【DEEP】五明がジェウクにフルマークの判定勝ち「海選手もチャンピオンになって帰ってきて」、グディエレスが後藤にスプリット判定勝ち、力也が一本勝ち、上田が諏訪部との接戦制す、山本が山口をTKO、狩野が森に一本勝ち

　2024年11月23日（土）東京・ニューピアホールにて『SOUMEI Presents DEEP TOKYO IMPACT 2024 5th ROUND』が開催された（※11月から施行の新ルール、判定基準の再確認はこちら）。 　前日計量では、アマチュア3試合を含む全11試合の22選手が計量をパス。大会の模様は、U-NEXT、DEEPメンバーシップで配信（※夜大会JEWELSの計量結果はこちら）。 DEEP TOKYO IMPACT 2024 5th ROUND ▼DEEPフェザー級 5分3R　※選手名から前戦〇五明宏人（JAPAN TOP TEAM）66.30kg[判定3-0] ※30-27×3×ミヨン・ジェウク（Team MAD）66.15kg 　五明は、MMA5勝4敗。木下カラテとの空手対決に敗れた後、2024年5月に瀧口脩生に打撃で上回り判定勝ち。しかし、9月の前戦で5連勝中だった相本宗耀に判定負けを喫した。 　対するミヨン・ジェウクはMMA6勝2敗。アマチュア『Road FC Into League』で4連続フィニッシュ勝利後、プロでも6連勝。2020年11月のシン・スンミン戦、2021年5月のAFCでの前戦パク・ジェヒュン戦はリアネイキドチョークで一本負けしている。3年半ぶりの復帰戦となる。 ジェウク「復帰戦なのいメインに抜擢していただき、大変光栄です。この試合へ向けて、しっかり準備をしてきました。メインに向けて盛り上がる試合をしたいと思います」 五明「韓国から日本に来ていただきありがとうございます。僕も初のメインイベントで一緒にDEEPを盛り上げられるようにいい試合をしたいと思いますので、よろしくお願いします」 　1R、サウスポー構えの五明。オーソのジェウク。五明は左の前蹴り。ジェウクは右インロー。右ハイで前に。その入りは組んでに左を狙う五明。左前蹴りから左上段廻し蹴り！ 　ジェウクもワンツーの右。五明もサイドキック、右のかけ蹴りからバックフィスト、左を返すが、ジェウクは左で差して押し込みヒザ。右小手で突き放す五明。前蹴りと突きを同時に。さらに左ハイ。ブロッキングのジェウクの入りに左の突きも。 　五明はワンツーから連続の突き！ 金網背にするジェウクは一瞬ヒザを落とすが、組むと体を入れ替えゴング。五明のラウンド。 　2R、鼻血のジェウクは細かく頭を振ってステップ。五明の蹴りがローブローに。中断。再開。右ミドルを当てたジェウク。五明は左かけ蹴り。詰めるジェウクは押し込みヒザも、体を入れ替えた五明は左前蹴り。ジェウクは右ハイ。その打ち終わりに左の突きの五明。右を振り組むジェウクを突き放す。 　左の蹴りの五明。右目尻から出血のジェウクは詰めに行くが、間合いを保つ五明。組もうとするジェウクに体を入れ替える。右から左の飛び込みの五明。これはさばいたジェウクの詰めに右で差して組んで押し込むのは五明。ブレーク。回る五明を追うジェウク。ゴング。五明のラウンドに。 　3R、中央を取るジェウク。左回りの五明。追うジェウクに右フック、左ロー。ワンツー。ジェウクの動き出しに合わせる。右の後ろ廻し蹴り、かけ蹴りの五明。さらに左三日月蹴り。 　五明の距離を崩したジェウクはワンツーもさばく五明は右後ろ蹴りを腹に。さらに左の飛び込み！ しかしその前の前手がアイポークに。中断から再開。 　詰めるジェウクに左の蹴り、ジェウクも左ローを返すと、五明は左を潜って右で差して押し込み、クリンチボクシングからボディロックテイクダウン。すぐに立つジェウクに左ヒザを突いてゴング。 　判定30-27×3で、五明がフルマークの判定勝ち。初のメイン、初の国際戦で再起を果たした。試合後、五明は「前回敗れてしまい、今回メインイベントのチャンスをいただきありがとうございます。判定になってしまいまたが、今度、UFCでタイトルマッチの朝倉海選手に、今日、僕とマンドと山本選手が勝ったので、海選手にもしっかりチャンピオンになって帰ってきてほしいです。年末12月8日のDEEPにJTTの選手が出るんで観に来てきださい」と語った。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 5分3R×後藤丈治（TRIBE TOKYO MMA）61.55kg[判定1-2] ※28-29×2, 29-28〇マンド・グディエレス（Murcielago MMA）61.50kg 　後藤丈治はDEEP初参戦。RIZINでトレント・ガーダム、日比野"エビ中"純也に連続ツイスターで一本勝ちも、5月の『ONE Friday Fights 61』でロシアのイリアス・エジエフに3R リアネイキドチョークで逆転の一本負けからの再起戦。 　対するマンドは、タイ・バンタオでの朝倉海のスパーリングパートナー。LFAで活躍し、コンテンダーズシリーズにも出場したグラップラーだ。 グティエレス「どうだい？ 日本。DEEPのデビュー戦で自分の階級で最もタフなファイターの一人と対戦できることに興奮しています。私は丈治がこの試合に臨んだこと、そしてファイターとして彼にとても敬意を持っています。しかし、誤解しないでほしいのですが、ケージのドアが閉まれば私は彼に何の敬意も示しません。それをここに言いに来ました」 後藤「DEEP初参戦ということで、自分が世界で戦う価値があるかどうか、明日、その証明をしたいと思います」 　1R、グティエレスのセコンドにはRIZIN参戦のララミーがつく。ともにサウスポー構え。左の蹴りの後藤に右ジャブで詰めるグティエレスに、左カーフの後藤はワンツー！ グティエレスのローシングルを切るも詰めるのはグティエレス。スイッチしたグティエレスはシングルレッグでテイクダウン。立つ後藤にボディロックも左小手で崩して際で立つ後藤。 　シングルレッグで詰めるグティエレスを切る後藤はボディ打ち、さらにシングルレッグもまたも切る後藤は左ボディ。左カーフ。組むアタックを続けるグティエレスは、右で飛び込み左差しで崩してテイクダウン！ 　背中を着かされた後藤にグティエレスは左枕から頭を抱えてノーアームギロチン狙い。凌いで首を抜くとヒジ打ちのグティエレス。後藤はバック狙いのグティエレスを落として上になりゴング。最後はグティエレスも、打撃は後藤のラウンド。 　2R、オーソから右ハイを打つ後藤に、サウスポー構えから金網を背にさせてボディロックテイクダウン！ バック狙い。ここで立つ後藤になおもボディロックテイクダウン。クローズドガードの後藤は下からパウンドも、グティエレスも重い右のパウンド連打。左で枕で寝かせて右で脇腹にパウンド。4の字で下からボディトライアングルも背中は着く後藤。グティエレスはパウンド打つが、少し止まると厳しいブレーク。 　スタンド。サウスポー構えの後藤は左ボディを当てて、右ヒザも、それをキャッチしたグティエレスがトップに。クローズドガードの後藤に脇腹にパウンドは打つがブレーク。スタンドで右ハイ、左ロー、左ボディを当てる後藤の前手がアイポークとなって中断のグティエレス。再開。サウスポー構えから右ミドルハイの後藤。ブロッキングのグティエレス。ゴング。 　3R、先に組みを見せた後藤。左ローを当てる後藤に、左の蹴りのフェイントから組みに行くグティエレスのを切ると、後藤は左ロー。グティエレスも左フックを返して前に。ボディロックで崩すとバッククリンチ。キムラクラッチ狙いから正対してギロチンチョークも、すぐに頭を抜くマンドが上に。 　下の後藤はバギーチョークで絞る。しかしグティエレスも極めさせず。ゴングにすぐに立ち上がる。判定は29-28後藤、29-28×2グティエレスの2-1で、トップ攻めのグティエレスが勝利した。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 5分2R〇力也（FIGHT FARM）61.60kg[1R 2分47秒 肩固め]×吉田 陸（Splash）61.65kg 　1R、ともにサウスポー構え。左ハイを突く吉田に、いきなり詰めてダブルレッグテイクダウンは力也。パウンドに跳ね上げトーホールドをしかけて立つ金吉田！ 　スタンド、まとも詰めて組むもがぶりの力也に首を抜く吉田は、ワンツー。ニータップ狙いの力也を切り、左ハイ。ブロッキングの力也も右前蹴り。ニータップ狙いから大外刈テイクダウン！ 袈裟固めからVクロス狙い、さらに肩固めに移行し、タップを奪った。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 5分2R×諏訪部哲平（IGGY HAND'S GYM）61.25kg[判定1-2] ※19-19マスト諏訪部、19-19×2マスト上田〇上田直毅（パラエストラ東京/インプルーブ株式会社）61.65kg 　1R、ともにオーソドックス構え。上田のセコンドには上田。ジャブから右フックで崩してボディロックテイクダウン。立つ上田にバッククリンチ。片足立ちで背後の上田に鉄槌の上田。ブレーク。 　右ローを当てる上田。左ハイ。ブロッキングの諏訪部は右を振ってボディロックテイクダウン。すぐに立つ上田。バッククリンチの諏訪部も次は展開同じで早めのブレーク。 　右カーフを当てる上田。詰めて右フックに組んだのは上田。そのヒジ打ちに組んだ諏訪部がボディロックテイクダウン。壁使いすぐに立つ上田。諏訪部はクラッチしたままついていき背後からヒザも単発。 　2R、右を打ち、後ろ蹴りを腹に突く上田は、跳びヒザ。キャッチしてテイクダウンの諏訪部はボディロックテイクダウン。右足をかけるが足を外した上田。金網使い立ち上がるとブレークに。 　左テンカオの上田に右を合わせに行く諏訪部。左前蹴り、左ストレートと左の攻撃で前に出る上田に組んで座らせ、背後からパウンドの諏訪部は左足をかけて左パウンド連打から、前に落としたのは上田。 　ヒジも金網使い上体立ててシングルレッグで立つ諏訪部はバッククリンチ。崩して片足を挟んで寝かせるが、上田もネルソンで固めてゴング。 　判定は2-1に割れ、19-19マスト諏訪部、19-19×2マスト上田で上田がリベンジ。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R〇山本有人（リバーサルジム東京スタンドアウト）61.55kg[2R 1分58秒 TKO] ※左ヒザ→パウンド×山口コウタ（パラエストラ八王子）61.50kg 　1R、サウスポー構えの山本の左右ラッシュに山口は左差しで組み。脇潜りボディロックで崩し、バッククリンチも、突き放す山本。シングルレッグの山口は金網までドライブ。突きハンス山本は右ミミドルを当てて山口の組みをがぶり。 　スタンド詰める山本の連打に山口は右ジャブからシングルレッグテイクダウン。立ち際にバックに乗るが、中腰で落とした山本。右ボデイを突いて前に。山口はシングルレッグ。金網際で片ヒザ立ちの山本に、アンクルピックの山口。山本は細かいヒジを落としてゴング。山口にダメージ。 　2R、前に出てダブルレッグテイクダウンの山口。両足をまとめてバック狙いも。立ち上がり細かくヒジを突き、キムラクラッチ狙いの山本は、なおもスタンドバックにつく山口に正対して右ヒザ！ 崩れた山口にパウンド連打し、一気にフィニッシュした。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R〇狩野 優（TRIBE TOKYO MMA）66.20kg[1R 2分34秒 腕十字]×森 俊樹（フリー）66.15kg 　1R、先に組んで小がけボディロックテイクダウンは森。セコンドはFIGHTER'S FLOWの上田代表。立つ狩野を飛行機投げで再びテイクダウンの森はパウンドに背中を見せた狩野のバックに。 　バックマウントの足を外した狩野は立ち上がり。バッククリンチの森にキムラクラッチを狙う狩野の再びの正対際にボディロックテイクダウンは森だが、サイドからの森の鉄槌連打に下の狩野は腰を切って腕十字一閃！ うつ伏せでタップを奪った。 [nextpage] ▼DEEPライト級 5分2R〇山本颯志（JAPAN TOP TEAM）70.60kg[判定3-0] ※19-19マスト×3×後藤 亮（TRIBE TOKYO MMA）70.70kg 　1R、柔道ベースの山本に、柔術ベースの後藤。ともにサウスポー構えから両差しでけーじまで押し込む後藤は、ボディロックテイクダウン！ フルガードの山本は下から足を上げて四角狙い。細かいパウンドの後藤だが膠着ブレーク。 　左ローを当てる山本に、右アッパー、左右で詰める後藤。ダブルレッグテイクダウンは山本。クローズドの後藤は腕十字狙いも足はかからず。ケージに押し込みパウンドの山本に、右オーバーフックの後藤は三角絞め狙いも作らせない山本。 　2R、ともにワンツー。前蹴りの打ち合いから両差しで押し込む後藤。シングルレッグに移行するが、差し上げた山本がバッククリンチから正対した後藤にダブルレッグ、離れ際にヒザ、右フック！ 　さらに左に後退する後藤。山本は小外がけテイクダウン！ 下の後藤は腕十字で足をかけるがすぐにまたいで外した山本が上から鉄槌！ ドンキーガードからバック、横三角パウンド、トップに移行し、ハーフからパウンド。 　立つ山本に後藤も立ち上がると山本が左ストレートで前進。後藤も押し返してゴング。今大会初の判定は、19-19×3マスト山本3者で山本が勝利した。山本はプロ5戦全勝に。 [nextpage] ▼DEEPウェルター級 5分2R×小林ゆたか（夕月堂本舗）77.25kg[1R 1分00秒 TKO] ※右ストレート〇前田啓伍（Tristar Gym）76.85kg 　1R、先にサウスポー構えの前田は左ローを当てて左ストレートに。シングルレッグの小林は組んで押し込むが剥がした前田は打撃勝負。しかし小林のローがローブローに。中断。 　再開。すぐに詰める前田は左右ラッシュ！ 打ち返す小林にボディ打ちを混ぜて、ワンツーの左をヒット、さらに右ストレートを当ててダウンを奪いTKO勝ち。4連敗で止めた。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 5分2R〇清太郎（K-clann）61.50kg[2R 3分17秒 TKO] ※左右ヒザ×柴田修斗（FIGHTER'S FLOW）61.45kg 　1R、ともにオーソドックス構え。右ローを突く柴田に、詰める清太郎は左フック、右ストレートで前に。サークリングする柴田は右カーフをダブルで返すと左右の清太郎に四つ組み。離れる清太郎はワンツー、ヒザで一瞬腰を落とさせるが、笑う柴田は右ロー。バッククリンチからの後転、足関節狙いも離れる清太郎にすぐに立ち上がり。 　2R、ワンツーヒザで詰める清太郎は、組んで小外がけバッククリンチからの崩しにバックに乗りかかるが、仰向けになってからすぐにスクランブルで立つ清太郎は、猛ラッシュ！ 　柴田を金網に釘づけにして左右ラッシュ。右ミドル、首相撲から左右ヒザを連打し、柴田が崩れたところでレフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼DEEPライト級 5分2R×野尻大輔（パラエストラ八王子）70.70kg[2R 3分18秒 TKO]〇ケンシロウ（FIGHTER’S FLOW）70.55kg 　1R、ともに柔道ベース。サウスポー構えの野尻、オーソのケンシロウ。ワンツーの右で詰めるケンシロウ。右で差して押し込む野尻のヒザがローブローとなり中断。再開。 　シングルレッグの野尻は右で差して押し込み。ケンシロウは左小手も右で差して払い腰は野尻。そのまま体を返したケンシロウとともに立ち上がり。そのまま組んで押し込むケンシロウはバッククリンチ。ボディロックで崩して背中に乗って両足フック。座ってから立つ野尻にバックマウントからパウンド！ 中腰で前に落とそうとする野尻。 　パウンドが止んだところで組手を剥がそうとする野尻に、ケンシロウは自陣コーナーの上田代表の声を聴きリアネイキドチョーク狙いもゴング。 　2R、シングルレッグで飛び込む野尻は金網までドライブ。右で差して押し込むが、崩れないケンシロウは突き放し。右ミドルハイを掴む野尻は右差し組み。逆に四つで小外がけテイクダウンはケンシロウ！ パスからサイドにパスしパウンドから脇差しマウント。ケンシロウがパウンドでTKO勝ち。プロデビュー戦対決を制した。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R〇荒井銀二（BRAVE）66.25kg[1R 1分07秒 KO]×中村雄一（ハイブリッドレスリング八戸）66.10kg 　1R、サウスポー構えの中村は左インロー。オーソの荒井が圧力をかける。左アッパーで入る中村に、荒井は右から左フックの逆ワンツーでダウンを奪い、KO勝ち。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 3分2R アマチュア ルール〇ダイア （FIRED UP GYM）65.65kg[1R 1分54秒 リアネイキドチョーク]×千（IGGY HAND GYM）65.55kg 　1R、開始早々ダブルレッグでドライブするダイヤだが切る千。しかしなおもダブルレッグからテイクダウンを奪うダイヤ。パウンドに尻を着きながら立つ千。がぶりから立ち上がり、ダブルレッグテイクダウンから立ち際に左足をバックに回り、リアネイキドチョーク。タップを奪った。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 3分2R アマチュアSルール×井上セナ（K-clann）61.50kg[1R 0分28秒 ギロチンチョーク]　〇橋本玲音夢（パンクラスイズム横浜）61.40kg 　1R、サウスポー構えの井上。橋本の右を潜ってダブルレッグに。そこにアームインギロチンチョークを合わせてゆっくり引き込んだ橋本がクローズドガードに入れて絞り、タップを奪った。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 3分2R アマチュアSルール〇左京（レンジャージム）60.80kg[1R 1分41秒 TKO]×玄（IGGY HAND GYM）61.00kg 　1R、ともにオーソドックス構え。右を振る左京に玄は金網背に。首相撲ヒザの連打から左右ラッシュでスタンドのままレフェリーが間に入った。