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【Bellator】ストッツがサバテーロに辛勝で王座防衛&バンタム級WGP決勝へ、ミックスがマゴメドフに戦慄の失神一本勝ちで決勝進出! カモーシェが一本勝ち女子フライ級王座防衛で「渡辺華奈と年末に戦いたい」

2022/12/10 08:12
【Bellator】ストッツがサバテーロに辛勝で王座防衛&バンタム級WGP決勝へ、ミックスがマゴメドフに戦慄の失神一本勝ちで決勝進出! カモーシェが一本勝ち女子フライ級王座防衛で「渡辺華奈と年末に戦いたい」

サバテーロに判定勝ちのストッツと、マゴマドフに一本勝ちのミックスが2023年の100万ドルGP決勝に進出(C)Bellator

 2022年12月9日(日本時間10日)、米国コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナにて、『Bellator 289: Stots vs. Sabatello』が開催された。

 日本ではU-NEXTで生配信される同大会で、優勝賞金100万ドル(約1億3700万円)の「Bellatorバンタム級ワールドGP」準決勝2試合が行われた。

  大晦日にRIZINとの対抗戦に臨むBellator勢を知るには必見の今大会。メインカードでは、現バンタム級暫定王者のラウフェオン・ストッツ(米国)とダニー・サバテーロ(米国)がGP準決勝および同級暫定王座戦(5分5R)を争ったほか、もうひとつの準決勝でマゴメド・マゴメドフ(ロシア)とパッチー・ミックス(米国)が決勝進出をかけて対戦した。

 GP準決勝は、ミックスがマゴメドフにギロチンチョークを極めて決勝進出。マゴメドフはキャリア初の一本負け。メインのストッツvs.サバテーロは、5Rにわたり組んでコントロールしたサバテーロに対し、前進を続けたストッツがワンツーの左、グラウンドヒジ、ヒザ十字をセットし、スプリット判定でバンタム級王座防衛&決勝進出を決めた。

『Bellator 289: Stots vs. Sabatello』速報

2022年12月9日(日本時間10日朝7時~)U-NEXT生配信
米国コネチカット州アンカスビルモヒガンサン・アリーナ

【メインカード】

▼Bellatorバンタム級選手権試合&ワールドGP準決勝 5分5R
〇ラフェオン・ストッツ(米国)暫定王者・19勝1敗 134.4ポンド/60.96kg
[判定2-1] ※45-50, 48-47×2

×ダニー・サバテーロ(米国)挑戦者 6位・13勝2敗 135ポンド/61.23kg

 2022年4月のハワイ2デイズで開幕したBellaorバンタム級ワールドGP。正規王者セルジオ・ペティスが負傷欠場するなか、セルジオと同門のストッツが、元王者のフアン・アーチュレッタを3R、左ハイキックでKOに降し、同級暫定王座戴冠&準決勝進出を決めた。

 ストッツの王座に挑戦し、GP決勝進出を狙うサバテーロは、堀口恭司と同門のATT所属。4月大会のワイルドカードで、8戦無敗のジョネル・ルゴ(米国)と対戦し、判定3-0で勝利。6月のレアンドロ・イーゴとの準々決勝では、イーゴにテイクダウンを決め続け、判定3-0で勝利した。

 試合後にケージインしたストッツの「最悪だ。お前はレッスルしただけだ。俺と戦えるお前におめでとう」の言葉に、中指を立て、その手をストッツが払いのけるなど、試合スタイルにおけるイデオロギーの違いを見せている。

 1R、サウスポー構えのストッツから先に前に。回るサバテーロはオーソドックス構えから右の蹴り。左の前蹴りを打つストッツ。サバテーロは両手を伸ばして足を手繰りボディロックテイクダウン!

 すぐに片ヒザ立ちになるストッツに右足をかけてシングルバックになると、足を外して左足をかけみいく。左腕を脇でくぐろうとするストッツだが、サバテーロは左足はかけたまま。ストッツは前転するが立ち上がりで首をがぶる
サバテーロ。

 首をとられながら左で差して立とうとするストッツだがフックガードに変えて、右で小手に巻いて投げ! しかしすぐにサバテーロもスクランブルから右で差して立ち上がり、金網に押し込む。

 金網背に立ち右で細かいパンチはストッツ。体を入れ替えようとするが、再びサバテーロが押し入み、ゴング。

 2R、右ジャブを突いて前に出るストッツ。サバテーロもワンツーの右を伸ばし、右前蹴り、ミドルで牽制。じりじり詰めるストッツは右前蹴り。遠間からのサバテーロのタックルを切るもがぶれず。

 ストッツの左の蹴りがローブローとサバテーロは主張も、レフェリーは続行をうながす。左ミドルを当てるストッツに、遠間から組みに行くサバテーロは2度目の組みで右を差すと金網まで押し込み。両脇を差して回してテイクダウン!

 フルガードのストッツに、左パス狙いから右に変えて、ストッツの立ち際にさらにダブルレッグからアンクルピックでテイクダウン、バックを奪いに行くが、ストッツはスロエフストレッチからヒザ十字へ! 尻を蹴って抜けるサバテーロがバックについてゴング。

 3R、中央に出るストッツに、左回りのサバテーロ。ストッツはワンツーで詰めるが、サバテーロは低いタックルから右で差しに。がぶりで片ヒザ立ちのストッツに、反則のヒザはサバテーロ。減点は無く口頭注意。

 再開。詰めるストッツに足をからませたサバテーロ。シングルを2度切ったストッツは得意の左ハイ。ブロックしたサバテーロは、左フックで飛び込み。しかしさばいたストッツからダブルレッグで金網際でテイクダウン! バック狙いにサイドを許して正対したサバテーロに、ノースサウスチョーク狙いのストッツ。

 仰向けになり立ち上がったサバテーロはここで右を差して押し込み、左足をかけてバックテイクへ。正対するストッツをがぶり。ストッツは左を伸ばして立ち上がり際に左ハイもかわすサバテーロ。

 4R、右前蹴りのサバテーロ。左を突くストッツ。ストッツは右前手の飛び込み。遠間からシングルレッグを2度、3度とトライして、テイクダウンはサバテーロ。下から足を手繰ろうとするストッツの腕を切り、アナコンダチョークを狙いつつ、バックテイク。さらにクラッチして前転してボディロック。サイドを奪うと亀になるストッツをボディロックでコントロール! 左足をかけて前転。しかし足を抜きストッツも正対。すぐに脇差し立ち上がるサバテーロ。

 右から金網に詰めて左を当てるストッツ! ストッツのダブルレッグを切って体を入れ変えるサバテーロ! 中央に戻してゴング。

 5R、ジャブを突いて前に出るストッツ。金網背にサークリングはサバテーロ。右で牽制し、ダブルレッグもここはスプロールするストッツ。右ストレート、右ヒジを打つサバテーロ。ブロックするストッツは追う。

 サバテーロは金網背にダブルレッグも、切るストッツ。前蹴りに後退したサバテーロだが、シングルレッグから背中を見せて足を抜くストッツを追って、スクランブルにボディロックでバックを奪う!

 背後のサバテーロにヒジを突き、出血させるストッツだが、起き際にシングルバックで前転してグラウンドに引き込むサバテーロ。足を戻すストッツはフックガードで浮かすが、またもスタンドバックのサバテーロはシングルバックから両足をかけてシートベルトで組む。残り15秒で正対したストッツは跳びヒザも、サバテーロも跳びヒザで返すと互いに打ち合いも決定打は打たせず。判定へ。

 5R、やるべきことをやり切ったサバテーロ。グラウンドコントロールの時間は、ストッツの43秒に対し、サバテーロは10分11秒。判定は2-1(50-45サバテーロ支持, 48-47×2ストッツ支持)でストッツが勝利。場内はブーイング。

 前進を続けたストッツはジャブや蹴りを当て、ニーバーがニアフィニッシュと見られたか。テイクダウン&コントロールは評価されなかったサバテーロは信じられないと両手を広げて、そのままケージの扉を開けて、退場。

 マット上のストッツは、「『グッドバイ、●ァックユー、サバテーロ!』」と歌い、「あいつはコントロールしようと思っていただろうけど、俺はダメージを与えていた」とコメント。マゴメドフに一本勝ちしたGP決勝の相手パッチー・ミックスとのフェイスオフに臨んだ。

 また、放送席の正規王者セルジオ・ペティス(怪我でGPを欠場)は、「(元同門の)ストッツがサバテーロに勝って脱帽したよ。ストッツとは一度戦う予定だったし、決勝はストッツとミックスのどっちが勝ってきてもいい」と、優勝者との統一戦について語っている。

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