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レポート

【Krush】佐々木大蔵が盤石の強さでKO防衛V3、同門の武尊たちへエールを送る。横山朋哉が攻撃力見せつけ合計3度のダウン奪い判定勝ち、野田哲司は延長戦で勝利

2022/06/17 22:06

▼第1試合 Krushライト級 3分3R延長1R
×明戸仁志(ALONZA ABLAZE) ※K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから所属変更
TKO 2R 2分54秒 ※レフェリーストップ
〇弘輝(WORLD TREE GYM) ※WORLD TREE GYM/team ALL-WINから所属変更


 明戸はフルコンタクト空手をバックボーンに持ち、2009年10月からKrushに参戦。レオナ・ペタス、大沢文也、山本直樹、大月晴明らと対戦し、島野浩太朗とは1勝1敗。今回は2021年5月以来の復帰戦となる。戦績は10勝(4KO)14敗。


 弘輝は2020年6月にKrush初参戦を果たしたサウスポーで、初陣ではSEIYAを3Rでマットに沈めた。しかし、9月の朝久泰央では1Rに飛びヒザ蹴りでダウンを奪うも、2Rにハイキックで壮絶な逆転KO負け。3月のK-1では龍華にKO負けと、勝っても負けてのKOのファイター。2021年の「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」では1回戦で東本央貴に勝利も準決勝で里見柚己に敗れ、その後も大沢文也、鈴木翔也に敗れて3連敗中。戦績は7勝(5KO)6敗1分。


 1R、サウスポーの弘輝は左ミドル、左インローを蹴り、ヒザもいいタイミングで突き刺す。パンチも織り交ぜて蹴りを巧みに使う弘輝に明戸は鼻血を出す。右ミドルを連打する明戸に弘輝はワンツーから左ミドル。弘輝はフック&アッパーでパンチをまとめるとすぐにヒザと上下のコンビネーションが冴える。


 2R、左三日月、左ミドル、ヒザ、パンチでボディを攻めていく弘輝はボディ一辺倒にならずローやパンチの連打も繰り出す。明戸は左右の蹴りを出すが上中下に振り分けられる弘輝の攻めに翻弄される。左三日月に身体を丸め、コーナーへつなる明戸。弘輝が三日月でダウンを奪い、ヒザとパンチでボディを攻めたところでレフェリーストップ。弘輝が新たなスタイルでTKO勝ちを収めた。


 弘輝はマイクを持つと「3連敗していて選手としてはずっと勝てなくて。そんな時に応援してくれてサポートとしてくれるチームのみんな、後援会のみんな、マジで感謝しかないです。大沢君、またリングで遊ぼうぜ」と、観客席に陣取っていた大沢文也に再戦をアピール。大沢も両手を振って笑顔で応えていた。

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