▼第7試合 無差別級 5分3R
〇カルレ・ギブレイン(ブラジル/BRAZILIAN THAI)
[1R 4分35秒 TKO] ※鉄槌
×貴賢神(フリー)
貴賢神は、父が日本人で母がフィリピン人。一卵性双生児の弟として、少年時代より空手やキックボクシングなどに親しみ、中学校在学中にはバスケットボールで茨城県選抜の主力選手として全国3位になっている運動神経の持ち主。元幕内力士で、貴乃花部屋に所属していた元十両のスダリオ剛(貴ノ富士)の双子の弟である。今年4月にMMAデビューを果たすも関根“シュレック”秀樹にTKO負けでプロの洗礼を浴びた。
ギブレインは、現・GLADIATORヘビー級王者。ブラジルでプロデビュー後、2018年9月のHEATでイ・サンスの持つヘビー級のベルトに挑み、3R TKO勝ちで王座獲得に成功。初防衛戦で石井慧に一本負けで王座陥落も、2019年3月に韓国Double G FC 2でヤン・ドンギを1R TKOで再起。2022年4月にRISEに初参戦し、南原健太をKO。続く5月のGLADIATORで王者・大番高明もTKOに下し、ベルトを巻いた。7月のRISEでは、MAX吉田にフルマークの判定勝利を収めている。9月にRIZIN初参戦を果たしたが、シビサイ頌真に1R、リアネイキドチョークで敗れた。
1R、ともにオーソドックス構え。先に詰めるギブレイン右を振り、右カーフキック。貴賢神も右を返すと、サークリング。ギブレインは左をヒット。金網に詰まる貴賢神は右ローもそこに左ジャブを被弾。
貴賢神もワンツーの右を返す。互いに顔を背けて左右。ギブレインの左ジャブに金網背にする貴賢神は右回り。貴賢神の左をかわしたギブレインは右をヒット!
ジャブの刺し合いもギブレイン。左右で金網に詰めると右ボディストレートも! 効かされた貴賢神はダブルレッグに入るが、スプロールしたギブレインは、パウンド。
ハーフガードで頭を抱え動けない貴賢神にギブレインはパウンド連打! ヒジの打ち落とし、鉄槌に変えたところでレフェリーが間に入った。
試合後、“南米のアクアマン”は「コンバンハー、神がブラジルを守ってくれることを祈ります。12月にRIZINに出たいです!」と咆哮した。