▼第9試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
×大森隆之介(EX ARES/同級5位)
判定0-2 ※29-30、29-29、29-28
○加藤有吾(RIKIX/WMC日本スーパーバンタム級王者、岡山ZAIMAX MUAYTHAI 2021 55kg トーナメント優勝)
8月の大阪大会で京谷祐希を2R KOで下した大森がWMC日本スーパーバンタム級王者の加藤を迎え討つ。
大森は2020年1月のプロデビュー後、2021年7月に有井渚海に負け連勝がストップするもその後は田渕神太、良星、京谷祐希ら格上を次々と撃破し現在8戦7勝1敗(5KO)の戦績を持つ22歳。
対する加藤は元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・石井宏樹の愛弟子でジュニア時代から石井の指導を受け、プロデビューすると持ち前の強打で頭角を現し2019年12月にWMC日本スーパーバンタム級王座を奪取。2021年1月には元山祐希と壱・センチャイジムを破って岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント優勝を果たした。8月のRISE大阪大会で初参戦を果たしDEEP☆KICK王者の翔真を判定3-0で下している。
1R、両者軽快なステップを踏み、ジャブを出し合う。大森のジャブに加藤が右カーフ。加藤はジャブから右でボディを打ち、大森は前蹴り。リーチに優る大森がジャブを使って距離をとる戦い方で加藤のパンチがなかなか当たらない展開だが、大森の攻撃は多くはない。
2Rもジャブ、左ミドルで距離をとる大森。ローの蹴り合い、加藤は大きな右から入っていこうとするが大森は右アッパー&右フックで迎え撃つ。加藤も負けじと右を出しながら前へ出る。大森の右フックからの左がヒット。加藤はすぐに前へ出て打ち合いに行くが大森がジャブと前蹴りで距離をとる。加藤は右カーフと右フック。お互いに左ボディを打ち合う。
3Rも前に出るのは加藤。大森の右をもらった加藤だがすかさず右フックを打ち返す。同じような展開が続き、攻める加藤に大森が当て、加藤が打ち返す。クリンチが増えるのは大森。加藤の左右フックに大森はヒザを突き刺すがすぐにクリンチ。加藤の右ストレートには大森が後ろ蹴りから右ストレート。大森の左ボディから右ストレートに加藤は右を返すが大森のクリンチ。加藤は左右フック、ラッシュをかけようとするが大森のクリンチに捕まる。
判定は2-0で攻めの姿勢を見せた加藤に凱歌が上がった。加藤はマイクを持つと「ずっとヒジありとか他の団体で試合をしていてRISEの人は知らないと思いますが、今日の試合で覚えて帰ってください。RISEの王者になるために来たので、来年RISEの王者になります。今日みたいな試合ではダメなんですけれど強くなります」と、来年タイトルまでたどり着くとアピールした。