キックボクシング
レポート

【RISE】YA-MANがKO勝ちでOFG新王者に、決勝戦は大﨑一貴に判定勝ちした田丸辰vs志朗を下したクマンドーイに、秀樹は引退試合でチャンヒョンに勝利、那須川龍心は判定勝ち

2023/08/26 17:08

▼第5試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
〇チャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce/同級2位)
KO 1R1分13秒 ※左ハイキック
×チョ・ギョンジェ(韓国/JUNG WOO GYM/MAX FC -65kg王者)

 コリンズはタイ在住のオーストラリア人選手でこれまでにセクサン、パコーン、サックモンコンといったムエタイのスター選手を次々と撃破。2019年2月の『KNOCK OUT』で初来日し、KNOCK OUTスーパーライト級王者・不可思から右ヒジでダウンを奪い、判定勝ちした。4月にはSBに参戦し、海人にも判定3-0で勝利。RISEには8月の大阪大会に初参戦を果たし、RISEウェルター級王者・中野椋太から1RでTKO勝ちを奪うと、10月にはRISEライト級王者・直樹にも2RでKO勝ち。12月には笠原弘希にも勝利した。2023年5月には『KICKBOXING WORLD CUP』にてムエタイルールでラーチャシンから延長Rで勝利を収め、日本では負け無し。戦績は57勝(28KO)16敗2分。

 昨年12月以来のRISE参戦となる今回のコリンズの相手は、2018年に初来日、シュートボクシング世界トーナメント『S-cup2018』の1回戦で海人と対戦しているギョンジェ。海人には敗れるも、2019年9月に現RISEウェルター級王者の中野椋太を判定で下し、今年に入ってからは4月に高橋幸光に判定負けしているが、吉田凛汰朗、小川翔に勝利している。小川戦では強い蹴りを上中下に散らし、小川のパンチにはテンカオで対抗。打ち合いでも小川からヒットを奪っていた。戦績は35勝5敗1分。

1R、いきなり右ミドルのギョンジェにコリンズもミドルを返す。インロー、さらに右ハイからそのままバックブローも見せるコリンズにギョンジェもインローを返すがコリンズは右ストレートを当てるとギョンジェをコーナーへ詰めてボディ、フックの連打を浴びせる。何とかコーナーから抜け出したギョンジェだがコリンズはすぐに詰めると右からの左フックでダウンを奪う。立ったギョンジェだがコリンズはさらにボディ、フックを当て、最後は左ハイでアゴを打ち抜くとギョンジェがばったりとダウンしレフリーストップ。圧倒的な強さを見せてコリンズが1RでKO勝利を挙げた。

試合後マイクを持ったコリンズは「エキサイティングだった。3ラウンド戦うと思ってたけど早く終わったな。今僕は28歳で一番強いと思っている。ベストファイターと戦いたい。原口(健飛)やペットパノムルンと戦ってベルトを手に入れたいんだ」と次戦への意欲を語った。

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