▼第8試合 ヘビー級(120.0kg)5分3R
×ミノワマンZ(フリー)
[1R 2分24秒 TKO] ※パウンド
〇侍マーク・ハント(Martial Arts Fighter team侍)
ミノワマンこと美濃輪育久は1997年7月にパンクラスでプロデビュー。2003年4月にパンクラスを退団すると2003年大晦日からPRIDEに参戦し、クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン、ヴァンダレイ・シウバ、桜庭和志らとの戦いを繰り広げた。2006年大晦日には「超人になりたい」との願いからリングネームをミノワマンに変更。その後はDREAM、DEEP、INOKI BOM-BA-YEなど様々なリングに上がり、現在のところMMAでの最後の試合は2020年大晦日RIZINでのスダリオ剛戦(TKO負け)となっている。デビューから26年目を迎え、46歳になった。
侍マーク・ハントこと桑原清は「サモアの怪人」マーク・ハントに憧れ、このリングネームを名乗るヘビー級戦士。2011年4月に『M-1 Selection 2011』でプロデビューし、グラディエーター、HEATといった舞台で経験を積むとその後は韓国のROAD FCを中心に活躍。2016年5月の『ROAD FC 31』のクォン・アソル戦では、対戦相手の欠場により4日前のオファーを受けて出場すると、わずか18秒、得意のパンチでアソルを沈めアップセットを演じて見せた。地元・岐阜を愛し、岐阜から世界へ、という目標を掲げ、2017年にはRIZIN初参戦でロッキー・マルティネス相手に一歩も引かない殴り合いを見せ、敗れるも会場を大いに盛り上げた。今回は2019年3月のDEEPでの試合以来となる。
先に前に出るミノワマンZは左右を振るが、組んでの投げは侍マークハント、体格差を感じさせる投げられ方。
しかし立ち上がるミノワマンは前に。そこに左を浴びるミノワマンZはダウン! 亀になり立ち上がるミノワマンZをボディロックして投げる侍マークハント! バックを奪われるが、正対するミノワマンZ。しかし、すぐに崩され腹ばいで下に。パウンド連打に何とかヒザを立てて亀になるが、再び潰した侍マークハントがパウンドアウト!
27.7kg差はやはり厳しかったミノワマンだが、試合後、マイクを持った勝者・侍マークハントは、「ミノワマンZ、スタンディングリアルフィストをやんないのか? みんな待ってんぞ」と呼びかけ。
ミノワマンZはケージに戻ると、「俺は負けてねーぞ、レフェリーが勝手に止めたんだ。でも今日はお前の勝ちだ。ありがとう、宇宙の皆さんありがとう。ミノワマンZは今日がスタートです」と挨拶して、スタンディングリアルフィストを観客と唱和した。