▼第11試合 バンタム級トーナメント1回戦 5分3R ※ヒジあり
〇大塚隆史(T-GRIP TOKYO)
[判定3-0]
×獅庵(パラエストラ大阪)
2017年バンタム級GPベスト4の大塚が、2021年に行われるバンタム級GPでRIZIN復帰を果たす。修斗での安藤達也戦の1R TKO勝利後、岡田遼には判定負けしており、プロ生活15年で48戦を戦ってきている大塚にとってこの日本GPは一つの集大成になるか。対する獅庵はRIZIN初参戦で祖根寿麻を相手に27秒、衝撃的なKO勝利をあげ、バンタム級トーナメントの切符を勝ち取った。
1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブを突く獅庵。大塚も左インローを当てる。ワンツーを見せる獅庵。さらにハイで牽制。左から右が長い。かわす大塚は足を触りに行くが切る獅庵。
中央を取る大塚に左右を伸ばす獅庵。大塚の入りに下がりながら左を狙う獅庵。ダブルレッグから脇を潜りバックテイクでたすきで組む大塚! 右手で獅庵の右足首を掴んで両足をかける獅庵。首を守りながらコーナーまで這う獅庵。引き込んでチョークを狙う大塚に獅庵は脇下の手首を掴む。後方からのパウンド、リアネイキドチョーク狙いにすぐに正対する獅庵。後頭部への攻撃で注意。再開
スタンドで再開。左フックをヒットさせる獅庵! さらにヒザ蹴りに大塚はテイクダウン狙いも獅庵は倒れず。
2R、遠間の両者。じりじり詰める獅庵に大塚は右カーフキック。獅庵は左ボディも空振り。大塚のヒザ着きのシングルレッグ狙いを切る獅庵。左ローを当てる。右ローで詰める大塚をがぶり上を狙う獅庵だが下に。亀になる獅庵にバックテイクは大塚。首に手を巻くが、その際で正対した獅庵が前へ。大塚は左インロー、さらに右ローを前足に突く。
左ボディを当てる獅庵。そこにシングルレッグに入る大塚だがスプロールする獅庵。しかし、獅庵のバックフィストをかわした大塚がダブルレッグテイクダウン! 残り10秒から得意のノーアームギロチンも獅庵は極めさせない。
3R、グローブタッチした両者。右ローを当てる大塚は左インローも前足に当てる。左ヒザが赤く腫れる獅庵。ダブルレッグからシングルレッグに切り替える大塚がテイクダウン。背中を見せる獅庵にバックマウントから細かいパウンドでコントロールする大塚。ヒザを立てて亀になって立ち上がる獅庵だが、バックコントロールする大塚に前転から立ち上がる獅庵。
獅庵の打撃を詰めて大塚はニータップからテイクダウン。すぐにバックを奪い、両足をフックする大塚だが、前に落として立つ獅庵。大塚の組みを切る獅庵だが、大塚もアタックを止めず組みに。コーナー背に突き放した獅庵は左右を振るが軸がブレる。
ゴングに両手を挙げる大塚、座り込む獅庵。判定は3-0でコントロールした大塚が勝利。2回戦進出を決めた大塚は「いい試合じゃなかったけど、次があるんで。ありがとうございます。大阪初めて来て、僕は東京の人で、大阪のファンの皆さんの熱い応援とか、はっきりしたところが好きです」と挨拶した。