2026年8月11日(火・祝)『RIZIN.54』TOYOTA ARENA TOKYO大会から優勝賞金500万円(予定)の「RIZIN JAPAN GP ヘビー級トーナメント」の開催が決定。8月に1回戦2試合が実施され、勝者2名が11月開催予定の決勝戦へ進むことが、4月23日の会見で発表された。
会見には、柏木信吾タレントリレーションズが「チャーリー柏木RIZINマッチメーカー」として出席。出場選手として上田幹雄(BRAVE)、スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)、エドポロキング(ROOTS GYM)の3選手が登壇した。
2025年に開催されたヘビー級GPが大爆発せずに終わり、榊原信行RIZIN CEOからいまだにそのことをいじられる柏木氏が、会見で次のように熱弁をふるった。
「榊原から『全部お前に任せた』と全権委任されておりますので、本日は私・柏木がヘビー級の責任者として発表させていただきたいと思います。
昨年のヘビー級GPは当然成功に終わったわけなんですけれど、各所課題が見えるようなGPになったと思うんです。終わった後、社内外から様々な意見を頂戴いたしまして、さらにどういう風にしたらヘビー級が盛り上がるのかと。最近流行りのAIに相談してみたんですけれども、フランシス・ガヌーを獲ったらいいとか、ジョン・ジョーンズ獲ったら盛り上がるとか、貴重な意見をいただいたわけなんですけれども、私としてはそうじゃないと思うんですよ。
心がないと、情熱がないと成功できないだろうと思っていますので、そんな意見をいただきながらも去年のGPで共に戦い抜いてきた人たち。これは選手だけでなく関係者も、RIZIN含め各プロモーターもみんな次にやらなければいけないビジョンが見えたと思うんですよ。
例えばここにいるスダリオ選手。1回戦でLFA代表のジョゼ・アウグスト選手に判定負けを喫したんですけれども、そのままその経験を経てブラジルに行きました。そしてロータスクラブで世界トップどころの選手たちとスパーリングをこなして。ここには元KSWのヘビー級王者フェルナンド・ロドリゲス・ジュニア選手がいたり、そういったところでしっかりとしのぎを削ってきました。
そしてこちらにいる上田選手。準決勝で後にGPを制するアレクサンダー・ソルダトキンにTKO負けを喫しました。その後に上田選手はアメリカに行って、フロリダで名門ジムと言われるキルクリフに行ってすぐに練習を再開して。フロリダと言えばATTなんですけれども、キルクリフの方にはヘビー級の選手がたくさんいて。そして何よりもレスリングをしっかり教えてくれる。そういった環境を自ら選んで、その環境に身を投じてきた。
そしてここにいるエドポロキング選手。昨年のGPには参戦はなかったんですけれど、GP開催前の4月の時点から世界のトップ選手であるアレックス・ペレイラ選手の打撃コーチであるプリニオさんに直接指導を受けて、それをずっとここ1年間続けてきました。世界のMMAを肌で感じて、そしてその目で世界のMMAがどういうものか見てきた。
ヘビー級は2025年から、もうすでに『vs.世界』をやっているんですよ。本当にvs.世界をやってきているから、一番選手たちが分かっているんです。2026年、もうすぐ5月に入ろうとしていますが、RIZINも2大会を経て次3大会目の『RIZIN.53』を神戸で迎えますが、今のところヘビー級の試合がひとつもないんです。だからこそ、2026年やります。これは今日ここにいる、vs.世界を誰よりも分かっている、明確なビジョンを持っているこの3名にもう1名を加えた4名でRIZIN JAPAN GP 2026ヘビー級トーナメントを開催したいと思います。
まずは1回戦を8月11日、TOYOTA ARENA TOKYOで行われる『RIZIN.54』で1回戦です。勝ち上がった2名による決勝は、まだ公式発表はされていませんが11月に行われる大会で決勝を行っていただきたいと思います。優勝賞金は500万円です。そしてここからは、あくまでも私の個人的な希望なんですけれども、このJAPAN GPの優勝者は大晦日に去年のWORLD GPの優勝者であるアレクサンダー・ソルダトキンと対戦して、RIZINのヘビー級ベルトを懸けた戦いを行ってもらいたい。つまり、RIZINの初代ヘビー級王者が決まる、こういったビジョンを私は個人的に見ています。ぜひとも実現に向けてやっていきたいと思っています。
ここでひとつの疑問があるんですけれども、じゃあ残り1枠はどうするのか。これは、すでに発表されている5月4日、DEEPの横浜BUNTAI大会で組まれている赤沢幸典選手vs.金田一孝介選手の試合、そして6月6日に仙台で行われる『RIZIN LANDMARK.14』でもうひとつ試合を組みます。その試合を今日ここで発表してしまいます。
社長には後で報告させていただきたいと思いますけれども、酒井リョウ選手vs.貴賢神選手。この2試合、この4名の勝敗、そして結果とパフォーマンスを見て残り1枠を決めたいと思います。ですので6月6日の試合結果を経て、6月中旬頃に組み合わせの抽選会を開催したいと考えております。
2026年はRIZINのヘビー級が大復活を遂げる年だと確信していますこの3名と、そしてもう1名と共に、また世界に挑戦していく試みを出来たらいいかなと考えています」
優勝賞金が500万円(予定)となっているのは、試合内容によってはアップもあるのかと問われた柏木氏は「場合によっては、私の給料から天引きになる可能性もあるのであくまでも予定と書いてあります」と、ヘビー級GPに懸ける意気込みがなみなみならぬものであることを告げる。
組み合わせ抽選会の方式については「そこもいろいろ検討中でして、趣向を凝らしたものにしたい」とした。
このヘビー級GPが盛り上がるために、各選手にどのような試合をして欲しいかを聞かれると「持っているポテンシャルを全て引き出していただいて、ご自身で試合をして勝っても負けても後悔しないように、思い残すことがないように試合をすれば、やはりヘビー級でこの体格、この大きさで戦っている人たちなので自分たちがゆくまでパフォーマンスが出来れば必ずそれはお客さんに伝わると思う」と答える。
最後に柏木氏は「2026年のRIZINはヘビー級の年にしたいので、乞うご期待」と宣言した。