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【RIZIN】平本蓮が弥益ドミネーターを空手&ケージDFでドミネートし判定勝ち、鈴木千裕が今成越え、元谷が倉本と大激闘、SARAMIが魂のテイクダウンでラーラを下す、中村が征矢に競り勝つ。青井が怪物くんを、ヤマニハが河村を完封、久保が禊のTKO勝ち

2022/11/06 12:11

▼第5試合 フライ級(57.0kg)5分3R
〇中村優作(TEAM FAUST)
[判定2-1]

×征矢 貴(パラエストラ松戸)


 中村は3歳から日本拳法を始め、中学の時に全国優勝。2010年1月にMMAでプロデビュー。DREAM、 DEEP、VTJで活躍し、2016年にはローレンス・ディグリを破り、WSOF GC 初代フライ級王者となった。RIZINデビュー戦となった2018年5月の『RIZIN.10』ではキックルールで那須川天心に2R、強烈な左ストレートをもらいTKO負け。2019年6月の『RIZIN.16』でトップノイ・タイガームエタイと対戦し、判定3-0でRIZIN初勝利を挙げた。前戦は約1年2カ月ぶりの試合となった2021年10月、伊藤裕樹にレフェリーストップによるTKO負けを喫している。


 征矢は難病であるクローン病との闘病を続けながら、2019年6月の『RIZIN.16』で2年ぶりの試合に臨み、川原波輝を相手に1R KOによる復活勝利。その2カ月後には村元友太郎も2R TKOに降すなど連勝を飾ったが、病気が再発。2022年4月に2年8カ月ぶりの復帰を果たすと中務修良にTKO勝利を収め、榊原CEOからの絶賛を受けた。


 1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る征矢。細かい前後のステップは中村。征矢の大きな左をかわす。征矢は左ボディストレート! 右カーフも連打で当てる。中村も右ボディストレート。さらに右ローも、征矢は左を狙う。


 組んで右で差して足を払い崩す征矢に体勢を戻す中村。左ジャブを突く中村は右も続ける。それをスウェイもかすめる征矢は左の飛び込みもかわされる。しかしその動きでシングルレッグは征矢。足を戻して、出入りは中村。征矢の入りにダブルレッグテイクダウン! すぐに立つ征矢も詰める。


 2R、走り込んで右ローは征矢。一転、ダブルレッグも、腰の強さを見せる中村は倒れず。征矢はスタンドバックにつき崩して小外がけテイクダウン! しかし押さえ込まれる前に立つ中村。互いの右の交錯に、中村は右ボディ、左フック、右ストレートのコンビネーションを突く!


 動じない征矢も右で差して組み。離れる中村は左ジャブのダブルで額を上げさせる。右を当てるのは中村も、前に出るのは征矢。厳しい時間帯でボディロックテイクダウンは征矢! ここは背中を着いた中村だが、パウンドの際で立ち上がる中村。征矢はバックフィストを当てる。互いに打ち合いの中で、スタミナ苦しいか、バランスが崩れるようになってきたのは中村だが…。


 3R、右を突く中村だが単発に。詰める征矢はダブルレッグも差し上げる中村。右で差して崩す征矢は、倒れない中村にスタンドバックで左足をかける。アームロック狙いの中村に、バックから引き込み、シングルバックの征矢。背後からパウンドに、中村も右ヒジを背後に連打で突く。


 最後にさらに引き込み、トラックポジションから股裂きに行く征矢。しかしその背後の征矢に中村は鉄槌! 最後の際で上になったのは征矢。ゴング。判定は2-1で36歳の中村が勝利。「よっしゃー」と咆哮した。


 試合後、中村は「3連敗してやっと勝てました。僕を信じて応援してくれてありがとうございました。来年、ぜひフライ級GP、やりましょう!」と挨拶した。

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