キックボクシング
レポート

【RISE】YA-MANがKO勝ちでOFG新王者に、決勝戦は大﨑一貴に判定勝ちした田丸辰vs志朗を下したクマンドーイに、秀樹は引退試合でチャンヒョンに勝利、那須川龍心は判定勝ち

2023/08/26 17:08

▼第3試合 -54kg契約 3分3R延長1R
〇花岡 竜(橋本道場/スーパーフライ級3位)
判定3-0 ※30-27×3
דWeedy”ニコラス・リヴァース(Fight Center one/RING OUT-54kg級王者)

 花岡はアマチュアで28冠王を達成し、122勝20敗15分という驚異的な戦績を引っ提げて2019年春に中学卒業後すぐにプロデビュー。2020年8月の『INNOVATION』でフライ級王座認定戦を行い、勝利して無敗のまま王座に就いた。2021年9月にはトーナメントで空龍と濱田巧を破り初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座を獲得。2022年3月には岡山で開催されたオープンフィンガーグローブ着用トーナメントで優勝。6月からはRISEに参戦して2連勝も10月の翼戦で負傷判定ながらもプロ2つ目の黒星を付けられた。2023年は「NO KICK NO LIFE バンタム級賞金トーナメント」に出場し、優勝を果たしている。戦績は19勝(8KO)2敗1分。

 リヴァースは13勝(1KO)5敗の戦績で、昨年6月には『Ring Out challenge 4』でRING OUT-54kg級のタイトルを獲得。2023年4月、RISEに初来日して大﨑一貴とISKAオリエンタルルール世界フライ級(-53.5kg)王座決定戦を争い、唸り声をあげながら左右フック&ローを叩きつけ、1Rからアグレッシブに攻め続けたが4Rに大﨑の上段後ろ蹴りでマットに沈んだ。

1R、速いジャブ、インローを放っていく花岡に、リヴァースはガードを固めて詰めるとボディ、ワンツーを振っていく。左右のローにカーフも当てる花岡が強烈な左ボディをヒットさせるとリヴァースの動きが止まる。チャンスと見て前へ出る花岡は連打を浴びせるがリヴァースは強気に打ち返す。花岡はさらにロー、ボディを効かせる。

2R、左ミドルを三連打する花岡。リヴァースはガードを固めながらも距離が近づくとチャンスを見て左右のフック。花岡も左右のフックからミドルと、パンチから蹴りのコンビネーションで攻勢。ガードの上からでも強い右ハイを蹴っていく。リヴァースはかなり攻撃をもらいながらも前へ出てフックを振ってくる。

3R、肩口へ左のミドルを蹴る花岡。そしてリヴァースが詰めてきたところに合わせてショートの右フック。これが入りリヴァースがふらつく。ラッシュを仕掛ける花岡だが、異常な打たれ強さを見せるリヴァースはすぐに持ち直してパンチを返して来る。ローも効かせる花岡はリヴァースをコーナーへ詰めて連打。防戦一方となるリヴァースだが、終盤は気合の声を発し、前へ出て最後までパンチを振ってくる。

判定は3-0で花岡。タフなリヴァースを相手にダウンこそ奪えずも、花岡が全局面で圧倒して完封勝利を手にした。

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