キックボクシング
レポート

【RISE】大﨑一貴が風音を破り53kg級“最強”の座に、ハイキックで白鳥大珠がダウンを奪いYA-MANの猛攻に耐えて判定勝ち、チャンヒョン・リーが中村寛をKO、チャド・コリンズも直樹をKO、安本晴翔がハイキックKO、那須川龍心が圧倒の勝利

2022/10/15 14:10

▼第7試合 Super Fight!アトム級(-46kg) 3分3R延長1R
〇宮﨑小雪(TRY HARD GYM/第2代RISE QUEENアトム級王者)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×ペットルークオン・サーリージム(タイ/sarigym/タイ国イサーン地方女子-45kg級王者、パタヤ テーパシットスタジアム女子-47kg級王者)


 宮﨑は“宮﨑姉妹”の妹で、小学3年生から空手を学び、2019年8月のKAMINARIMON全日本女子トーナメントで優勝。アマチュア戦績10戦10勝(3KO)無敗の戦績を引っ提げ、16歳で2019年11月にプロデビュー。新人離れしたテクニックを見せて関係者から高い評価を受け、2021年1月「アトム級NEXT QUEENトーナメント 2021」で優勝。3月にはRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑戦し、判定2-0で破り第2代王座に就くと、9月に伊藤紗弥から延長戦で勝利、今年2月には百花にも判定勝ち。5月には小林愛理奈に大差の判定勝ちで初防衛に成功している。戦績は7勝1敗1分。国際戦は今回が初となる。


 ペットルークオンはキックとパンチを得意とし、17歳にしてイサーン女子45kg王座、パタヤ テーパシットスタジアム女子47kg王座を含む4つのタイトルを持つ。


 1R、サウスポーの宮﨑は出入りを繰り返してワンツー&左ロー。ペットルークオンが右ミドルを返そうとするとすぐにバックステップでかわす。徹底して左右ローを蹴る宮﨑。ペットルークオンも右ミドルを蹴るが、手数で宮﨑が上回る。ジャブを出しながら右へ移動しての左ストレート。ボディにもパンチを散らす。


 2R、右へ動きながらパンチをまとめて打ち、ローにつなぐ宮﨑。出入りしてのワンツー、右フック。左ストレートをクリーンヒットさせる。ペットルークオンは組みの展開が増えた。


 3R、宮﨑はローを蹴って右フック、左ストレートにつなげていく。ペットルークオンは右ミドルを当てていくが、宮﨑が左ボディストレート、左インローと倍以上の手数を返す。ペットルークオンは左右フックを放つが、宮﨑はバックステップでかわす。宮﨑がワンツー・スリーから前蹴り、ペットルークオンが捕まえてのヒザ蹴りで試合終了。


 判定は3-0で宮﨑。採点の発表に力強くうなずいた宮﨑がテクニックを見せた。

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