▼第3試合 バンタム級(61.0kg)5分3R
〇アラン“ヒロ”ヤマニハ(ボンサイ柔術)
[判定3-0]
×河村泰博(和術慧舟会AKZA)
ヤマニハは、2021年の6月から開幕したRIZINバンタム級JAPAN GPに参戦。1回戦で倉本一真に判定勝ちすると、同年9月の2回戦で朝倉海に判定負け。2022年3月の大阪大会では2年半振りの再戦となる手塚基伸から2Rにリアネイキドチョークで一本勝ちでリベンジを果たすも、連戦となった4月大会では元谷友貴に判定負けを喫している。
対する河村は、PANCRASE 、ZST等を経て、FightingNEXUSで開花。2021年7月に渡部修斗が返上したバンタム級の王座決定戦で福島啓太を得意の寝技地獄に引き込み、2R 三角絞めで一本勝ち。タイトルを獲得した。その後、2021年11月の「VTJ 2021」で佐藤将光に挑むも、序盤の引き込みを潰されて、バックマウントからのパウンドで1R TKO負け。2022年8月の再起戦で、『RIZIN TRIGGER 3rd』で渡部修斗にスプリット判定勝ちでMMA6勝無敗だった須藤拓真を2R ダースチョークで極めて王座防衛に成功している。
1R、ともにオーソドックス構え。ヤマニハは左ローから。河村はロールして滑り込みも足を触らせないヤマニハは上体を固めてバックテイク。右で差してニアマウントで河村の右手を後ろ手に掴んで片手でパウンド! さらに肩固めも、河村は後転で抜けると、すぐに腰を抱えて殴るヤマニハ。
サイドから右手をヒザで押さえて削ると、左ヒザも突く。マウントから三角絞め、腕十字を狙うヤマニハを前方に落として抜けた河村は、スタンドで右をヒット! 下がるヤマニハを追うが、組んでくるとがぶり、ギロチンには行けず、頭を抜いたヤマニハが上でゴング。
2R、河村の左の蹴りを掴んでテイクダウンはヤマニハ。鉄槌に河村は下から外掛けを狙うが、回転して抜いたヤマニハは再びハイマウントから三角絞め! ここもヤマニハの頭を足で挟んでずらして抜けた河村。際で立つヤマニハにクローズドに引き込んだ河村は、左で深くオーバーフック。
インサイドガードのヤマニハは上からネッククランクで手前に引く。金網を蹴る河村は後転。ヤマニハの左足を手繰るが、サイドバックにつくヤマニハは右ヒザ! さらに河村の立ち際にバックにつくと、4の字ロック。足を解いて上になりゴング。
3R、詰める河村に右ローはヤマニハ。河村は左ボディを当てて右も振るが、そこに組んだヤマニハは早々にテイクダウン。背中を着かせるとマウントを奪うと、みたび三角絞めへ。ここも金網蹴りシザーズで後転する河村にすぐに上を取るヤマニハは、三角腕十字へ!
河村はセンタク挟みで首を挟むが、頭を抜いたヤマニハはなおも三角十字へ。今回は極めへのこだわりか。二の腕をつかんで防ぐ河村は両足で再び首を掴むが、ヤマニハは腕を放さず。ついにクラッチを切るが、頭は挟まれたまま。もう一度河村がクラッチしてゴング。