▼第7試合 66.0kg 5分3R ※ヒジあり
〇白川陸斗(トライフォース赤坂)
[判定3-0]
×青井 人(BLOWS)
ともに前戦で朴光哲を下したハードパンチャー同士による激闘必至のカード。両者大阪に住みながらRIZINの舞台に上がるまで、それぞれ両極端の格闘技人生を送ってきた。
勝ち負けを繰り返しながらTHE OUTSIDER、DEEP、パンクラスなどさまざまな団体を経て辿り着いた29歳の白川と、アマチュアから修斗一筋、期待の新人と注目されながらも連敗から這い上がってきた24歳の青井。両者、紆余曲折を経て2020年8月にRIZINの舞台に立った者同士が地元大阪で、RIZIN同期生として負けられない勝負に臨む。
1R、ともにオーソドックス構え。青井は右ロー、左ローを前足に打撃。白川は右ハイを返す。なおも右ローは青井。白川は右フック。ブロッキングする青井も右を返す。白川の蹴り足を掴んで右フックを入れる青井。足を抜く白川は右から左アッパーも空を斬る。左ローを当てる青井。白川も右ロー。青井のローに左ジャブを狙う。
互いの右が交錯するなか、サイドステップでズラしながら入る白川。青井は左前蹴り、右ロー。左ローの打ち合いから近づく両者。青井は前足を上げるアップライトの構えに。そこに白川はパンチで飛び込む。左右ローを前足に打つ青井。左インローを連打する。白川の左の打ち終わりに右を振る青井。白川の前手をはたいて右を入れる。
2R、右ローから入る青井。さらに左ローも。白川の右ストレートに左前蹴りを合わせる。白川は前足が腫れる。左インローのダブルは青井! 白川のローブロー後、再開。
右から左ボディをヒットさせる白川! 青井はコーナーから出ると、右ロー。白川は得意の右を振るが青井はガード。前足にローをこつこつと当てて白川の太腿が赤くなる。ワンツーのコンボは白川も、ブロッキングする青井も左ストレ-ト。スウェイでかわす白川。左ミドルは青井。さらに右ローを前足に。近い距離での互いの打ち合いも決定打はもらわず。
3R、詰めるのは白川だが蹴りがローブローで中断。再開。白川の右から左をかわす青井は跳びヒザ。かわす白川は左ボディ! そこで詰めてさらに左ボディ、右顔面を狙うが、青井は低いシングルレッグへ。ここは切る白川が詰めると左ボディ、右フック! 後退した青井を詰める白川は右ストレート。青井は打ち返しも軸がブレる。さらにテイクダウン狙いもスプロールする白川。
追う白川はフェイントから左ボディ! 青井も左ジャブを当てるが、白川の返しの左がアイポークに。再開。逆に左ボディを打つ青井。白川は左ロー。青井は左前蹴りを打ち、互いに打ち合いから青井の打ち終わりに左ボディは白川。その詰めから右にバランスを崩す青井だが、体を戻すと右ストレート! さらに右に左を返す白川。ゴング。
判定は打撃戦で終始圧力をかけて左ボディを当て、青井のテイクダウン狙いを切った白川が3-0で勝利。勝利のマイクは渡されなかった。