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【DEEP】ダイヤが佐々木耀に腕十字! トミー渡部が元Krush王者アニンタ・アリをRNC極める、メガトン級ホワイトベアがブラックタイガーに判定勝ち、パラ八・大越充悟、福嶋司がフィニッシュ勝利

2026/01/23 19:01
 2026年1月23日(金)東京・恵比寿ガーデンルームにて、『DEEP FIGHT CHALLENGE 2026 1st ROUND』が開催された。若手育成の新たな大会『DEEP FIGHT CHALLENGE』の前日計量は全選手がクリア、チケットは完売で当日券の販売も無し。 ▼DEEPフェザー級 5分2R ×佐々木 耀(k-clann)65.75kg[2R 1分03秒 腕十字]〇ダイヤ(FIRED UP GYM)66.25kg  佐々木は、中学卒業までは体操を経験。その後も体を動かしたいと考えていた中、母が勤めるラーメン店の店主に声をかけられK-Clannで格闘技を始めた。アマチュア大会で実績を重ね、フューチャーキングトーナメント2023で3位となり同年9月のDEEP121オープニングファイトでデビュー。タイソンケイジから一本勝ちを収めた。続く11月のBLACK COMBATのトライアウトでもそのスキルの高さを見せ、12月には黒沢涼平から一本勝利を挙げた。  プロデビュー戦となった2025年3月のDEEP東京大会では権藤大剛に、9月のDEEP 127では高橋正親にいずれも判定で敗れた。DEEPで3連勝中のダイヤとの一戦に注目が集まる。19歳。  ダイアは、ハワイ生まれ。幼稚園から高校まで15年間サッカーに打ち込む。大学2年のとき、アルバイト先の先輩の紹介をきっかけに格闘技を始める。瀧澤謙太の存在は以前から知っており 『本気で強くなるならこの環境だ』と感じ、入門を決意した。現在は大学に通いながら同ジムに所属し、MMAの経験を積んでいる。24年11月のDEEP東京大会で千をリアネイキッドチョークで秒殺し、25年9月に菅涼星に判定勝利、11月にはキム・ミンソク相手にバックチョークからのパウンドで見事KO勝利し3連勝中。この試合が現役大学生ファイターとして最後の試合となる。21歳。  1R、開始早々、ダイヤはダブルレッグテイクダウンからバック。佐々木は左右に回り腰をずらそうとするが、ダイヤはボディトライアングル。外側のおたつロック。足を組んだ側に回る佐々木にツイスター、さらに脇に挟んでスコテッシュツイスターを狙うダイヤ。外した佐々木がトップに。50/50から足関節もヒザを抜いたダイヤが上に。バックマウントからパウンドでゴング。  2R、左右ローの佐々木にダイヤは遠間からシングルレッグ。スクランブルする佐々木にバック狙い。正対してきた佐々木にダイヤが腕十字を極めた。4連勝のダイヤは「嬉しいス、気持ちいいー。腕十字は狙ってなかったです。(バックボーンはサッカーだが)ジムのメンバーのなかで一番練習したからだと思います。(大学最後の勝利で)学生生活最後の試合でしたが、社会人になって株式会社ジーンというビールサーバー会社に勤めますが、格闘技を続けます!」と語った。 [nextpage] ▼DEEPライト級 5分2R 〇トミー渡部(KATANA GYM)65.75kg [2R 2分13秒 リアネイキドチョーク]×アニンタ・アリ(FIRED UP GYM)66.25kg  アリは、ガーナ人の父と日本人の母を持つ。K-1ジム総本部に入門し、第25回K-1アマチュアAクラスで優勝。2019年8月のKrushでプロデビューすると無敗街道を突き進み、2021年3月、K-1初参戦で海斗からKO勝ちを収めた。そして、2022年2月のKrush後楽園大会で松岡力を下して第10代Krushウェルター級王座に就くと8月には中野晃太をKOして初防衛に成功。以降、総合格闘家に転身するためにRIZINで活躍する瀧澤謙太のもとでトレーニングに励む。2025年11月のMMAデビュー戦で中谷優我に判定負け。今大会では寝技を得意とするトミーを相手にK-1仕込みの打撃でMMA初勝利を飾れるか。27歳。  渡部は、元刑務官で、高校2年の時に柔道の90kg級でインターハイに出場した経歴を持つ。2024年5月のDEEP東京大会ではアマチュアルールながらも“ミスター BD” の川島悠汰を破っている。しかし、9月には宇良拳に僅差の判定で敗れ、昨年1月には中国で開催されたYFUで反則の金的攻撃で試合続行不能となりKO負けに終わるなど不運な裁定に見舞われながらも貴重な海外経験で大きく成長を遂げた。これらの経験を糧に一念発起し、地元秋田から上京し新たな環境で練習に励む。25年3月のDEEPで倉本大悟に1R 右クロスでダウンを奪うなどチャンスを迎えるも3Rに逆転TKO負け。6月にベンジャミンこと水杉泰誠を2R リアネイキドチョークで極めて再起を果たすも、25年10月の前戦で真野アミルに2R リアネイキドチョークで一本負けを喫した。今大会では元Krush王者相手に得意の組みから一本を狙うか。23歳。  1R、ともにオーソドックス構え。渡部はシングルレッグでケージまでドライブ。アリの立ち際に背中に乗り、ボディトライアングル! リアネイキドチョークへ。立って防御のアリに、渡部はパームトゥパームで引き込み絞め! しかしハンドファイトで凌ぐアリ。再びボディトライアングルを組み直した渡部。背後にパンチのアリ。首を守り、背後に拳を突く。ゴング。  2R、右の蹴りのアリに組んだ渡部。左で差してクラッチしてテイクダウン! フルガードのアリ。ハーフになると背中を見せて立つが、その背中に乗る渡部はリアネイキドチョークへ。立ったまま後ろ手を剥がすアリだが、再び喉下に腕を巻かれてグラウンドに引き込まれるとタップした。  渡部は試合後、「めっちゃ嬉しいです。勝ちに恵まれず、勝っても負けて、今回死に物狂いでやって勝ててほんとうによかったです。総合的にスキルが低いので、もっと広めていけるように頑張ります。(KATANAジムの佐藤代表から「もっと面白いこと言え」の声に)僕、イケメンだと思う人?(佐藤代表から『はい、解散!』)」と締めた。 [nextpage] ▼DEEPメガトン級 5分2R ×ブラックタイガー (KING CONNECTION)103.60kg[判定0-3] ※18-20×3〇ホワイトベア (レンジャージム新宿)100.20kg   ブラックタイガーは、3歳から中学3年まで空手に打ち込み、フルコンタクト空手の全国大会を制した。高校進学を機に、当時“史上最強”と称されていたヒョードルに憧れた影響から、全国屈指の柔道強豪校へ進学。団体戦で全国3位に入賞し大学卒業まで柔道に勤しむ。  卒業後は格闘技とは無縁の生活をしばらく送るが、高校の先輩である稲田将がMMAをしていることを知り本格的に格闘技の道へ進んだ。MMA初戦は竹内龍吾にKOを許すが、その後25年4月のDEEP名古屋大会ではもも太郎との流血の死闘を経て判定で勝利を挙げる。今大会は初戦と同じストライカーが相手だ。ここで快勝し、成長した姿を見せたいところだ。32歳。  ホワイトベアは、小学生からサッカーを始め、高校時代には全国高校サッカー選手権に出場。その穏やかな顔立ちと闘争心の強いプレースタイルから「白熊」というあだ名で呼ばれる。大学時代にサッカーで伸び悩む中にRIZINで朝倉海選手の試合を観戦し、衝撃を受け、格闘家を目指すことを決意。  足腰の強さを活かし、キックボクシング選手を目指すものの、怪我が相次ぎ、練習が出来ない時期が続いた。しかし、その後出会った酒井リョウに師事しMMAに転向。レンジャージムに入会し、MMA選手として本大会でプロデビュー戦を迎える。長身から繰り出す破壊力のある打撃に着目したい。25歳。  1R、ブラックタイガーの組みを差し上げたホワイトベアだが、ブラックタイガーはボディトライロックテイクダウン。すぐに立つホワイトベアのバッククリンチのブラックタイガーだが、正対して離れるホワイトベアは右でブラックタイガーに鼻血を出させる。詰めるホワイトベアは左前手フックを強振。ジャブ&ローを返すブラックタイガー。ホワイトベアも左ジャブを突き、出血を多くさせる。シングルレッグのブラックタイガーをスプロールするホワイトベアは上から足に蹴り。ブレーク。左ローのブラックタイガー。圧力かけるホワイトベア。  2R、ともにローの打ち合いから遠間からシングルレッグのブラックタイガーだが、切るホワイトベア。右で飛び込むと打ち返してきたブラックタイガーにシングルレッグ。足関節を狙うブラックタイガーだが下に。サイドを奪うホワイトベアは腹にヒザ。動けないブラックタイガー。ブレーク。二段跳びヒザのブラックタイガーは左右の蹴り、後ろ廻し蹴りで詰めるが、さばくホワイトベア。ゴング。  試合後、ホワイトベアは「(酒井リョウと)MMAの基本の練習をずっとやってきました。(ホワイトベアの由来は?)テルミさんに聞いてください!」と笑顔で語った。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 3分2R アマチュアSルール ×佐藤カナウ (KNOCK OUT クロスポイント・パラエストラ吉祥寺)65.65kg[1R 2分53秒 KO]〇大越充悟 (パラエストラ八王子)65.75kg  佐藤は、5歳から始めたサッカーで培ったフィジカルを生かし、その後格闘技を志しクロスポイント吉祥寺の門を叩いた。同ジム先輩でもある鈴木千裕のような爆発的な右のパンチを身につけ、柔道出身の強豪である有馬雄生からもKO勝利を収めている。気合い・根性・努力を武器に、DEEPを代表する選手を目指す存在だ。22歳。  一方の大越は、格闘技未経験でパラエストラ八王子に入会。3年間、多くのアマチュア大会で着実に実績を積み重ねてきた注目の若手ファイター。小学生時代に剣道全国大会優勝という異色の経歴を持ち、その判断力と問合い感はMMAの中でも異彩を放つ。前戦のDEEP OPファイトでは、アマチュアながらマイティ・SAWと激闘を繰り広げ、会場を大いに沸かせた。21歳の発展途上にある原石がパラエストラ八王子・ゴーゾー代表のもとで磨かれ、さらに進化した姿を見せることができるのか。21歳。  1R、ともにオーソ。大越の左ミドル。佐藤のローに右を合わせて左右から組む。左で差して押し込む大越は右ボディ。ブレーク。ジャブの刺し合いは大越。しかし右を当てた佐藤に大越は腰を落とす。詰める佐藤に組んでバックを奪う大越に、立つ佐藤。離れて左右連打で詰めるが、回る大越も打ち合いに応じ、右をヒット! ダウンした佐藤をパウンドでレフェリーが間に入った。  大越は「ホッとしています。(同門の福嶋の一本勝ちに続くフィニッシュ。打撃は)最初からそのつもりでした。作戦通り。もっともっと練習して強くなれるように頑張ります。応援よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 3分2R アマチュアSルール ×佐藤照栄 (パンクライズム横浜)57.10kg[2R 1分47秒 腕十字]〇福嶋 司 (パラエストラ八王子)56.75kg  佐藤は、7歳から極真空手を始め、14年のキャリアを誇る。BreakingDown出場を経て、パンクラスイズム横浜に入会。本名の佐藤照栄としてアマチュアPANCRASEに出場し試合経験を積む。アマチュア PANCRASEやフューチャーキングトーナメントを経て、DEEPに参戦し初勝利。25歳。  一方、対戦相手の福嶋も同じく極真空手をベースとしており、14歳からバラエストラ八王子に所属し、MMA経験を積む。RIZIN甲子園ベスト16の実績を持ち、MMAの完成度はプロレベルの逸材。若手ぞろいのパラエストラ八王子の中で、ゴーゾーが期待を寄せる高校2年生。同じパックボーンを持つ同士の矛と矛のような真っ向勝負に期待したい。17歳。  1R、サウスポー構えの佐藤はいきなりシングルレッグで組んで押し込み。突き放す福嶋は右ロー。右を突きて組む佐藤は四つ。ケージ背に福嶋はヒザ。体を入れ替えた福嶋に佐藤は払い腰テイクダウン。しかし下の福嶋は三角絞めへ。佐藤は左拳を入れている。下の福嶋は鉄槌から絞めもゴング。  2R、跳びヒザの福嶋にボディロックする佐藤だが、テイクダウンは福嶋。すぐにバックを奪いボディトライアングル。リアネイキドチョーク狙い。左右にスクランブルする佐藤は正対狙うが、福嶋は腕十字! タップを奪った。  試合後、福嶋は「(空手からデビューして組みで勝利に)先輩から鍛えられて今日勝てたんで、FKTに出てプロを目指したいと思います」と語った。 [nextpage] ▼DEEP フライ級 3分2R アマチュアSルール×金子蒼空 (FIGHTER'S FLOW)56.85kg[判定0-3] ※19-19マスト×3横山〇横山桔平 (THE BLACK BELT JAPAN)57.15kg  金子は、幼少期から総合格闘技に取り組み、AMMACトーナメント、全米ユース MMA 選手権大会などで優勝を重ねた。打撃・組み・寝技をシームレスに連動させ、常に自分の展開へ引き込むMMAハイブリッドスタイルが最大の持ち味。現在は FIGHTER'S FLOWに所属し、プ口選手たちと日々鍛錬を積む若干15歳の超新星だ。  対する横山は幼少期にレスリングを始め、山梨県の名門、韮崎工業高校に進学し関東優勝・MVPを獲得。高校卒業と同時に、かねてから憧れていた MMAに挑戦しフューチャーキングトーナメントで準優勝するなど活躍を見せた。伸び盛りのキャリアをMMAに注ぐ、まさにMMAネイティブ同士の一戦となるだろう。19歳。  1R、ともにオーソドックス構え。圧力かける横山の左右に金子はサークリング。金子の組みを切る横山はトップ狙い。ダブルレッグから脇潜る金子を切り返してトップは横山。パウンドに金子は鼻血。横山にケージ掴みで「注意」。  2R、右ローの横山にオーソから左の蹴りの金子はダブルレッグも、潰してトップは横山。立つ金子に横山は右カーフ。しかし、金子はシングルレッグからついにバックへ。ボディトライアングルから立つ横山はグラウンドで正対して上に。立つ横山に金子は左ハイ! さらにシングルレッグからトラックポジションで足関節狙いも横山がボディにパンチでゴング。  判定はマスト0-3で横山が勝利「本当はKOとか一本で勝ちたかったですけど、とりあえず勝ててよかった。ダナ・ホワイト待ってます(苦笑)。(打撃は?)作戦通りです。もっともっと強くなってすぐにプロに行くんでもっと強い相手をあててください」と語った。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 3分2R アマチュアSルール ×佐藤修斗(JAPAN TOP TEAM)61.70kg[判定0-3] ※18-20×3〇ランペイジ竜太 (K-Clann)61.55kg  佐藤は、小学生時代から高校まで、10年以上バスケットボールに打ち込む。高校卒業後は陸上自衛隊へ入隊し、パラシュート部隊である第一空挺団で勤務。19歳でMMAを始め、積極的にアマチュア大会へ参戦。現在はJAPAN TOP TEAMのスタッフを務める。ストライカーとは真っ向から打ち合い、グラップラー相手には激しいスクランブルを展開する。厳しい戦いには、玄人と好みの“泥臭さも魅せるオールラウンダーである。23歳。  対するランペイジ竜太は、中高時代には柔道日本一を目指していた。その後、総合格闘技の道へ進む。高校から近いジムを探した所ところ横田一則率いる格闘技ジム 「K.Clann」が目に留まり、運命を感じ入門を決意。その後クロスオーバーにてアマMMA1戦目をTKO勝利で飾る。鍛え上げたフィジカルを持つ両者が激突。20歳。  1R、先に組んで崩す竜太。投げて鉄槌連打。佐藤はケージで立って正対。しかしバッククリンチの竜太に佐藤はアームロック狙いから立ち上がり。  2R、スイッチする竜太に佐藤は前手を当ててシングルレッグも切る竜太がバッククリンチ。片足をかけて崩してバックへ。右手を喉下にかける竜太に正対した佐藤。座る竜太はシングルレッグで持ち上げテイクダウン。立つ佐藤が組むがゴング。  竜太は「目指すのはUFCで同じ柔道出身のメラブなのでもっと頑張ります」と語った。
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