キックボクシング
レポート

【RISE】大﨑一貴が風音を破り53kg級“最強”の座に、ハイキックで白鳥大珠がダウンを奪いYA-MANの猛攻に耐えて判定勝ち、チャンヒョン・リーが中村寛をKO、チャド・コリンズも直樹をKO、安本晴翔がハイキックKO、那須川龍心が圧倒の勝利

2022/10/15 14:10

▼第2試合 ライト級(-63kg) 3分3R延長1R
〇小川 翔(OISHI GYM/同級5位、ホーストカップスーパーライト級王者、元WBCムエタイ日本統一ライト級王者)
判定3-0 ※30-29×3
×KENTA(HAYATO GYM/同級8位、第4代王者DEEP☆KICK -63kg王者)


 小川は34勝(10KO)24敗4分のベテランで、強いローキックと打たれ強い頑丈さに定評がある歴戦の強者。対するKENTAはRISEの中盤戦を盛り上げる激闘派ファイターで、戦績は16勝(6KO)3敗1分。今年3月にプロ初のタイトルとなるDEEP☆KICK -63kg王座を獲得すると、7月には木村“ケルベロス”颯太に勝利。現在4連勝中。


 1R、右カーフを蹴り合う両者。小川は左インローもタイミングよく蹴り、KENTAのバランスを崩す。KENTAは飛び込んで右ストレートを繰り出すが、小川は執拗に右ローと左インローを蹴っていく。


 2Rもローを蹴り合う両者だが、小川のローがより強烈か。前に出る小川のローでKENTAはダメージを感じさせる。


 3R、KENTAがパンチで攻め込み、“打ってこい”とカモンゼスチャーをするが、小川はこに乗らず右ローを蹴る。さらに左ボディ。左右フックを放つKENTAだが、小川の左ボディがめり込む。さらに左右ローで前へ出る小川。KENTAは明らかに脚にダメージを感じさせるが、立ち続けて左右フック、ヒザを返す。最後は両者左右フックの打ち合い。


 根性のぶつかり合いを見せた一戦は、判定3-0で小川が勝利を収めた。

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