MMA
ニュース

【ONE】秋山が青木の絞めを凌ぎ、TKO勝ち。快挙! 秋元皓貴がカピタン破り、新王者に。アンジェラがスタンプに一本勝ち、DJがロッタンを極める。モラエスが若松に一本勝ち、ハム・ソヒが再戦で完勝、平田樹が初黒星。アラゾフがGP優勝!

2022/03/26 12:03

▼ONEムエタイ ライト級 3分3R
〇エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)169LBS, 1.0053
[判定3-0]

×ジョン・ウェイン・パー (豪州)169LBS, 1.0057


 元ONE世界ライト級王者のエドゥアルド・フォラヤンがムエタイルールに挑む。フォラヤンは、フィリピン北部ルソン島のバギオ生まれ。5人の兄弟姉妹を病気で失うなど、極限の貧困の中で育ったが、バギオのコルディレラ大学に奨学金を使って進学し、フィリピンのウーシュー代表チーム入り。数々の金メダルを獲得し、MMA(総合格闘技)に転向した。


 フィリピンの名門ジム「チーム・ラカイ」で練習しながら、2008年に学位を取得し、国家試験に合格して教員免許を取得。高校で体育を教えながら、MMAの試合を戦っていた。


 2007年のプロデビューから14年でMMA22勝11敗。2016年に青木真也をTKOに下し、ONE世界ライト級王者に2度輝くも2020年からは4連敗中で、2021年4月に青木真也に腕十字で一本負け、前戦では元UFCのジャン・リーポンに判定負け。初のムエタイルールでどのような戦いを見せるのか。


 ジョン・ウェイン・パーはキャリア100勝に王手をかける45歳のレジェンドファイター。2019年8月にはRIZINで初代RISEウェルター級王者のダニロ・ザノリニにスプリット判定で敗れ、2021年4月のONE初参戦ではニキー・ホルツケンにKO負けなど現在3連敗中。この試合に勝てば記念すべき100勝目となる。


 1R、JWPの引退試合。ともにオーソドックス構えから右ロー。フォラヤンは左のサイドキック、右ハイも。オープンフィンガーグローブで左右を強振するフォラヤン。さらにインローも。


 ウェインパーは右ロー。右ストレートで飛び込みもスピードはフォラヤン。後ろ蹴り、後ろ回し蹴りは空振りも、サイドキックで前進。こつこつと右ローを突くウェインパー。フォラヤンはサイドキックからワンツーをボディに突き、右の後ろ回し蹴り。ウェインパーはかわして詰め直す。


 2R、右ローの打ち合い、遠間からサイドキック、後ろ回し蹴りのフォラヤンにウェインパーは右ローを当て返す。しかしフォラヤンも右ボディストレート! さらに上段の後ろ回し蹴り。ブロッキングするウェインパーだが、右ストレートを受けてダウン。


 立ち上がるウェインパー。フォラヤンの左の蹴りをブロッキングも、右ストレートをガードの中央に突かれる。フォラヤンの動きが止まったところで右ストレートを返したウェインパー!


 3R、場内から歓声を受ける両者。詰めるウェインパーは右を振り右ローも、そこに右のバックフィストを振るフォラヤン! ブロッキングしたウェインパーは前進。下がるフォラヤンに左ミドルも。詰めるのはウェインパー。左跳びヒザにフォラヤンの腰が落ちると、一気にラッシュ! しかしフォラヤンも右を返すなか、ウェインパーは左ハイ、さらにマットに手を着いてのセンチャイキック、右を突いて前に出たところでゴング。


 両者ともにケージの上に乗り、握手をかわした。判定は3-0でフォラヤンが勝利。そのコールをウェインパーも祝福。フォラヤンは握手を求めた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント