▼第1試合 RIZINキックボクシングルール 63.0kg 3分3R
△山畑雄摩(NJKF心将塾/DEEP☆KICK-63kg王者)
[ドロー 判定1-0] ※29-30、29-29×2
△高橋聖人(真門ジム/元NKBフェザー級王者)
山畑は老舗キックボクシング団体NJKF所属で、2020年6月にDEEP☆KICK王者となった。同年11月には『RIZIN.25』で大雅と対戦し、判定3-0で敗れている。さらに今年2月には大石健作とドローと勝ち星から遠ざかったが4月のDEEP☆KICKで勝利して2度目のRIZINに臨むサウスポー。
高橋聖人は高橋3兄弟の三男で、小学2年生でキックを始め、アマチュアを経てプロデビュー。NKBでフェザー級王座に就き、現在はライト級に階級を上げた。高橋兄弟の中で最もトータルバランスに優れており、19勝3敗1分の戦績。
1R、高橋は右ミドル、山畑は左ミドルからスタート。高橋は左右のローも蹴り、山畑は左ストレートを伸ばし、近付くと右ボディフック。両者とも蹴りを多用する中、山畑は左ストレートを繰り出すが高橋の蹴りの距離であるため高橋は当てさせない。
2Rはさらに蹴りを増やす高橋に山畑はパンチで前に出る。右ミドル、右三日月蹴り、そして右ハイと蹴る高橋。ペースをつかんでいるかに見えたが、山畑の左ストレートがクリーンヒットして高橋は後方へ吹っ飛ぶ。高橋はミドルやハイを蹴ってのクリンチでこの窮地をしのぐが、山畑がパンチで優勢に進めた。
3Rは高橋もパンチで勝負。山畑は高橋が右ミドルを蹴ってくると左ローを蹴り返す。激しいミドルの蹴り合いとなり、左右フックを放つ両者。パンチ、ロー、ミドルと攻める高橋がボディを効かせてヒザを突き刺すが、山畑は下がらずパンチを打ち続ける。
勝敗は判定に持ち込まれ、ジャッジ1名が高橋を支持したが2名がドロー。オープニングは痛み分けとなった。