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【RIZIN】萩原京平、平本蓮にチクリ「間違っても契約体重を変えてまで試合に出るようなことはして欲しくない」

2023/04/02 19:04
 2023年4月1日(土)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)にて開催された『RIZIN.41』の第6試合フェザー級(66.0kg)5分3Rで、カイル・アグォン(米国/SPIKE22)に判定3-0で勝利し、連敗を脱出した萩原京平(SMOKER GYM)が試合後インタビューに答えた。 「ひと安心ですね。やっと勝てたわって感じです」と萩原。「相手が粘り強い感じでしんどい試合になりました」と振り返るが、「ヤバいなというのは正直感じていなくて。バックを取られていいポジションを取られたっていうのはあったんですけれど、そこから極めさせない練習やったりとか、ここを抑えておけば極められにくいだったりとか、そういうポイントを試合前にしっかりやっていたので。あと、ああいう体勢でも攻撃することをやめないというのを意識してやっていたので、特にそこで焦りは感じなかったですね」と、バックを奪われた場面でも焦りはなかったという。  試合前は「100%の準備が出来たのでそれを出すだけや」と思って自信があったという萩原。では、その取り組んできたことの何%が出せたかと聞くと「半分以上は出せたかなと思っているんですけれど、まだまだ思い返したらここはこうしておけばよかった、ここはこうしないとあかんなっていうのがあったので。まだまだ100%を出せていないので、次はもっと出せるようにもっと練習したいと思っていますね」と、もっと出せるはずだとした。  その試合前の準備で最も役だったものはとの質問には、「今年に入ってからフィジカルであったり、走り込み、減量、試合に向けての調整というのを土居トレーナー(魔裟斗のトレーナーを務めたことで有名な土居進トレーナー)にずっと見てもらっていて。今年に入ってから大阪と東京を半々でって生活をずっとしていて、今回の減量とリカバリーの仕方を全部土居さんに指導を受けて、今までと全く違うというか。前までは全部自己流で減量もリカバリーもして。そういうのをしていて試合当日に全く力が入らないというのもあったんですけれど、今回はよく動けました。そういう成果もあるし、大阪で見てもらっている岸本さん(第2代GLADIATORライト級王者・岸本泰昭)。岸本さんもマンツーマンでずっと教えてくれていたのもあるし、SMOKER GYMのみんなもずっと協力してくれていたので何が一番というのは難しいんですけれど、みんなの支えがあって今回勝てたので、みんなのサポートが一番力になりましたね」と答える。  同じく「入場の時から開会式から凄い応援があったので、それがめちゃくちゃ力になったし、大阪のみんなは最高やなと思いましたね」と、ファンの後押しが大きな力になったと話した。 「今回カイル・アグォン選手に勝ったことで世界の強豪と戦っていけるポテンシャルが証明できたと思うので、これからもっと強い選手とガンガン試合をして実力を証明していきたいですね」と意気込む萩原。では次の標的は、と聞かれると「次はLANDMARKのフェザー級、注目カードが2~3カードあるんですけれど、そこに絡んでいる選手とやりたいっていうのがありますね」とする。  その中の一人であり、因縁のある相手ではあるが試合前にはエールの交換もした平本蓮がリングサイドで試合を見ていた。それについて聞かれると「刺激になっていたし、一番前で偉そうに見とったんでね、次は逆にLANDMARKの会場へ行って一番前で偉そうに見たろかなと思っていますね」と、平本が斎藤裕と対戦する4月29日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』を今度は逆にリングサイドで見て平本にプレッシャーを与えてやりたいと笑った。  試合前には、怪我がなければ同大会にも連続出場したいとの発言もあったが、改めて聞かれると「次の試合、フェザー級が盛り上がっているので、もし欠場者が出た場合にすぐ行けるように準備はしておくし、間違っても契約体重を変えてまで試合に出るようなことはして欲しくないんでね、その選手に。だからフェザー級で誰か怪我をしたら後が控えているので安心してくれよって感じですね」と、平本にチクリと嫌味を見舞った。 [nextpage] 萩原京平「もし欠場者とか出た場合にすぐいけるように準備はしておく」 ━━連敗を脱出しました、率直な感想をお聞かせいただけますか。 「ひと安心ですね。“やっと勝てたわ”って感じです」 ━━バックを取られる場面も多々見られたと思うのですが、そこで取りきられなかったのは、今までの試合の反省が活きてきたのでしょうか。 「はい、そうですね、その通りですね」 ━━たくさん練習した成果が出たと。 「はい」 ━━対戦を終えて、アグォン選手は試合前の印象と違うところがありましたか。 「うーんまあ、試合前の印象とは特に変わりなく、やっぱり粘り強い感じで。まあシンドい試合になりましたね」 ━━応援の声が大きかったと思いますが、ご自身ではどのように感じていましたか。 「それはやっぱりすごい感じていたし、入場の時、開会式の時からすごい応援があったので、それがめちゃくちゃ力になったし、「やっぱ大阪のみんな最高やな!」と思いましたね」 ━━今回勝利しました。今後の展望・目標を教えてください。 「今回、カイル・アグォン選手に勝ったことで、世界の強豪と戦っていけるポテンシャルがあるっていうのを証明できたと思うので、これからもっと強い選手とガンガン試合して、実力を証明していきたいですね」 ━━寝技の時間が長かったですが、ヤバいと感じた部分は? 「“ヤバいな”というのは正直感じなくて。バック取られて、いいポジション取られたのはあったのですけど、そこから極めさせない練習やったりとか、ここを押さえておけば極められにくいというポイントを試合前にしっかりやっていったんで、ああいう体勢でも攻撃をやめないということを意識してやっていたので、特にそこで焦りとかそういうのはあまり感じなかったですね」 ━━顔にダメージのない感じですが、相手の打撃は全然? 「打撃はもらってないですね。ちょっと口の下が何かで切れているのですけど、それくらいですね」 ━━試合後リングサイドへ「クソガキ」と発言していましたが、今回の試合に向けて刺激に? 「そうですね。刺激になっていたし、一番前でエラそうに見とったんでね。次は逆に、LANDMARKの会場に行って、一番前でエラそうに見たろうかなと思ってますね」 ━━公開練習の際に連戦することもほのめかしていましたがいかがですか? 「そうですね。やっぱり、次の試合、フェザー級盛り上がっているので、もし例えば欠場者とかそういうのが出た場合にすぐいけるように準備はしておくし、間違っても、次は契約体重を変えてでも試合に出るようなことはしてほしくないんでね、”その選手”に。誰かフェザー級でケガしたら、あとは控えてるんで、安心してくれよって感じですね」 ━━コスチュームと同じブランドを着ている方や、お子さんなどもたくさんいました。喜んでいるファンに向けて一言いただけますか。 「ファンのみんなの応援ていうのはめちゃくちゃ力になったし、去年実際勝つところを見せられないにも関わらず、ずっと応援してくれてたので、正直やっぱそういうのがすごい励みになったし、やっぱり今回は自分のために戦ったんですけど、そういう人たちにもこの勝ちを捧げたいな、と思っていますね」 ━━試合前に自信を感じましたが、実際取り組んできたことの何パーセントくらい出せたと思っていますか。 「半分以上は出せたかなと思っているんですけど。そうですね、まだまだ、思い返したら「ああ、ここをこうしておけばよかった」とか「ここはこうしないとアカンな」というのはあったので、まだまだ100パーセント出せていないので、次はもっと出せるように、もっと練習したいなと思っていますね」 ━━一番役立った部分は? 「一番というのは正直決められないですけど、今年に入ってからフィジカルであったり、走り込み、減量、試合に向けての調整を東京の土居トレーナーにずっと見てもらっていて。今年入ってからは大阪と東京を半々で、という生活をずっとしていて。で、今回の減量の仕方からリカバリの仕方から、全部土居(進)さんに指導を受けて、今までと全く違うというか。前までは全部自己流で減量もリカバリもして、そういうのをしてて試合当日に力がまったく入らないというのもあったんですけど、今回はよく動けたし、やっぱそういうところの成果もあるし、大阪で見てもらってる岸本(泰昭)さんも、マンツーマンでずっと教えてくれてたというのもあるし、SMOKER GYMのみんながずっと協力してくれてたんで、何が一番ていうのは正直難しいんですけど、やっぱりそういう人たちみんなの支えがあって今回勝てたんで、もう、みんなのそういうサポートが一番力になりましたね」 ━━勝って発言権があると思うのですが、次はどのあたりを標的に? 「次はやっぱり『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』のフェザー級の注目カードが2、3カードくらいあるんですけど、そこに絡んでる選手とやりたいなっていうのがありますね」 ━━連敗というところで正直なところ焦りは試合前にありましたか? 「焦りは正直そこまでなくて。逆にフレッシュな気持ちで臨めたというか。今回は100パーセントの準備ができたので。それを出すだけや!っていうシンプルな感じだったのでそういう焦りとかは特になかったですね」 ━━後が無いという気持ちよりポジティブな気持ちが強かった? 「そうですね、でもやっぱり負けたらもうこういう大きい舞台に出る資格はないやろな、っていうのも思ったこともあるんですけど。まあやっぱりそういうネガティブなことを考えててもいいふうにはならないなと思ってたので。やっぱり何より自信があったので今回は。なのでずっとポジティブな気持ちでいられましたね」 ━━試合中も、本来はもう少し立って戦いたかったと思うのですが、あれだけ組まれても全然対応できるなというのは試合中考えましたか? 「そうですね、やっぱり……、うーんまあ、そうですね、そこもしっかりまだまだ粗いですけど対応はできたので自信にもなったし、やっぱりああいう似た展開をずっと岸本さんが作って、そのシチュエーション、スパーリング、打ち込みに付き合ってくれたので、そこがデカかったかなと思いますね」 ━━判定になった瞬間「勝ったな」と? 「そうですね、はい」 ━━リングサイドの平本選手と少し言葉を交わしていたのかと思うのですが。 「言葉は交わしてないですね」 ━━リング上のマイクで「テキーラを飲む」とのことでしたが、普段どれくらい摂生をしていましたか? 「普段からお酒は全く飲まないので。たとえばこういう試合の後、みんなが来てくれて毎回どこかで打ち上げやっているので、そういう時しか飲まないです、逆に」 ━━じゃあ今日は……。 「ベロベロになろうかなと思ってますね(笑)」
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