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【ONE】秋山が青木の絞めを凌ぎ、TKO勝ち。快挙! 秋元皓貴がカピタン破り、新王者に。アンジェラがスタンプに一本勝ち、DJがロッタンを極める。モラエスが若松に一本勝ち、ハム・ソヒが再戦で完勝、平田樹が初黒星。アラゾフがGP優勝!

2022/03/26 12:03

▼ONE女子アトム級(※52.2kg) 5分3R
×平田 樹(フリー)115LBS, 1.0210
[判定1-2]

〇ジヒン・ラズワン(マレーシア)115LBS, 1.0237

 平田は22歳の超新星。2021年9月の女子アトム級ワールドGP初戦で、米国のアリース・アンダーソンに判定勝ちで1回戦を突破したものの、12月に予定されていたリトゥ・フォーガットとの準決勝を体調不良で辞退。半年ぶりの試合となる。

 その相手はジヒン・ラズワン(マレーシア)に決定。動物病院で働きながらMMAファイターとして活躍、勝利コールに猫耳イヤーカバーを着けることでも知られている。試合では、2019年2月にジナ・イニオンにスプリット判定負け。7月にジョマリー・トーレスに三角絞めで一本勝ち、12月にデニス・ザンボアンガに判定負けと上位戦線では白星と黒星を繰り返しているが、2020年12月には、ストライカーのビー・ニューイェン(米国)を相手に打ち負けず判定勝ちでザンボアンガ戦の敗北を払拭している。そして2022年2月の前戦では緊急参戦となった山口芽生(日本)と大接戦となり判定勝ちをもぎ取った。


 入場時に笑顔を見せる平田。コーナーに兄の平田直樹。一礼し、声を挙げてケージイン。


 1R、ともにオーソドックス構え。先にインローを軽く打つラズワン。右を振って右で差して押し込む平田だが、切るラズワン。


 平田の右の蹴りを掴んで押し込むラズワン。左で差して押し込むが。両脇をオーバーフックする平田。体を入れ替え、右手を引き手に掴んで投げも残したラズワンがスタンドバックに。


 崩さず払い腰を狙う平田。左で差して押し込むラズワン。左ヒジを入れて離れる。ワンツーで前進のラズワンに組む平田だが、左で差すラズワン。首を抱え狙う平田は押し込まれ、いい組み手を作れない。


 左で差して押し込むラズワン。ブレーク。右オーバーハンドで掴みに行く平田。ラズワンの引き手を掴むと強引に投げに行くが、ラズワンはスタンドバックに。


 2Rも前蹴りを掴まれる平田。金網際もいい組み手を作らせないラズワンが左右で前に。平田はダブルレッグも切るラズワンが両脇を差すも右を小手に巻いて払い腰! パウンドもうつ伏せになってヒザを立てて立ち上がるラズワンが左で差して押し込む。


 ここも右手を引いて込み払い腰テイクダウンは平田。ここも腰をずらし金網で立つラズワン。左腕を巻き込んでボディロックし、前方に崩す平田。すぐに立つラズワン。しかし平田はボディロックテイクダウン。ここはラズワンが足を手繰り足関節・アンクル狙いも平田も足を伸ばさせず。


 3R、詰めるラズワンに頭を下げた平田にラズワンはニンジャチョーク。頭を抜いた平田をダブルレッグテイクダウンで尻を着かせる。金網使い立ち上がる平田は右前蹴りも、すぐにつかむラズワンがテイクダウン。上体は金網で立てる平田だが、両足を束ねられる。立ちあがる平田に左を差すラズワンはシングルレッグテイクダウン! マット中央で背中を着く平田。


 フルガードの中で腰を抱くラズワンにラバーガードを一瞬狙った平田。ラズワンの足のさばきに立ち上がる平田。首を掴み払い腰テイクダウンも巻き込まれないラズワンはガードに。立ち上がる平田は最後にパウンドに行けず。ゴング。


 判定は割れ、2-1でラズワンが勝利。平田は納得したように拍手で勝者を称えたが、5連勝から初黒星を喫し、退場時にしゃがみ込んで涙した。

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