▼ONEムエタイ ライト級 3分3R
〇エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)169LBS, 1.0053
[判定3-0]
×ジョン・ウェイン・パー (豪州)169LBS, 1.0057
元ONE世界ライト級王者のエドゥアルド・フォラヤンがムエタイルールに挑む。フォラヤンは、フィリピン北部ルソン島のバギオ生まれ。5人の兄弟姉妹を病気で失うなど、極限の貧困の中で育ったが、バギオのコルディレラ大学に奨学金を使って進学し、フィリピンのウーシュー代表チーム入り。数々の金メダルを獲得し、MMA(総合格闘技)に転向した。
フィリピンの名門ジム「チーム・ラカイ」で練習しながら、2008年に学位を取得し、国家試験に合格して教員免許を取得。高校で体育を教えながら、MMAの試合を戦っていた。
2007年のプロデビューから14年でMMA22勝11敗。2016年に青木真也をTKOに下し、ONE世界ライト級王者に2度輝くも2020年からは4連敗中で、2021年4月に青木真也に腕十字で一本負け、前戦では元UFCのジャン・リーポンに判定負け。初のムエタイルールでどのような戦いを見せるのか。
"The Gunslinger" makes his final walk 🤠🙇 @johnwayneparr #WeAreONE #ONEChampionship#ONEX | PPV: 8PM SGT/8AM ET | Order PPV: https://t.co/eBUfsODAFL pic.twitter.com/hPig93odrq
— ONE Championship (@ONEChampionship) March 26, 2022
ジョン・ウェイン・パーはキャリア100勝に王手をかける45歳のレジェンドファイター。2019年8月にはRIZINで初代RISEウェルター級王者のダニロ・ザノリニにスプリット判定で敗れ、2021年4月のONE初参戦ではニキー・ホルツケンにKO負けなど現在3連敗中。この試合に勝てば記念すべき100勝目となる。
1R、JWPの引退試合。ともにオーソドックス構えから右ロー。フォラヤンは左のサイドキック、右ハイも。オープンフィンガーグローブで左右を強振するフォラヤン。さらにインローも。
ウェインパーは右ロー。右ストレートで飛び込みもスピードはフォラヤン。後ろ蹴り、後ろ回し蹴りは空振りも、サイドキックで前進。こつこつと右ローを突くウェインパー。フォラヤンはサイドキックからワンツーをボディに突き、右の後ろ回し蹴り。ウェインパーはかわして詰め直す。
2R、右ローの打ち合い、遠間からサイドキック、後ろ回し蹴りのフォラヤンにウェインパーは右ローを当て返す。しかしフォラヤンも右ボディストレート! さらに上段の後ろ回し蹴り。ブロッキングするウェインパーだが、右ストレートを受けてダウン。
立ち上がるウェインパー。フォラヤンの左の蹴りをブロッキングも、右ストレートをガードの中央に突かれる。フォラヤンの動きが止まったところで右ストレートを返したウェインパー!
3R、場内から歓声を受ける両者。詰めるウェインパーは右を振り右ローも、そこに右のバックフィストを振るフォラヤン! ブロッキングしたウェインパーは前進。下がるフォラヤンに左ミドルも。詰めるのはウェインパー。左跳びヒザにフォラヤンの腰が落ちると、一気にラッシュ! しかしフォラヤンも右を返すなか、ウェインパーは左ハイ、さらにマットに手を着いてのセンチャイキック、右を突いて前に出たところでゴング。
Respect between legends 🤝 @johnwayneparr #WeAreONE #ONEChampionship#ONEX | PPV: 8PM SGT/8AM ET | Order PPV: https://t.co/eBUfsODAFL pic.twitter.com/LI28dqlizO
— ONE Championship (@ONEChampionship) March 26, 2022
両者ともにケージの上に乗り、握手をかわした。判定は3-0でフォラヤンが勝利。そのコールをウェインパーも祝福。フォラヤンは握手を求めた。