藤空也に52秒腕十字で一本勝ちし、GRACHANバンタム級王座を奪還して以来、約2年ぶりのGRACHAN出場。2022年10月の前戦・RIZIN福岡大会ではメイマン・マメドフを三角で固めての下からのパウンド・ヒジで1R TKO勝ち。1年ぶりの試合となる今回は、ノンタイトル戦でPANCRASE同級7位のTSUNEを迎え撃つ。
TSUNEは、2011年から15年までDEEPを主戦場とした後、2015年12月からPANCRASEに参戦。瀧澤謙太、金太郎、アラン“ヒロ”ヤマニハ、春日井 寒天 たけしに敗れるも、WLFでは現ONEのシェ・ウェイに判定勝ち。
PANCRASEで鬼神光司、平田丈二、井村塁、平岡将英相手に4連勝。2022年12月のバンタム級暫定王者決定戦で田嶋椋を左ストレートで先にダウンを奪うものの、4R TKO負けで戴冠ならず。10カ月ぶりの復帰戦をGRACHANで戦う。
トータルファイトで強いTASUNEは、その軸に強い組みがあるが、手塚は寝技のスペシャリスト。テイクダウンの際に注目のバンタム級戦だ。
1R、ともにサウスポー構え。手塚はダブルレッグテイクダウンから両足束ねバック狙い。中腰に立つTSUNEは手塚に両足はかけさせず前に落とすと、下の手塚はディープハーフでロックダウン。下から肩固めも狙うが、脇を差していて抜けるTSUNEがヒジを落とし、パスガード、クルスフィックスからヒジ、下の手塚はキムラ狙う。
2R、シングルレッグからTSUNEの立ち際にバックから片足かける手塚だが、両足はかけさせないTSUNEが横に落として手塚の左手首をコントロール。脇をすくいバックからクロスでコントロール。仰向けから胸を合わせた手塚がバック狙うも、腕を抜き正対したTSUNEが際を譲らずトップのままホーンを聞いた。
判定は3-0でTSUNEが勝利「PANCRSEから参戦させてもらいました。いきなりチャンピオンとやらせてもらって一応勝ったんで、次、タイトルマッチやらせてください」とバンタム級王座挑戦をアピールした。