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【ONE】秋山が青木の絞めを凌ぎ、TKO勝ち。快挙! 秋元皓貴がカピタン破り、新王者に。アンジェラがスタンプに一本勝ち、DJがロッタンを極める。モラエスが若松に一本勝ち、ハム・ソヒが再戦で完勝、平田樹が初黒星。アラゾフがGP優勝!

2022/03/26 12:03

▼ONE女子アトム級(※52.2kg) 5分3R
〇ハム・ソヒ(韓国)114LBS, 1.0144
[判定3-0]

×デニス・ザンボアンガ(フィリピン)114LBS, 1.0005


 ONE女子アトム級で、第2代RIZIN女子スーパーアトム級王者のハム・ソヒ(韓国)とデニス・ザンボアンガ(フィリピン)が対戦。2021年9月の「ONE女子アトム級ワールドGP1回戦」以来、約半年ぶりの再戦に臨む。


 GP1回戦では、序盤の2Rは互角の戦いも、3Rからハム・ソヒが打撃で優位に。だが両者の頭が衝突し、ザンボアンガは額にダメージを受けた。リカバリータイムで中断から再開後、ザンボアンガはハム・ソヒをテイクダウンしてトップポジションを奪い、残り時間をパウンド。最終的には、ハム・ソヒがスプリット判定で勝利し、ザンボアンガに初黒星を付けていた。


 ハム・ソヒは右手を負傷しながらも左の打撃を当て、ザンボアンガはテイクダウン&コントロール。後者を支持する声もあるなか、ザンボアンガは判定に不満を表明し、ハム・ソヒも判定は正しかったとしている。


 3月26日のリマッチで勝利するのは、ハム・ソヒかザンボアンガか。


 準決勝進出を決めたハムは1回戦後、怪我のためにトーナメントを辞退。その後GPは、決勝でスタンプ・フェアテックスがリトゥ・フォガットに一本勝ちし、同級王者アンジェラ・リーへの挑戦権を獲得している。


 ハム・ソヒvs.デニス・ザンボアンガが組まれた同日には、アンジェラvs.スタンプの女子アトム級タイトルマッチも組まれており、再戦の勝者は、次期コンテンダーとなる可能性もありうるリマッチだ。


 1R、ゴング前に視線を逸らさない両者。サウスポー構えのハム・ソヒが左右で前に。ザンボアンガも右を振るが、かわしたハム・ソヒと頭が当たり中断。両目を押さえるハム・ソヒ。再開。


 右を伸ばし、右ミドルも織り交ぜるザンボアンガ。右手前のハム・ソヒは左ストレートで圧力をかける。左を当てて詰めるハム・ソヒだが、右で迎撃するザンボアンガはダブルレッグテイクダウン! 背中を着かされたハム・ソヒは左足でフックガード。


 右で脇を差してザンボアンガは押し込み。右で脇腹にパウンド。上体を放してパウンドのザンボアンガは右で足を押さえ、鉄槌! 金網使い立ち上がるハム・ソヒはボディロック&小外がけテイクダウン! インサイドからパウンド。下からザンボアンガもパンチを返すが左目を腫らす。


 2R、中央を取り、右足を外に置き、左を当てるハム・ソヒ。喧嘩四つで前手争いから抜群のタイミングでダブルレッグはザンボアンガ。しかし、ここで倒されず上を取ったのはハム・ソヒ! 左で脇差し、ハーフからヒジを打ちこむ。ザンボアンガは左足を二重がらみでパスを防ぐが、ボディにもパウンド・ヒジを落とすハム・ソヒに、左ヒザを戻してフルガードに入れるザンボアンガ。


 下からパンチを出すザンボアンガだが、ハム・ソヒはインサイドからパウンド! ヒジ! 背中を着いたままのザンボアンガは下のままゴングを聞いた。


 3R、先に詰めるザンボアンガに四つに組むハム・ソヒ。押し込むザンボアンガ。互いに細かいヒザを突き、再び小外がけを狙うハム・ソヒ。左ストレートからバックフィストはハム・ソヒも、そこでスタンドバックに回るザンボアンガ。しかし正対したハム・ソヒは、四つから組んだまま高い右ヒザ! さらに押し込んで小外がけでマット中央でテイクダウン! ハーフから左で差して左足を抜こうとする。フルガードに戻すザンボアンガはハイガードも防いでパウンドのハム・ソヒ。右でパウンドして、最後はヒジを落としてゴング。ハム・ソヒは咆哮した。


 判定は3-0でハム・ソヒが勝利。因縁の再戦に決着をつけた。

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