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レポート

【Krush】佐々木大蔵が盤石の強さでKO防衛V3、同門の武尊たちへエールを送る。横山朋哉が攻撃力見せつけ合計3度のダウン奪い判定勝ち、野田哲司は延長戦で勝利

2022/06/17 22:06

▼第2試合 Krushライト級 3分3R延長1R
〇伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)
KO 2R 2分41秒 ※3ノックダウン
×南雲大輝(スタースポーツクラブ/Air KBZゴールデンベルトチャンピオンシップ 2017年-67kg級王者) ※八光流柔術総本部から所属変更


 伊藤は9勝(2KO)11敗4分と24戦のキャリアを持ち、小澤海斗、芦澤竜誠、大岩龍矢、朝久裕貴らと拳を交えてきた。2020年12月の三輪裕樹戦、2021年5月の中島千博戦、10月の山本直樹戦と3連敗中。


 南雲はMMA(総合格闘技)からミャンマーの頭突きありの超過激格闘技ラウェイに転向し、2017年12月にはミャンマー・ヤンゴンで開催されたAir KBZ(エアカンボーザ)チャンピオンシップにて67kg級の2017年王者となった。2019年6月、K-1への参戦を表明し、11月に初参戦したがKO負け。2020年6月の堀井翼戦は反則負け、8月の東本央貴戦では初回KO負け、2021年3月のK-1ではゴンナパーに2RでKO負けと5連敗ながら「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」に抜擢され、7月の1回戦は不戦勝も9月の準決勝では瓦田脩二にKO負けを喫した。2022年2月には因縁の堀井翼との決着戦を延長戦の末に制した。キックボクシングの通算戦績は3勝7敗。


 1R、互いに強いミドルを蹴り合う。伊藤は右ミドル、サウスポーの南雲は左ミドル。パンチでもボディを打ち合う両者。南雲は左インローを蹴って左ストレートで飛び込むコンビネーションを多用。伊藤は右ボディストレートから左フック。


 2R、伊藤の右ストレート、左フック、右アッパーを連続被弾した南雲だが、顔を振って“効いてないよ”のポーズ。さらに右ロングフックをクリーンヒットさせて南雲をグラつかせた伊藤は前に出て左フックを振ってきた南雲を左フックでダウンさせる。さらに右ロングフックをヒットさせていく伊藤。南雲は左右フックで反撃するが、伊藤の左フックからの右ストレートをもらって2度目のダウン。最後はパンチをまとめた伊藤が右フックで3度目のダウンを奪い、KO勝ち。


 歓喜する伊藤は涙を流し、「本当に勝ちたくて今日はどうしてもKOで勝ちたくて勝って先生にお礼を言おうと思いました。ありがとうございます。皆さんのおかげで格闘技が出来ています。必ずチャンピオンになるのでこれからもよろしくお願いします」と、声を詰まらせながら語った。

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