▼第2試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
〇麻火佑太郎(PHOENIX/同級4位)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-27
×KENTA(HAYATO GYM/同級9位)
麻火は元TENKAICHI Gライト級王者。K-1甲子園-60kgベスト4、KAMINARIMON×新空手最強決定戦-63kg優勝、全日本格斗打撃選手権大会優勝などの実績を持つ。KNOCK OUTとREBELSでキャリアを積み、2022年2月のRISEではチャッピー吉沼から勝利。5月には木村“ケルベロス”颯太に判定で敗れたが、12月に北井智大から殊勲の勝利を収めた。2023年5月、KNOCK OUTなど他団体で活躍してきたマサ佐藤をヒザ蹴りで初回KOに破っている。戦績は12勝(2KO)8敗。
KENTAは長身を活かした豪快な攻撃が武器で、2021年9月の山畑雄摩戦から4連勝を記録していたが昨年10月のRISE大田区大会で小川翔に判定負けを喫し連勝がストップ。『DEEP☆KICK』では2022年3月にDEEP☆KICK-63kg王座を獲得し、12月には足利也真登を判定で下し王座を防衛している。今年3月には元Jリーガーの安彦考真に勝利し、4月には山畑を再戦で返り討ちにした。戦績は19勝(6KO)4敗1分。
1R、サウスポーの麻火にオーソドックスはKENTA。ガードの上からでも強い左ハイを蹴っていく麻火。さらに飛び込むようなジャブも突いていく。KENTAはガードを固めてじっくりと見つつ、麻火の攻撃にミドル、さらに右フックも返す。麻火の頭がKENTAの顔面に当たりバッティングにより中断。麻火にイエローカードが与えられる。再開後、ジャブとローで距離を測るのはKENTA。麻火は掛け蹴りなどトリッキーな技も見せる。
2R、互いに前手でけん制し、ローを蹴り合う。プレッシャーをかけるのはKENTA。だが麻火はロープに詰められたところから飛びヒザを放つ。前に出てくるKENTAを麻火はサークリングなどステップでさばきつつ左のミドルやテンカオで迎撃。さらにワンツーも当てる。
3R、すぐに前へ出てロープを背負わせるKENTA。麻火はジャブや前蹴りで突き放しつつ、KENTAの打ち終わりにワンツー。バックステップも駆使してKENTAに詰めさせない。KENTAはそれでも追い続け、前足へのローからワンツー、右ミドルも放つ。来い来いと言うようなポーズはKENTA。それでも麻火はリングを一杯に使ってKENTAの前進をさばき続けて試合を終えた。判定は3-0で麻火。多彩な蹴り技に加えて、巧みなステップワークでKENTAの圧をいなし、テクニックの差を見せて勝利を挙げた。