堀口下したミックスが、マゴメドフを失神させる一本勝ち
▼Bellatorバンタム級ワールドGP準決勝 5分5R
〇パッチー・ミックス(米国)2位・18勝1敗 135ポンド/61.23kg
[2R 2分39秒 ギロチンチョーク]
×マゴメド・マゴメドフ(ロシア)3位・19勝4敗 134.4ポンド/60.96kg
もうひとつの「ワールドGP準決勝」に出場するダゲスタンのマゴメドフは、6月のGP準々決勝でエンリケ・バルゾラに4R ギロチンチョークで一本勝ち。
対するミックスは、4月大会で堀口恭司に判定勝ちし、準決勝進出。マゴメドフと対戦する。ともにギロチンチョークを得意とするが、バックからの攻めも多彩なミックスに対し、マゴメドフはレスリングからのドミネートが持ち味だ。果たしてバンタム級で長身のミックスをもテイクダウンし、ギロチンチョークを防いでパウンドを当てられるか。
1R、サウスポー構えのミックスと、オーソドックス構えのマゴメドフ。右ジャブから入るミックス。前争いからマゴメドフも右ストレートで飛び込み。ブロッキングのミックス。ともにインロー。マゴメドフは左前手フックから右ボディストレート、右ミドル。ミックスも左前蹴りを返す。
左回りのマゴメドフ。その入りに右ジャブを当てるミックス! 左ミドルを打つミックスの足をつかみテイクダウン狙いのマゴメドフにギロチン狙いのミックス。
前転してズラすマゴメドフにスイープするミックスはなおもギロチン狙いからがぶりでダースに切り替えるが、セットさせないマゴメドフが亀から立ち上がる。
遠間から低いシングルレッグ狙いのマゴメドフをがぶるミックス。立ち上がり際にヒザも突く。スタンドで左フックを突くマゴメドフも遠い。
2R、右関節蹴りを見せるミックス。マゴメドフは左を突いて右ミドルから組みに行くが、脇を差されないミックスが左の蹴り。マゴメドフは左右の飛び込み。さばくミックスが左ミドルから左ストレートを狙う。
WHAT A GUILLY FINISH BY PATCHY MIX TO ADVANCE TO THE FINAL #Bellator289 pic.twitter.com/vA2F2b8Tvk
— Spinnin Backfist (@SpinninBackfist) December 10, 2022
ミックスのワンツーをステップバックするマゴメドフ。左を突いて詰めるが、そこに右のテンカオ! しかしそこでダブルレッグテイクダウンはマゴメドフ。しかしそこにはミックスが得意のギロチンチョーク!
アームインギロチンから前転しようとするマゴメドフの右足をからめて、組み手を脇下からノーアームのマッケンジーチンに変えて失神させた。
GOODNIGHT 😮 💤@TeamMixMMA puts Magomedov to sleep to earn the submission win and send him into the Bantamweight World Grand Prix Finals. #Bellator289 pic.twitter.com/dlQm9ioFKQ
— SHOWTIME SPORTS (@SHOsports) December 10, 2022
マゴメドフは初の一本負け。勝ち名乗りにミックスは感極まった表情。「トレーニングパートナーたちが10週間付き合ってくれた。感謝したい。一度タイトルの機会を失って成熟したんじゃないかな。このトーナメントは俺がフェイバリットだ。タイトルを獲りに行くぞ!」と語った。