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レポート

【GRACHAN】15周年記念大会で阪本洋平が引退、ダリと岸本はドロー、TSUNEが手塚を完封、伊藤が高須をTKO、J-MMA Rookies CUPフェザー級は黒井、フライ級は鈴木が優勝。ウェルター級決勝は桜井vs.青木に、林が小谷をTKO

2023/10/15 13:10

▼第14試合 バンタム級 5分2R
×手塚基伸(シークレットベースドミネート・コブラ会)第7代バンタム級王者
[判定0-3]

〇TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We)

 

バンタム級の2回戦。元UFCの手塚は、2021年12月のGRACHANで伊藤空也に52秒腕十字で一本勝ちし、GRACHANバンタム級王座を奪還して以来、約2年ぶりのGRACHAN出場。2022年10月の前戦・RIZIN福岡大会ではメイマン・マメドフを三角で固めての下からのパウンド・ヒジで1R TKO勝ち。1年ぶりの試合となる今回は、ノンタイトル戦でPANCRASE同級7位のTSUNEを迎え撃つ。

 TSUNEは、2011年から15年までDEEPを主戦場とした後、2015年12月からPANCRASEに参戦。瀧澤謙太、金太郎、アラン“ヒロ”ヤマニハ、春日井 寒天 たけしに敗れるも、WLFでは現ONEのシェ・ウェイに判定勝ち。

 PANCRASEで鬼神光司、平田丈二、井村塁、平岡将英相手に4連勝。2022年12月のバンタム級暫定王者決定戦で田嶋椋を左ストレートで先にダウンを奪うものの、4R TKO負けで戴冠ならず。10カ月ぶりの復帰戦をGRACHANで戦う。

 トータルファイトで強いTASUNEは、その軸に強い組みがあるが、手塚は寝技のスペシャリスト。テイクダウンの際に注目のバンタム級戦だ。

1R、ともにサウスポー構え。手塚はダブルレッグテイクダウンから両足束ねバック狙い。中腰に立つTSUNEは手塚に両足はかけさせず前に落とすと、下の手塚はディープハーフでロックダウン。下から肩固めも狙うが、脇を差していて抜けるTSUNEがヒジを落とし、パスガード、クルスフィックスからヒジ、下の手塚はキムラ狙う。

2R、シングルレッグからTSUNEの立ち際にバックから片足かける手塚だが、両足はかけさせないTSUNEが横に落として手塚の左手首をコントロール。脇をすくいバックからクロスでコントロール。仰向けから胸を合わせた手塚がバック狙うも、腕を抜き正対したTSUNEが際を譲らずトップのままホーンを聞いた。

判定は3-0でTSUNEが勝利「PANCRSEから参戦させてもらいました。いきなりチャンピオンとやらせてもらって一応勝ったんで、次、タイトルマッチやらせてください」とバンタム級王座挑戦をアピールした。

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