▼オープニングファイト トライアウト 女子ライト級 3分2R
×上田真央(修斗GYMS直心会 UBF)
[2R 0分18秒 TKO] ※レフェリーストップ
〇緒方亜香里(AACC)
2012年ロンドンオリンピック柔道女子78kg級日本代表として活躍し、2011年パリ世界選手権銀メダルや、柔道グランドスラム金メダルなど数多くの大会でメダルを獲得している緒方亜香里(AACC)が満を持してMMAの世界の扉を開く。
柔道時代に、2013年に体重無差別で争う全日本女子選手権で優勝。14年ぶりに最重量級以外の選手として制する快挙を成し遂げている緒方は、左組み手から内股、大内刈、小外刈などを得意とし、寝技でも三角絞めを使うなど、グラップリングに向いていた部分もある。女子で柔道出身ファイターが多いAACCでMMAデビューの準備を進めていた。
対戦相手は、DEEP JEWELSなど様々なプロモーションでのプロ戦績を数多く持ち、前職は大阪府警で警察官としてのキャリアを持つ異色のファイター上田真央(修斗GYMS直心会 UBF)だ。
上田も3歳から柔道を始め講道館杯8位、全国警察選手権2位の記録を持っており、レスリングでも全日本マスターズ優勝を飾る等、組み技の経験は豊富だ。
しかし、柔道での実績は緒方が上。一方、MMAでの経験値では上田が上回る。この一戦は緒方の希望により「トライアウト」(3分2R)として行われる。
1R、いきなり左右を強振して前に出る上田に緒方もワンツーの連打で応戦。距離が近づいたところで、投げを狙うも、首相撲に切り替えヒザを突き、上田を金網に詰めると右ストレートをヒット。
額で受けていた上田のアゴが上がり、鼻から出血。上田も左を返し金網から押し戻す。
2Rも打ち合いに出る上田。しかしパンチの回転と威力は緒方が上。徐々に金網に詰まる緒方が左右を浴び、右を被弾したところでレフェリーが間に入った。
MAGAZINE
ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も