撮影/鈴木雄一郎
Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022
2022年10月15日(土)東京・大田区総合体育館
▼メインイベント RISEスーパーフライ級(-53kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
〇大﨑一貴(OISHI GYM/王者)
判定2-0 ※50-49、48-48、49-48
×風音(TEAM TEPPEN/挑戦者・同級1位)
※大﨑が初防衛に成功。
大﨑はタイ・ルンピニースタジアムで8連続KO勝利を飾り、同スタジアム王座に挑戦したこともある。2018年には「KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント」で準優勝。RISEには2020年2月に初参戦し、9月に田丸辰を破ってスーパーフライ級王座を奪取。2021年7月に開幕した「RISE DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では1回戦で石井一成を破って優勝が期待されるも、右足関節外果骨折で準決勝を欠場した。2022年3月に復帰戦で田渕神太に判定勝ち、8月にサンチャイをKOしている。戦績は35勝(18KO)5敗2分1無効試合。
風音はプロキャリア前半は関西を中心に活躍し、2019年3月にTEAM TEPPENに移籍。同年9月には元新日本キックボクシング協会フライ級王者の麗也からTKO勝利、11月には元NJKFフライ級王者の松谷桐に判定勝利、2021年2月には元新日本キックボクシング協会バンタム級&フライ級王者HIROYUKIに判定勝利と他団体王者キラーぶりを発揮。2021年の「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では江幡睦、政所仁、志朗にいずれも“番狂わせ”の勝利を収めて優勝。今年4月には那須川天心のRISEファイナルマッチの相手に抜擢され判定2-0で惜敗したが、6月の『THE MATCH 2022』では黒田斗真に延長戦で勝利した。戦績は17勝(6KO)6敗。
1R、ジャブを突く大﨑に風音は左右フックを連打して下がらせる。大﨑はガードを高く上げて右カーフ。風音も左右の細かい連打で大﨑にガードを上げさせての右カーフ。大﨑は右ローで風音の左足内側からもカーフを蹴る。
2Rも右カーフを狙い撃ちにしていく大﨑に風音は右フック。大﨑は右フックから左フック、風音もパンチを返すが大﨑はよく見て右を返す。風音は連打を繰り出してのロー、そしてミドルも大﨑のガードは固い。
3Rもガードを高く上げてじりじりと前へ出ていく大﨑。風音はステップで動きながら左右フックを打つが、大﨑は右ロー、ジャブ、そして右フック。細かい連打を出す風音に大﨑は後ろ蹴り。大﨑の右カーフ連打に足を上げる風音。大﨑は風音にロープを背負わせて左フック、そして右カーフで優勢を印象付ける。
4R、大﨑の右に風音が右のカウンターを合わせ、大﨑が下がる。そこへ風音がラッシュを仕掛けたが、大﨑が右フック&左ボディで逆襲。風音は右アッパーとアゴへのヒザ蹴りを突き上げるが、大﨑は右フックをねじ込んでくる。風音の細かい連打からのヒザ蹴りにはボディブローを返す大﨑。至近距離で両者フックを打ち合うが、左ボディと右フックを当てるのは大﨑だ。風音も左フックと右アッパーを打ち返すが、大﨑の一発の重さがあるパンチが目立ったか。
5R、大﨑のバックハンドブローを空振りさせた風音はすぐに連打からのヒザ蹴り。大﨑は強烈な左ボディを打つが、風音も手を出し続けてヒザまでつなぐ。大﨑の左ボディに風音は右フック。風音は細かく手を出し続けるが、大﨑はブロック。大崎は左ボディとバックキック。超至近距離でショートを打ち合う中、試合終了のゴングが鳴った。