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レポート

【Krush】佐々木大蔵が盤石の強さでKO防衛V3、同門の武尊たちへエールを送る。横山朋哉が攻撃力見せつけ合計3度のダウン奪い判定勝ち、野田哲司は延長戦で勝利

2022/06/17 22:06

▼セミファイナル(第9試合)Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
〇横山朋哉(リーブルロア)
判定3-0 ※30-24×2、30-25
×石田勝希(RKS顕修塾/第9代MA日本キックボクシング連盟スーパー・ライト級王者、第3代・第9代ACCELライト級王者、RKSスーパー・ライト級王者)


 横山はK-1甲子園2017 -60kg準優勝の実績があり、プロ戦績は7勝(3KO)2敗。2018年6月からK-1 JAPAN GROUPの大会に出場、抜群の破壊力で4連勝(3KO)と快進撃を続けていたが、2019年8月の試合で朝久泰央に敗れた。2020年2月には中島千博と好試合の末に判定勝ちして再起を飾ると、9月には第8代Krushスーパー・フェザー級王者の西京佑馬に判定勝ちするなど5連勝。2022年の「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では優勝候補と目されるも、決勝で中島千博にリベンジを許した。戦績は11勝(6KO)3敗。


 石田は初芝立命館高等学校を卒業し、早稲田大学では日本拳法部に所属。新空手で60戦無敗の伝説を作り、2009年のK-1甲子園では3位になった。2011年8月にプロデビューし、2017年2月には林健太をKOするなど無敗の快進撃を続けていたが、2017年11月の稲石竜弥戦、2018年2月のゴンナパー戦では敗れる。2021年12月にK-1初参戦を果たすも篠原悠人に判定負け。これまで第9代MA日本キックボクシング連盟スーパー・ライト級王座、第3代・第9代ACCELライト級王座、RKSスーパー・ライト級王座を獲得しており、戦績は25勝(11KO)5敗3分。


 1R、石田は右インローを狙い撃ち、サウスポーの横山は出入りを繰り返すすが、石田も入ってきたところでパンチをまとめる。横山は入ってきた石田を左ストレートで止めてからもう一度左フックを打ってダウンを奪う。一気にラッシュする横山は左ストレート、左ハイ、っそして左ストレートからの飛びヒザ蹴りで2度目のダウンを追加。


 2R、前に出る横山はジャブだけでなく左手を動かしてプレッシャーをかけ、左インローと右フック。左三日月蹴り。石田は右インローを蹴る。横山は左ボディ、ヒザでボディも攻め、いきなり飛びヒザを発射する。石田は右インローを蹴って横山をコーナーへ詰めたが、攻撃をかわされて逆にもらう。


 3R、インローの蹴り合いからいきなり飛び込んでのワンツーを打つ横山。石田が入ってくるところへ右フック。石田は打って来いとばかりに挑発する。横山はインローを蹴っての左ストレートから右ストレートの逆ワンツー、そしていきなり飛びヒザ。石田も左ハイを蹴る。残り時間僅か、左ローで石田が大きく崩れたところへ横山は右ストレート、そして片膝を着いた石田に右ハイでダウンを奪う。


 合計3度のダウンを奪った横山が大差の判定で再起戦を勝利で飾った。

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