キックボクシング
レポート

【RISE】大﨑一貴が風音を破り53kg級“最強”の座に、ハイキックで白鳥大珠がダウンを奪いYA-MANの猛攻に耐えて判定勝ち、チャンヒョン・リーが中村寛をKO、チャド・コリンズも直樹をKO、安本晴翔がハイキックKO、那須川龍心が圧倒の勝利

2022/10/15 14:10

▼第4試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
〇大雅(TRY HARD GYM/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者、元Krushスーパー・バンタム級王者)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×奥平将太(FIGHT CLUB 428/Team Bull/同級7位、Bigbangアマチュア6階級王者、元NJKF EXPLOSION-50kg級王者)
※本戦の判定は28-30、30-29、30-30。


 大雅は2012年1月に16歳でプロデビューし、2014年8月にKrushスーパー・バンタム級王座を奪取。2016年にはK-1 WORLD GP -60kg日本代表決定トーナメントで優勝し、翌2017年2月にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座を奪取した。2018年9月からRIZINに参戦。2020年8月の『RIZIN.23』で原口健飛に初回KO負けを喫するなど泥沼の3連敗を経験したが、11月の『RIZIN.25』でDEEP☆KICK -63kg王者・山畑雄摩に勝利。2021年11月にはRISEで梅野源治に勝利し、2022年3月の『RIZIN.34』では高橋亮とドロー。2022年7月には新田宗一朗から判定勝ちを収めた。RISEには今回が4度目の参戦。戦績は24勝(6KO)13敗2分。


 奥平はBigbangアマチュア6階級王者の肩書きを引っ提げ、2020年10月にプロデビュー。ルックスもよく、大会前日に計量を終えたその足で『TGC teen 2021』にSUPER teenの一人として出演したこともある。2021年7月大会ではベテランの瑠夏を破ったが、フェザー級に階級を下げて臨んだ9月大会で宮崎就斗に判定で敗れプロ初黒星。12月大会でも小野幹晃に敗れ連敗を喫したが、今年7月大会で藤井重綺に延長戦の末に勝利して再起した。戦績は4勝(2KO)2敗。RISEスーパーフェザー級7位。


 1R、サウスポーの大雅はじりじりと前へ出ていき、奥平はvs.サウスポーの定石とは逆に右へ回り込んでいく。詰める大雅は右フック、奥平は攻める時だけ大雅の前足外側へ踏み込んで右ストレートを出す。


 2R、大雅は思い切って左ボディストレート、踏み込んで左右フックを繰り出すが、奥平を捉えることが出来ない。奥平は右の三日月蹴り、ヒザ蹴りとボディを攻めていく。右に左にと動く奥平をなかなか捕まえられない大雅。展開を懸けるためかスーパーマンパンチを放つ。


 3R、大雅のワンツーに鋭い右テンカオを合わせた奥平。間に出る大雅へジャブ、右ストレートで距離を獲り、大雅が入ってくると右テンカオを突き刺してクリンチに持ち込む奥平。この右ヒザが何度もきれいに突き刺さる。大雅も左ストレートを当てるが、奥平のヒザが目立つ。攻めの姿勢を見せる大雅とヒザでヒットを奪った奥平。


 判定は三者三様のドローで延長戦へ突入。大雅が左ハイからの左ストレートを見せると、奥平もすぐに右ハイを返す。前へ出てジャブを突く大雅に奥平は組んでのヒザ。前へ出る大雅の左ストレートがついにヒットし、奥平の動きが悪くなる。チャンスを逃さない大雅はパンチで詰め、左ストレート、ワンツーを当てていく。カモンゼスチャーをしながら左ストレートで前へ出て行く大雅、奥平も左フックを返すが大雅の勢いに押され、大雅が延長戦で振り切った。

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