▼第4試合 RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament リザーブマッチ 3分3R延長1R
×ルベン・セオアネ(スペイン/Muay Sapein)
KO 2R1分54秒
〇政所 仁(魁塾/スーパーフライ級4位)
セオアネは10勝(3KO)2敗とキャリアは浅い21歳だが、K-1にも来日したISKA世界王者アクラム・ハミディに勝利している。ISKAの推薦を受けて7月の1回戦で志朗と対戦し、1Rからアグレッシブに前へ出てコンビネーションを回転させる好戦的なスタイルで志朗を苦しめ、判定で敗れるも最後まで諦めない姿勢で高評価を得ての再登場。
政所はバルカン砲とも評される回転の早い打撃と相手の意表を付く技を武器に多くの強豪を破りJ-NETWORKフライ級王座、WBKF世界スーパーフライ級王座を獲得。2021年9月のDoA-53kgトーナメント一回戦で田丸辰にリベンジを果たすも準優勝で風音に判定負け。その後、佐藤執斗と無効試合、花岡竜にはTKO負けと白星から遠ざかったが、2022年12月に滉大から判定勝ちで再起。2023年7月のリザーブマッチでは親友・風音との再戦でリベンジを果たし、今回もリザーブマッチに臨む。戦績は17勝(4KO)10敗1無効試合。
1R、序盤は遠い距離から互いにローを蹴っていく。右ローを飛ばす政所に合わせてセオアネは右ストレート。パンチの打ち合いになるとセオアネは左右のフックを思い切り振る。ジャブを突いてコーナーに詰めて政所がワンツー。セオアネも打ち返していく。
2R、ガードを固めて前へ出てくるセオアネに政所は右ロー。セオアネは打ち終わりにワンツーを返すが政所はしっかりガード。飛び込んで右ボディを当てる政所。さらにロープへ詰めるとセオアネのフックをガードして左フック! これがアゴを打ち抜きダウンを奪う。立ったセオアネだが政所はすぐに詰めて左フックでダウンを追加。それでも何とかセオアネが再び立ったところへ、政所がさらに左を打ち抜くとセオアネが崩れ落ちレフリーが試合をストップ。バルカン砲の異名に相応しい怒涛のKOで政所が圧勝を収めた。