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【RISE】中村寛が伊藤澄哉に豪快KO勝ち、緑川創とブラボは熱闘ドロー、政所仁が滉大に辛勝、女子初のOFGマッチは熱戦で小林愛理奈が勝利

2022/12/10 18:12

▼第2試合 ウェルター級(-67.5kg)3分3R
○森本一陽(NEXT LEVEL渋谷/元J-NETWORKスーパーウェルター級王者、元Bigbangスーパーウェルター級王者)
KO 3R 1分50秒 ※左フック
×ストロング小林(契明ジム/ACFウェルター級王者)


 国内2冠の森本は2018年5月以来のRISE参戦。2010年デビューのベテラン選手で、小柄ながらアメフトで培った突進力に加え、パワフルな左右フックとトリッキーな動きを武器に2012年4月にJ-NETWORK、2015年9月にBigbangの二団体でスーパーウェルター級タイトルを獲得。今年に入り2年ぶりに復帰するもイモト・ボルケーノ、髙木覚清などに連敗を喫しており4年半ぶりのRISEで勝利を掴みたいところ。


 対する小林は「格闘技のおもちゃ箱」ACFを主戦場に戦い、昨年10月には20歳という若さでACF初代ウェルター級王者に認定されている実力者。現在15戦12勝のうち11KOと驚異のKO率を誇っており、初参戦のRISEのリングでも強さを見せつけるか。


 1R、森本は独特なリズムで出入りし、大きくアウトから振ってくる左右フック。小林は下がりながらワンツー、左右フックを繰り出すが森本の変則的な動きに空振りが続く。ならばと右ローを蹴る小林。森本は左右フックを当てていく。


 2R、森本は右ミドル、小林は右ローで蹴り合い、小林は左ボディも打つ。森本の伸びる左ロングフックをもらう小林。森本の左右フックを被弾する場面が増えてきた小林は右ストレートを打つが、すぐに返しのフックをもらってしまう。ジャブを受け続けた小林は首をひねる。


 3R、飛び込んでの左フックを当てる森本。前に出て左右フックを当てて行く森本に小林は手が出ない。小林は右フックを打ち返すがコーナーで森本の左右ボディ、そして右からの左フックをもらい、前転するように頭からマットに落ちてダウン。そのまま森本のKO勝ちが宣せられ、小林は担架で運ばれた。

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