キックボクシング
レポート

【RISE】大﨑一貴が風音を破り53kg級“最強”の座に、ハイキックで白鳥大珠がダウンを奪いYA-MANの猛攻に耐えて判定勝ち、チャンヒョン・リーが中村寛をKO、チャド・コリンズも直樹をKO、安本晴翔がハイキックKO、那須川龍心が圧倒の勝利

2022/10/15 14:10

▼第5試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
×山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo/同級6位)
KO 1R 1分04秒 ※右ハイキック
〇安本晴翔(橋本道場/元KNOCK OUT-REDフェザー級王者、WBCムエタイ日本統一フェザー級王者)


 山川は北海道在住のファイターで、2018年にはRISEバンタム級王座決定トーナメントに出場。2019年4月大会からフェザー級に階級を上げ、11月に初開催された『RISE NORTH』では堂々メインを務め、タイ人選手に勝利。サウスポーからの蹴りを得意とするが、打ち合いも辞さない。対戦相手の欠場によりキャンセル、追突事故に巻き込まれて負傷により欠場と不運が重なっていたが、2021年4月にホームリングの『BOUT』でNJKFスーパーバンタム級王者の久保田雄太を右フック一発で初回KOに沈めて復活した。7月に梅井泰成にTKO負けしたが2022年2月には森本“狂犬”義久に2RでKO勝ち。7月の『BOUT』では山元剣心に判定勝ちしている。戦績は16勝(8KO)8敗2分。


 安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、2018年12月にはINNOVATIONスーパーバンタム級王座を獲得した。2019年2月にシュートボクシングのリングで迎えた14戦目で初黒星を喫したが、6月のREBELSでは栗秋祥梧を破りKNOCK OUT-REDフェザー級王座を戴冠。そこからの快進撃でKNOCK OUTをホームに活躍し、2021年9月にはNJKFのリングに乗り込み、松本龍斗にTKO勝ちでWBCムエタイ日本統一フェザー級王座も獲得。


 今年は4月の『藤原祭』でヨーパースーを初回KOし、5月の『NO KICK NO LIFE』でも森井洋介をKOして怒涛の14連勝。7月にRISE初参戦を果たし、メールダード・サヤディにKO勝ちしたが「有効打である右のパンチからの流れで前腕部分が当たってのダウンが確認された」ためノーコンテストとなった。戦績は24勝(14KO)1敗2分1無効試合。


 1R、安本の強烈な右ストレートが決まり、山川がバランスを崩して一気に安本が攻めるが、山川が立て直す。一度落ち着いた安本は右三日月を蹴っていくと、フェイントをかけて山川の右フックを差そうといきなりの右ハイキックでダウンを奪う。


 立ち上がろうとした山川だが、再び崩れ落ち、安本の衝撃KO勝ちとなった。

 マイクを持った安本は「この間、すいませんでした。今回はちゃんとハイキックでKO出来て良かったです。これからもっともっとフェザー級を荒らしていくのでもっと強い相手お願いします」とアピールした。

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