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【BreakingDown】K-1とRISEのトップで活躍した小宮山工介が出場、大野篤樹と空手家対決。安保瑠輝也の弟・璃紅の出場も決定

2024/11/23 03:11
 2024年12月8日(日)さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナで開催される『BreakingDown 14』のオーディションが、朝倉未来CEOのYouTubeチャンネルにて公開されている。  11月22日(金)に公開されたVol.5には、第3代RISEスーパーフェザー級王者、BLADE FC JAPAN CUP -61kg優勝、K-1でも活躍した小宮山工介(北斗会館)が登場した。  小宮山は幼少の頃から父に空手を学び、様々な大会で優勝。2007年12月にRISEでプロデビューし、2011年2月にRISEスーパーフェザー級王座を奪取。11連勝を飾るなど安定した実力を示した。2014年12月には各団体の王者クラスが集結した「BLADE FC JAPAN CUP -61kg」トーナメントで優勝。2016年6月からはK-1に主戦場を移し、2018年3月の第4代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントでは準決勝で皇治を破り、武尊と決勝戦を争い敗れるも準優勝。2019年3月、約1年ぶりの復帰戦で郷州征宜から勝利したが、6月にレオナ・ペタスにKO負け。これがK-1での最後の試合となっている。戦績は33勝(13KO)7敗。  小宮山は「凄い楽しみに今日は来ました。僕は空手をやっていて教え子とかこれからの若い子たちに自分の戦っている姿を見てもらいたいと思っています」と話し、「海さんのご紹介で」と朝倉海の紹介で来たと明かす。  海が「小宮山さんはK-1でめちゃめちゃ活躍していたので、見ている人多いんじゃないですかね。皇治選手とかにも勝っていますし、武尊くんとも戦ってますもんね。キックボクシングでは本当に凄い選手なので」と言えば、未来からは「小学校の時に北斗会館に合宿に行ったことがあります。めちゃめちゃレジェンドだったので、空手界で」とのエピソードも。  するとここでひな壇から立ち上がったのは大野篤樹だった。大野は2020年KWF国際大会や2020・2021年JKJO全日本選手権を2連覇している空手家。2023年2月のBreakingDown初出場ではゲンキにKO勝ちも2戦目の3月に冨澤大智に敗れた。その後は7月にMASAMUNEに勝利し、8月にはヨーロッパ対抗戦でジョナス・アドリアンス、11月にとしぞうに快勝。2024年2月のトーナメントでは井原良太郎にKO負けを喫したが、その後は山川そうき、虎之介、元K-1の野田蒼に再び連勝している。  大野は「押忍。俺もBreakingDownで空手家として戦っていて、北斗会館の小宮山先生がBreakingDownに出たい理由が、俺が今BreakingDownで戦っている理由と全く同じで。俺も小学校の時から北斗会館の選手と何回も試合したことあるんですけれど、1回も負けたことがなくて。ここで北斗会館の小宮山先生とこのBreakingDownでやらせてもらえるんだったらめちゃくちゃ光栄なんですけれど、俺どうですか?」と対戦相手に名乗りをあげた。  小宮山が「僕は全然大丈夫ですけれど」と答えると、その場で対戦が決定。大野が「心からリスペクトを持ってぶっ倒しに行きます」と言うと、小宮山も「僕もリスペクトを持ってぶっ倒しに行きます」と答えた。  対戦決定を受けて大野は「最高の相手ですね。これ以上の相手は思いつかないくらい最高。久しぶりに蹴り合いを皆さんにお見せできるかなというのがありますね。偉大な空手家ですけれど、それも俺の空手でしっかり倒したいと思います」と、空手界でもレジェンドである小宮山を倒して名を上げたいとする。  小宮山は「BreakingDownの1分間ルールでどうやって戦うかってワクワクしています。同じ空手家対決なので噛み合うんじゃないですかね。リングの中じゃないとスイッチはなかなか入らないですね」と、戦闘モードに入るのは試合場に上がってからだとした。  K-1とRISEのトップ戦線で戦い続け、一流相手に戦ってきた小宮山がBreakingDownでどのような戦いを見せるのか。  今回のオーディション動画では、安保瑠輝也の弟である安保璃紅も登場した。  安保は関西空手界に“安保兄弟”の名を轟かせた。2016年9月にKrushデビューを果たすと「第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」で山本真弘、郷州征宜、レオナ・ペタスを破ってプロ無敗のまま王座に就いた。同王座は初防衛戦で郷州に奪われ、その後は連勝したが2018年12月に朝久泰央、2019年11月にジャオスアヤイに連敗を喫するとしばらくリングから遠ざかり、2023年6月に復帰するも齋藤紘也に判定負け。戦績は10勝(6KO)4敗。 「自分の強さをBreakingDownに見せにきました」と意気込みを語る安保を、瓜田純士は「人生失敗気味にリタイアして、兄ちゃんの安保瑠輝也にぶっ飛ばされたりしながら何回も戻ってはいなくなってを繰り返し、今回は本当に腹を決めてやるってことだから」と紹介した。  しかし溝口勇児COOからは「僕はけっこう怒ってるんですよ。彼は前々回かな。瑠輝也からお願いされて、弟をなんとか改心させたいから使ってやりたいと言われてオーディションに呼んだんだけれど当日バックレて」と言われてしまい、安保は「すいません、前回の件はメンタルが整っていなかったのもあって。そこは本当にすいませんでした」と頭を下げる。  溝口COOから「それで瑠輝也が我々に謝罪の連絡をくれて、たくさん謝罪行脚されて。兄貴の顔を潰したのが正しくない行いだったと思っていて。今後そういうことは絶対にないと約束できますか?」と問われると、安保は「約束します」と断言。  RIZINに2度出場経験のあるMASANARIとのスパーリングに臨み、蹴りからパンチのコンビネーションを駆使して安保が優勢勝ち。「自分の全部は出せてないんですけれど、なんせ強いヤツとやりたいと思っているんで」とアピールすると、対戦相手にはサイガジムの杉村昴汰が選ばれた。  杉村は才賀紀左衛門の弟子で、BreakingDown初代ライト級王座に就いた同門のNAOが「めちゃくちゃ強い。17歳の実力じゃない」と絶賛する。オーディションのスパーリングではスピードのある右カーフから右ストレート、左右連打で相手を圧倒してみせた。本人によればキックボクシングのアマチュア全日本選手権と空手でも数えきれないくらいタイトルを獲っているのだという。  プロで実績はあるが連敗中でブランクもある安保。才賀が新たにBreakingDownに送り込む才能。どちらが勝つか。  また、2022年5月の『RIZIN LANDMARK vol.3』でYUSHIとの試合が組まれ、前日計量で規定体重を2.75kg超過して条件付きでの試合実施で2RにYUSHIにKO負けしたZENKIもオーディションに登場。BreakingDown常連の井上力斗との対戦が決まった。
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