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【修斗】大激闘! 藤井が石井を下し初戴冠、清水清隆引退試合で無敗の山内渉がTKO勝ち、須藤が後藤をヒールで極める、フライ級で新井丈、内藤が勝利、女子アトム級で澤田が初代王者に、柔道五輪代表・緒方がMMAデビュー戦TKO勝ち

2022/11/27 16:11
【修斗】大激闘! 藤井が石井を下し初戴冠、清水清隆引退試合で無敗の山内渉がTKO勝ち、須藤が後藤をヒールで極める、フライ級で新井丈、内藤が勝利、女子アトム級で澤田が初代王者に、柔道五輪代表・緒方がMMAデビュー戦TKO勝ち

セミで環太平洋バンタム級チャンピオンシップを戦う王者・石井逸人と挑戦者・藤井伸樹。(C)ゴング格闘技

 2022年11月27日(日)東京・後楽園ホールにて「プロフェッショナル修斗公式戦 2022 Vol.7」が開催された。

プロフェッショナル修斗公式戦 2022 Vol.7 速報

2022年11月27日(日)後楽園ホール(※ABEMA配信
[開場]17:15[開始]18:00 ※17:30よりオープニングファイト

▼メインイベント・第10試合 清水清隆引退試合 フライ級 5分3R
×清水清隆(同級世界3位/TRIBE TOKYO MMA)
[1R 0分44秒 TKO]

〇山内 渉(同級世界5位/FIGHT FARM)


 メインイベントは「引退試合」となる清水清隆(TRIBE TOKYO MMA)と山内渉(FIGHT FARM)の一戦。


 2008年のプロデビュー以来、長きに渡り日本MMA軽量級の軸としてトップ戦線で活躍し続けた清水。その清水が最後の相手にリクエストしたことはただ一つ「今最も勢いのある若手」。


 選ばれたのはデビュー以来負けなしの4連勝、世界ランク5位の山内渉だ。“番長”高谷裕之から受け継がれる“津田沼直系”の倒されずに倒すスタイルを継承する山内だが、清水も早い出入りからの一撃必倒のパンチを秘めているだけに、KO決着も十分考えられる。


 山内は“番長”高谷裕之と元世界王者・田村彰敏の武闘派津田沼直系の遺伝子を継ぐ者。そのファイティングスピリットと打撃のセンスに定評があるフライ級注目のニューカマー。2021年7月に植木令和新に一本勝ちでプロ修斗デビューを果たすと、以降も高橋SUBMISSION雄己、大竹陽、内藤頌貴を相手にいずれも判定勝ちで4連勝をマークしている。

 


 清水は、PANCRASEでプロデビューを果たし、キングにまで上り詰め、輝かしい実績を手に修斗に戦場を移してきた。PANCRASEでのファイナルマッチを終え、正真正銘、最後の戦いに挑む。



 山内が未来の扉を開くのか? 無敗のプロスペクトを相手に「勝って締める」という清水が有終の美を飾るのか? これが本当に最後の最後。清水清隆と山内渉の戦いに注目だ。



 1R、ともにオーソドックス構え。清水の得意の飛び込みをかわした山内は左ミドル。さらに左ミドル、左ジャブ、左ハイとオーソから左の攻撃。ハイをかわす清水。

 山内は右フックを打つとその拳がテンプル付近をかすめたか、ダブルレッグに入った清水だが両足をスプロールする山内にそのままマットに倒れて動きが止まると、山内がパウンドラッシュ。レフェリーが間に入った。



 試合後、山内は「清水さん、戦ってくれてありがとうございます。僕がMMAを始めた頃から憧れた選手です。勝てたことが嬉しいし、とても自信になりました。僕がフライ級を引っ張っていくのであとはゆっくり休んでください」とマイク。



 清水は、「すみません。負けた人間がマイクを持つのはアレですが……自分は腹いっぱいの現役生活でした。結果は出せなかったんですけど、忘れられない一日でした。自分が皆さんにしていただいたことを返せるように頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします」と挨拶した。


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